私は本来は文章を書くのが嫌いだ。

なのに、なぜブログを始めたか?


病気を抱える心情を吐き出すところが無かったから。

これが一番の理由。


双極性障害と診断されてから、日記はつけている。

これは、私にしては長く続いている。

一日も欠かしたことが無い。(我ながら驚きである)


でもその日記は、ほぼ毎日の睡眠、行動、気分、生活状態の「記録」であって、

服薬と同時に、義務的に自分に課していると言ってもいい。

どんなに辛くても、寝る前に数行は書く。

(後から見直すと、酷い字だなぁ…と思うが)


日記は診察日になると、その間の病状や生活状況を振り返って、

主治医に症状を言う材料にはなっている。

(私にとっては、これが結構大変…)


そんな感じで病状的には自分の波が分かって良いのだが、

気持ちを吐き出すといった、心理面では救われない。


なので…

思ったことを匿名で書きたくなったのと、

文章を書くことが、私の頭のリハビリになるのでは?と思ったから。

(あくまでも匿名なので、知人にも誰にも知らせるつもりはない)


また、同じような病気を抱えている人とかの交流もしたいと思っているが、

まだ初心者で、何をどうして良いのかが分からないし、

現段階でこのブログが続けられるのかが自信がない。


今思っていることや、過去を振り返って思うことなど…。

今は、そんな感じかな?

社会からドロップアウトして、もう何年も経つ。

H16年に発病していたことになるから、かれこれ7年になる。

(数えたくもないが…)


発病が元で、仕事が続けることが出来なかった。

あとは自宅療養になり、今に至っている。

その間に、臨時のアルバイトは半年ぐらいしたけれど、

やはり症状が悪化して辞めている。(うつ病と診断、治療時の頃)


双極性障害は寛解すれば普通の人になると思われる。

実際にそうなんだろうと、思うようになった。

他人から見れば、気分変動がある、そういう人になるんだろうなぁ、って。


先週から体調や思考抑制が回復してきたばかりなのに、

ちょっと気が早いけれど、社会復帰の方法を考えるようになった。

でも実際の行動は、今の症状が落ち着いて、フラットの期間が3ヶ月は待とうと思っているが。

(そうでないと、主治医も「はぁ?」という感覚になりかねない)


だって、ここ一週間ほど落ち着いたに過ぎないから。


今まで副作用の連発で、かなり苦しい思いをしてきたが、

ラミクタールは治療的に十分な量を服用できるみたい。

そして現在は150mgで安定しようとしている。(現在進行形)

駄目なら200mgまで増やせるし。


仮に、これで安定したとして…(希望的観測だが)

いろんな選択肢を考え中。

(気が早い…)


・デイケアに通う(医療行為)

 →寛解状態を保てるなら、ただのコミュニケーションを取るだけで、遊んでいるイメージじゃないか?

  それに気分障害圏内の患者の参加が少ない。

  ほとんどは統合失調症の方らしい。

・通所作業所(福祉)

 →これも、仕事や作業か、レクリエーションの違いのような…。

  手続きを見ると、役所とかに届出が必要らしい。

  これは、まだよく調べきれていない…。

・リワーク支援

 →職業安定書で障害者の求人を少し見てきたが、かなり厳しいし、数も少ない。

  それにリワーク支援をもらったとしても、1ヶ月くらいで会社に馴染まなくてはならないらしい。

  私の場合はブランクが長すぎる。

  主治医の意見書もいる。

  

今度は無理をしたくない。

ストレスから悪化させては元も子もない。

理想は最初は隔日の短時間から、時間や日数を延ばしていくこと。

そんな仕事場は、現実的に皆無だ。


今、考え中なのは、ボランティアとして受け入れてもらえる所を考え中。

職種は何でも良いので、知人にお願いする手もあるし、

一応はヘルパー2級を持っているので、(残念ながら実務経験なし)

福祉施設ならボランティアとして、まあまあ受け入れてくれるのでは?という期待。


その場合は寝たっきり状態が続いて筋力が落ちているから、体力面で鍛える必要があること。

すこしコミュニケーション能力が回復していること。

(これはあんまり心配していない)


まあ、このフラットな状態が続くことを祈るばかりだけど。

病気で退職してしまって、治療が長期になった人は、どうやって社会復帰しているのだろう?


つい先日、うつ病の自助会に行ってみた。

自分の地域にうつ病の自助会が発足したのは前から知っていた。
ただ当時は体調が極度に悪く、普通に1~2時間も座っているのが難しかった。
それに発足当時の立ち上げの会合に参加した際、順番に自己紹介的な話をしていくのだが、
うつ病患者の症状のある時の独特のねちっこい口調の話を聞いていると、
こちらの調子が余計に悪くなりそうだったから。(その方には悪いけど)


いま頃になって参加したかというと、1年以上もたった今も継続して続いているということは、
ある程度は普通に会話をできる人が集まっているのでは、と思ったから。
人との繋がりやコミュニケーション能力をつけることが今の私のリハビリに必要だと感じていたから。


参加条件はうつ病または躁うつ病と診断されていることだった。
実際に参加してみて、ちょっと驚いた。
病気とは、とても見えない人たちばかりだったから。
(まあ、私もその一人だと思うのだけど)
自力で参加する意欲があるのだから、当たり前かな?


中には双極性障害の人も数人いた。
私は基本的にうつ病と躁うつ病(双極性障害)とは別の病気だと思っている。
薬物治療はもちろん、精神療法も全て含めて。
神田橋先生の講演会にもあるが、内省することは病状を悪化するだけだから。
知識のない心理士の下で、下手なカウンセリングを受けるのは悲惨だと思う。
(私は良い出会いがあり、双極性障害の特性を理解してくれている心理士の先生に出会っている)


7年もうつ病で苦しんできて、双極性障害と診断されて1年足らずだが、そう割り切って治療に臨んでいる。
厳しい現実だけど、完治するという言葉はない。
寛解を目指すしかないと覚悟している。
服薬はおそらく一生続くだろうと。


ある双極性障害の男性が、病気は基本は自分で治すものと言っていた。
それにもかかわらず、服薬を尊守していないらしい。
医師の治療に対して不満があるようだった。
双極性障害はどんな色々な心理療法よりも、まずは自分にあった薬物療法が見つかって安定することが
大前提で、心理療法はその上で加味されるものだと思っているから、すごく違和感を感じた。


その上でも医師による疾患教育は必要と感じた。(私には、もはや必要ないが)
あまりにも病気に対して間違った解釈をしている。
うつ病と同じように考えているんじゃないか?と思った。

結局は何を言っても本人が気づいて覚悟しない限り無理だと感じた。
ちょっと偏屈な人のように感じたから。
なんか病前性格にも合っていない気もした。
軽く私の意見も言えたが、おそらく伝わっていないだろう。
結局、本人が気づくしかないのだろう。


彼は知識が乏しい。
それはあまりに悲惨に感じた。
予後が悪いか、いつまでも長く病気と付き合う気がする。


双極性障害なら病気自体と自分をちゃんと理解する所から始まるんだよ。
たぶんね…。(私の心の声。勝手な自己解釈を含む)