つい先日、うつ病の自助会に行ってみた。
自分の地域にうつ病の自助会が発足したのは前から知っていた。
ただ当時は体調が極度に悪く、普通に1~2時間も座っているのが難しかった。
それに発足当時の立ち上げの会合に参加した際、順番に自己紹介的な話をしていくのだが、
うつ病患者の症状のある時の独特のねちっこい口調の話を聞いていると、
こちらの調子が余計に悪くなりそうだったから。(その方には悪いけど)
いま頃になって参加したかというと、1年以上もたった今も継続して続いているということは、
ある程度は普通に会話をできる人が集まっているのでは、と思ったから。
人との繋がりやコミュニケーション能力をつけることが今の私のリハビリに必要だと感じていたから。
参加条件はうつ病または躁うつ病と診断されていることだった。
実際に参加してみて、ちょっと驚いた。
病気とは、とても見えない人たちばかりだったから。
(まあ、私もその一人だと思うのだけど)
自力で参加する意欲があるのだから、当たり前かな?
中には双極性障害の人も数人いた。
私は基本的にうつ病と躁うつ病(双極性障害)とは別の病気だと思っている。
薬物治療はもちろん、精神療法も全て含めて。
神田橋先生の講演会にもあるが、内省することは病状を悪化するだけだから。
知識のない心理士の下で、下手なカウンセリングを受けるのは悲惨だと思う。
(私は良い出会いがあり、双極性障害の特性を理解してくれている心理士の先生に出会っている)
7年もうつ病で苦しんできて、双極性障害と診断されて1年足らずだが、そう割り切って治療に臨んでいる。
厳しい現実だけど、完治するという言葉はない。
寛解を目指すしかないと覚悟している。
服薬はおそらく一生続くだろうと。
ある双極性障害の男性が、病気は基本は自分で治すものと言っていた。
それにもかかわらず、服薬を尊守していないらしい。
医師の治療に対して不満があるようだった。
双極性障害はどんな色々な心理療法よりも、まずは自分にあった薬物療法が見つかって安定することが
大前提で、心理療法はその上で加味されるものだと思っているから、すごく違和感を感じた。
その上でも医師による疾患教育は必要と感じた。(私には、もはや必要ないが)
あまりにも病気に対して間違った解釈をしている。
うつ病と同じように考えているんじゃないか?と思った。
結局は何を言っても本人が気づいて覚悟しない限り無理だと感じた。
ちょっと偏屈な人のように感じたから。
なんか病前性格にも合っていない気もした。
軽く私の意見も言えたが、おそらく伝わっていないだろう。
結局、本人が気づくしかないのだろう。
彼は知識が乏しい。
それはあまりに悲惨に感じた。
予後が悪いか、いつまでも長く病気と付き合う気がする。
双極性障害なら病気自体と自分をちゃんと理解する所から始まるんだよ。
たぶんね…。(私の心の声。勝手な自己解釈を含む)