アクロバティックな事が
ほんとうに好き過ぎるあおいニヤニヤ合格

周りの親御さん達を
ハラハラドキドキさせることを
うちでは少々なら
経験のひとつとさせているが、
中には「あの親酷い!真顔むかっ」と
憤慨している大人も居るかもね。

このように
『価値観』には正解がない。
だからあたしが出会った兄弟が
《悪い》とかそうゆうことではない。

公園のアスレチック遊具で
遊ぶことにして、
シャボン玉を片付けていると
突然目の前にKの弟が参上!!
弟は「Y」と名乗った。
YもKもすごく目がキラキラしていて
なんでみんなに嫌がられてるんだろう
と不思議に思った。
YはK以上に人懐っこい感じで
「いっしょに遊ぼうよ!」と言ってきた。

YもKも小学生だし、
活発なあおいでもさすがに
一緒には無理だろうと思って
「まだ小さいからちょっと難しいかも」
とやんわりお断りしたら、
「じゃなくてお母さん遊ぼう」
と言ってきた。

.....え、あたし???
ポーンポーンポーンポーンポーンポーンポーン

思わず
「え、あたし???」と聞き返した笑い泣きあせる

そのときになんか、
あたしというか
《お母さん》という存在への
執着というか《愛情》を求めている??
と感じた。

あおいがアスレチック遊具で遊ぶ!
というので、
KとYにも誘ってみた。

鬼ごっこを始めた2人はあたしを中心に
遊び出してしまった。
2人でかわりばんこに
タッチしにくる。
あたしだけではしんどいので
無理やりTKも混ぜる(笑)
くるくる走り回るお兄ちゃん達に
あおいは見てるだけでも
嬉しそうだった。

普通にやってれば、
なんて事ない《人懐っこい兄弟》
なのだけど、弟のYは、
本当に物凄くキレやすい印象で、
キレたときの叫び方が尋常でない。

思わず「そんなに怒るなよ〜ニヤニヤ」と
言ってしまう程。
その後鬼ごっこの中で
特にYはあたしに絡んでくるのだが、
それが、あたしに捕まえてほしい
(触って欲しい)様子が溢れてて、
ちょっと捕まえて抱きしめてみた。

Yは「やめろよー!離せー!!」と言いつつ
めちゃくちゃ嬉しそうで
なんだかすごく切なくなった。

少しして兄のKがアスレチックから離れて
ちょっとした小川になってる水場へ
遊びに行った。
弟のYも付いて行き、鬼ごっこタイムは
一旦終了になった。

TKとあおいと
少しアスレチック遊具で遊び、
帰る準備をしようとしてる所へ
びしょ濡れになったYがきた。

「どうしたの??びしょ濡れじゃん!」
と声を掛けると
「Kがやった!」と半べそのY。
「風邪引くよ!」と言うと、
「遊んでれば乾く」とY。

するとそこにKがやってきて
びしょ濡れのYにさらに水をかけて
びっちょびちょにした(笑)

YはKにものすごくキレて泣き出した。
そして泣きながらあたしに、
「ちょっと行ってきて!!」と言う。
「どこに??」と聞くと、
「Kを怒ってきてよ!!」と。

....真顔真顔真顔

なんか違和感を感じ、
「やだよ」と答えるあたし。
「なんで!!!」「行ってきて!!」と
Yはこれまた凄い剣幕であたしに怒る。
伝え方を一瞬悩んで、
「あたしYのお母さんじゃないから」
とストレートに伝えた。

これを聞いたYはさっきまで
凄い剣幕で怒っていたんだけど、
すぐにシュンとなった。
わかりやすい程にシュンとなった。

「おうち近いの??
帰ってお母さんかお父さんに
Kのこと怒って貰いな」と伝えた。

すると小さな声で
「お父さんいないもん」と...

仕事で不在なのか母子家庭なのかは
わからないけど、それを聞き、
Yに心の中でなんかごめんガーンと思った。

「お母さんは?」と聞くと、
「〇〇と△△と□□と
映画観に行った」と答える。
3人の名前はいずれも女子で
どうやら女姉妹の様子。

お母さんは女子だけでお出かけして
男二人は近所で公園遊びを
させているようだった。

Kはわからないけど、
Yは完全に愛情不足だと感じた。
《お母さん》という存在への
執着心が凄い強くて、
甘えたい時期に甘えさせてもらえず、
素直に言うことさえ許されてないのかも。

だから見ず知らずのあたしに
《お母さん》を求めて、
甘えてきてたんだと、思った。

必要なときに十分に与えられないと
こんなにも早く歪み??が出るのか、と
なんだか怖くもなったりした。

愛情とは、を
凄く凄く考えさせられる
不思議な出来事でした。

その後、その公園には行ってない。
(うちからだとちょっと遠い)

KとYには、
そこに行けば会えるのだろうけど
なんとなく彼らに
無責任には会ってはいけない気がして
ちょっと怖気付いてるのも事実。

《人を育てる》ことの
重大さを改めて認識した。

①から②までの更新に
だいぶ時間がかかったけど、
なんかこの出来事は
記録しておかなきゃ、と思った。