いつの間にかせみの聲が秋の虫の音に変わった裏庭、上賀茂神社です。




おかげさまで、28年目、ブログを始めて丸12年目のせみ日記を終えることができました。

 

この時期しか書かなくなったのに、暖かく迎えてくださり、読者のみなさんに感謝申し上げます。


コメントでは、皆さんの地域のせみ情報も興味深く読ませていただきました。

 

せみ日記 2022

 

この夏の抜け殻数は

あぶらぜみ オス 189匹

あぶらぜみ メス 202匹

合計 391匹 全体の92.65%

 

くまぜみ      オス 5匹

くまぜみ      メス 7匹

合計12匹 全体の2.84%

 

にいにいぜみ オス 8匹

にいにいぜみ メス 6匹

合計14匹 全体の3.31%


つくつくぼうし オス3匹

合計3匹 全体の0.71%


総合計422匹


オスメス逆転日 7月25日

(過去28年中3番目に早い)

羽化数最高日  7月26日

(過去28年中5番目に早い)


羽化最高日から前後21日の羽化数324匹

(過去28年中5番目に少ない)


今年の特徴としては、


温暖化で増加傾向と言われている

くまぜみが12匹

(過去26年中2番目に少ない)と昨年の81匹から激減。


にいにいぜみが14匹

(過去26年中2番目に多い)


つくつくぼうしが4年ぶりに見つかる。

 

お伝えしたようにせみの総数は28年で5番目に少なく、

とりわけ近年、主流のあぶらぜみの減少が顕著です。


かといって、暖かい気候を好むくまぜみが増えたかというと

くまぜみも26年間の平均31.4匹、

直近5年間の平均41匹を下回わりました。


 関東にお住まいのブロ友さんからは昔は少なかったくまぜみが増えているという情報をよくいただきます。


ともすればあぶらぜみの減少、きんねんのくまぜみの増加を温暖化に結びつけがちですが


長いせみの歴史からすると、28年はほんのわずかな時間。

結論を出すにはもう少し時間がかかりそうです。


「せみにはせみの都合があるんやて。」

名言やわ。


ありがとうございました。