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私が勉強しているエコハウス(丸谷先生主催)の「そらどまの家」が
NHK高校講座・家庭総合で
https://www.nhk.or.jp/kokokoza/tv/katei/
「そらどまの家」が取り上げられます。
NHK放送のため
「そらどまの家」という固有名詞は使われませんが
興味を持った方が検索をして
エコハウスナビを閲覧する頻度が上がります。
◆放送内容
NHK高校講座・家庭総合
2021年2月4日
14:40~15:00(20分)
これからの住生活 ~持続可能な「家」とは?~
一般社団法人エコハウス研究会
運営事務局 磯貝左千夫
〒186-0003 東京都国立市富士見台2-12-32
tel 080-5643-0005
http://ecohouse.ac/
info@ecohouse.ac
パネルディスカッション「伝統的建築技術と一般建築のコラボレーションその2」
主催:公益社団法人富山県建築士会 交流委員会
近年の建築の変化は目を見張るものがあります。その「変化」の中に、<生まれるモノ、繁栄するモノ、形を変えるモノ、衰退するモノ、無くなるモノ>があることが現実で、その技術をそのまま後世に残す事が困難であるように思います。こんな時代に建築に関わる者だからこそ、「先進的な技術」に目を向けながらも「古き良き技術」の再発見と再認識を行い、建築物の種類や用途に関係なく融合していける道筋を探すことが、今後の大きな課題です。建築に関わる多くの職種のうち、今回は木彫、しけ絹、建具を扱う職種の方をパネラーに迎え、建築士会会長の近江吉郎がコーディネーターを務め、意見交換をしていただきました。参加者は37名でした。
・日 時:令和元年12月7日(日)14:00~16:15
・場 所:ウイング・ウイング高岡研修室503号
・テーマ:伝統的建築技術と一般建築のコラボレーション
・コーディネーター:公益社団法人 富山県建築士会 会長 近江吉郎
・パネラー :<木彫> 井波彫刻協同組合理事長 藤崎 秀平 様
<ファブリック(城端しけ絹)> 松井機業 6代目 松井 紀子 様
<木製建具> 有限会社 中岡建具店 代表 長谷川 敬雅 様
近江会長からは伝統は変わるもの、守るだけではない、若い人の育成が大切であるとの提言がありました。
中岡建具店の長谷川さんからは増山杉の活用のいきさつと苦労話や、樹脂とのハイブリッドした斬新なテーブルや家具の作品の紹介がありました。繊細な立体的な組み物にも目をみはりました。
井波彫刻の藤崎さんからは、名古屋城本丸に納めた欄間の写真と経緯を説明頂きました。
設計図を描くのだけで2年がかりで、2080x1045x230の巨大な作品を組合員の共同作業で仕上げ、なおかつ現場での設置の難しかったことがリアルに伝わり、面白いお話でした。
藤崎さん個人としては、仏像の彫刻をされており、会場に飾られた仏の弟子のお顔が優しくて、素晴らしい表現力だと感心いたしました。
松井機業の松井 紀子様は、日本で唯一しけ絹という2匹の蚕が共同で1個の大きな繭(3/100の確率)を作った絹糸から織物を一貫生産の手作業で作っておられ、その風合いが自然の1/fの揺らぎに満ち美しい仕事をなさっておられます。カーテンに使うと自然の木漏れ日に近い光が味わえるそうで、参加者の設計者の中にも使ってみたいと思われる方が少なからずおられたようでした。尚、今回は最年少記録を更新して松井さんの赤ちゃんが参加され、高い参加者の平均年齢を一人で下げることとなり、今からこのような場に参加されて将来物づくりの重要な担い手に育つのではと思いました。
終了後パネラーを囲んで交流会をアウル・ア・ウオーク高岡店で行いました。交流委員の柴田さんの選定でしたが、無国籍料理でなかなかおしゃれなお店で、第一部以上に盛り上がりました。
今回は、第1部・2部ともに予定通りのスケジュールで、非常に順調に進行し、尚且つ和気あいあいとした雰囲気で、パネラーの方々もきっと満足していただけたと思います。
記:上梅澤(2019.12.8)