村上 龍
半島を出よ (上)

実は、私は村上作品を読むのは初めてです。



経済的に破綻しかけの日本。先に経済的危機を経験したアメリカは
世界の警察であることを辞め、日本の経済危機にもそっぽを向かれ
世界にもアジアにも発言力を失いつつある2010年の日本が舞台。



福岡に北朝鮮の決死隊が福岡ドームを占拠。
彼らは、北朝鮮の反乱軍を名乗っている。
武力占拠に対する、政治家達の頼りない的外れな対応。



福岡市民達は、従順にさえしていればむしろ日本政府より
紳士的に応対する北朝鮮の反乱軍を支持する気配すら
ある。



まだ、上巻しか読んでいませんが、いきなり登場人物紹介
のページが6ページ近くもあるのでびっくり。

いざ読んでみると何とかなるもんだと、不思議な感じです。



舞台が日本の近未来で、大げさかもしれないが、似たような
ことが起こってもどうしようもないだけに、なかなか臨場感と
いうか、読んでて緊迫感があります。


今日から下巻に入ってます。今週は出張があるので
一気に読んでしまいそう。


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