皆さん、こんにちは。
アイグレーの見谷貴代です。

少し前になりますが
緩和アロマ認定セラピストであり
現在、T3メソッドのプロ育成コースである
プラクティショナーコースを受講中の
鷲見さんと二人で
国保中央病院の緩和ケア病棟
緩和アロマのボランティアに
行ってきました。   

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私たちが、患者さまのお部屋に伺い
マッサージのボランティアに来たことを
告げると
患者さまご本人に加えて
付き添いのため一緒にお部屋にいる 
ご家族の方が
「うん?アロマ?
マッサージ?」とアンテナが
ピンと私たちに向いてきます。

そして
「お父さん(もしくは、お母さんの場合、
色々ありますが)
アロマやてー!よかったね!」と
ご家族が笑顔になります。

患者さまがアロマの香りを選んでいるときも
ご家族さまも興味津々の様子で
なおかつ患者さまが
どんな反応をするのかしら?と
少し心配そうに見守られています。

そして、マッサージが始まると
患者さまのお顔や
私たちがマッサージをする様子を
代わる代わる見て
「どう?気持ちいい?」
と患者さまに聞かれます。
患者さまが
「うん」とうなづいたり
「気持ちええわ」というと
ご家族さまはホッとひと安心されたのか
再び笑顔になります。

そして
「ラベンダーはやっぱ落ち着く匂いやね!」
といった具合に
香りのお話が始まります。

だいたいがこんな様子ですが
私たちのアロマやマッサージを通して
病室が一つになる
これがセラピストにとっては
たまらなく嬉しい瞬間です。

患者さまのご家族さまは
患者さまの少しの変化や反応も
敏感に感じ取っています。
少しでも、ほんの一瞬でも
いい変化、いい反応が
患者さまにあってほしい!
そう願われていると思います。

緩和アロマは、患者さまやご家族さまに
言葉でのコミュニケーションは
ほとんど取りません。
アロマの香りやマッサージによる
優しいマシュマロ・タッチを介して
患者さまにできる限り
快適な心地よい時間を提供できるようにと
言葉以外で働きかけます。

患者さまからいい反応を
引き出すために
緩和アロマでは
セラピストの役割やお声掛けの仕方
そして施術の時間やお部屋の滞在時間など
施術をする際のルールが細かく
定められています。
そして毎回の施術で必要な情報を
記録としても残していきます。


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限られた時間の中で
香りやマッサージの最大限の
効果を引き出すために
そして患者さまからご家族の方へ
病棟スタッフの皆さまへと
笑顔の連鎖が広がるようにと
緩和アロマにはたくさんの
仕掛けがされているんですよ。
その仕掛けは
緩和アロマ認定セラピスト講座で
学ぶことができます!

次回の講座は
5月に開催します!
詳しくはこちらをご覧ください。