1.概要
若年層視点での新商品開発・情報発信と通年型体験漁業モデルにより、漁業産地と都市部の新たな交流を 創出し、魚食文化の発展、漁業産地の地域力向上を目指す。生活様式の多様化、ライフスタイルの変化に伴い、日本の食文化においても大きな変化が見られる。
“食事を家族でゆっくり楽しむ”習慣が少なくなる中 で、調理の手間を省き、より簡便なメニューを求める傾向が高まっていることに加え、魚そのものに関する知識が乏しいこと等から魚離れが進み、日本の伝統的 な食を支える魚食率の低下がみられる。
日本の食における魚の重要性を理解し、食文化を守 るには、若年層から魚を食べる習慣を身につけることが必要である。
そこで、「10代から魚を食べよう!」をコンセプトに若年層視点で魚食の魅力を発信 し、さらに通年型漁業体験を通じ漁業の厳しさと素晴らしさを伝えることで若年層の魚に対する興味を喚起し、魚食率向上の実現を図る。
本事業によって、産地生産者と都市部の交流を促進 しながら、同時に、魚食啓蒙活動を行うことで、漁業振興並びに産地地域の活性化に寄与する事を目的とする。