いい加減、一年も下書きをほったらかすのもアレなんで、晒してみる。





『アクシズ・ハマーン派』

 第一次ネオジオン戦争で、ハマーンを崇拝していた集団。
 その為、シャアによるネオジオンを『偽りのジオン』として合流せず、アクシズ落としを敢行したシャアを意識して振る舞うフル・フロンタルの『袖付き』とも一線を引いている。

 兎にも角にもハマーンとアクシズを愛し過ぎた兵士達と、アナハイムに並々ならぬライバル心を抱く技術者達の集団。
 何時かは本物のミネバ=ザビを象徴として復帰を図っているが、肝心のミネバが『袖付き』に居る事を彼等は知らない…。



:ガンダムMkⅤ改

武装:有線ハンドランチャー×2、ビームサーベル/ビームキャノン×2、インコムユニット×2、ミサイルランチャー×2、ビームライフル×1、メガランチャー/シールド×1

 ネオジオンに渡っていたガンダムMkⅤをドーベン・ウルフのパーツで改装し、白く塗り替えて戦場へと復帰させた機体。

 元々ドーベン・ウルフはMkⅤを元にした機体なので、比較的親和性が高く改修は容易だった模様。
 基本的な性能面では量産型であるドーベン・ウルフを上回るMkⅤへ、シルヴァ・バレット同様の手持ち火器とドーベンウルフの疑似サイコミュ兵器を合わせた為に総合性能は三機を上回っている上に汎用性も高い。

 アクシズ残党のエンドラ級巡洋艦『オンドラ』の隊長機として、ハル達に襲い掛かる。



:バウ・ドラッへ

武装:ビームキャノン/ハイパービームサーベル×2、13連装ミサイルランチャー×2、ビームカノン×2、メガビームライフル×1、6連拡散メガ粒子砲/シールド


:アクシズ残党が所持するバウの再設計機。
 第一次ネオジオン戦争末期に、多数の強力なビーム兵器と変形合体システムを備えたZZに対抗する為に開発された。
 本来は分離機能も備える筈だったが、設計の段階で強度不足が発覚し単一の変形MSに変更される。
 完成直後にハマーンが戦死した事で活躍する機会を与えられずに終戦となり、シャアのネオジオンを良しとしないハマーン派に回収されていた為に実戦を経験出来なかった悲運の機体と言える。



:バウ・バヨネット

武装:ビーム・スマートガン、ビームカノン/ビームサーベル×2、ビームカノン×2、ミサイルランチャー×2、

 バウのバリエーションの一つ。
 ビーム兵器主体の攻撃機で両肩にジェネレーターを増設するなど、機体構成がSガンダムと似通っているが偶然である…多分。
 ドラッへや量産機と違い、バウ・アタッカーとバウ・ナッターに分離可能。
 ビーム・スマートガンにはディスクレドームが設置され、遠距離射撃にも対応している。
 アタッカー・ナッター共にコクピットがあるので、二人乗りが可能。



:リ・キュベレイ

武装:ハンドカノン/ビームサーベル×2、ファンネル×24、ショルダーバインダー/拡散メガ粒子砲×2、Iフィールド×1、ファンネル×7/×2

:オンドラに残されていた量産型キュベレイの改造機。
 ショルダーバインダーをクインマンサの物を小型化した物に取り替え、増加した重量分は更にバックパック追加で推力を加えて相殺するという無理な構想により開発された。
 当然バランスが悪くなり、サイコフレーム等も使用されていない為にパイロット・機体共に負荷が高まっている。



『過激派環境保護団体カラード』

 地球圏の環境保護を訴えるテロリスト集団。
 連邦の腐敗が地球環境を悪化させているとし、宇宙でのみ活動する地球には優しいが人には優しくない武装集団で主に盗んだMSや廃棄された物で破壊活動を起こす。
 コロニー落とし等で地球環境を悪化させたジオンを憎んでいるが、MSを融通して貰う程度の交流はある。
 また、死の商人の一面もあるアナハイムを標的にしていたりもする。



:ザクⅢ(カラード仕様)

武装:頭部バルカン砲×2、ビームサーベル×2、ビームキャノン×2、拡散メガ粒子砲×1、ビームライフル×1

 ネオジオンからカラードに譲渡されたMS。
 元のザクⅢよりも軽量化されており、右肩シールドをバウのシールドと交換している。
 元々の汎用性の高さに加え、内臓火器と装甲を減らした為に高い運動性と整備性を獲得した。



:リ・ケンプファー

武装:頭部バルカン×2、ビームマシンガン、ジャイアントバズーカ、チェーンマイン、ショットガン、シュツルム・ファウスト、etc.

 カラードが使用するMSで、主に一年戦争の特務隊が使用していた機体の改修機。
 ゲルググを改修したリゲルグと同様に、ジェネレータや近代化改修により現行MSと規格を同じくする事で原型機から大幅な性能向上を果たした。
 その為ビーム兵装を含むあらゆる武器を使用可能となり、その状況に応じて武器を交換する為にバルカン以外の専用武器を持たない。
 ケンプファー自体が町工場で組み立て可能な程ユニット化されていた為に、本機もその特性を生かし偽装してコロニー等に持ち込む様な使い方でテロに使用される。
 全身に配置されたスラスターに加えて肩の後側に追加されたリゲルグと同じショルダーブースターの推進力で、更に高い機動性を獲得している。
 一方で原型機同様に装甲が薄く、一撃でも致命傷になりかねない脆弱性を孕む。
 月面都市でテロ行為に使用される。



:シャルフシュッツェ・ドーガ

武装:ビーム・スマートガン、ビームアックス×1、60㎜バルカン×2、ズサ用大型ブースター

 ギラドーガへズサのブースターを装備した強襲機。
 プロペラントとバーニアを追加して最大速度と航続距離を大幅に強化したズサのブースターで一気に目標地点へと到達し、爆撃した後に離脱するという戦法の為に改造された機体。
 宇宙空間での加速力を利用した一撃離脱戦法はジェガン程度の推力では到底追い付けない為、数に劣るテロリストには有り難い機体である。
 月面でのアナハイム関連の施設を爆撃を繰り返す。



『チーム・ペリカン』

 ハル達が所属する試作MSの運用テストついでに、色々な『お仕事』をこなすテストチーム。
 コロンブス級輸送艦『ペリカン・エクスプレス』で、月とその周辺宙域において機体テストと『お仕事』を任務としている。



:ジェガン・コマンド

武装:バルカンポット×1、ガトリングキャノン×1、パルスレーザー×1、ビームサーベルボックス/グレネードランチャー×2、80mmマシンガン、シールド(ジェガンタイプ)

 ジェガンD型のバリエーションの一つで、百式改を元にした形態。
 高機動ジェガンの肩にガトリングキャノンとパルスレーザーを備え、背中に高機動デバイスを装着している。
 あくまでもD型へオプションを取り付ける方式の為に、百式やジェガン改の様な軽量化で機敏性を上げる訳にいかなかったが、機動性自体は良好で小回りが利きやすい。
 その為、市街地や暗礁空域等の戦闘に適している。
 市街地に現れるカラードのリ・ケンプファーを無力化する為に、ハルのジェガンD型が換装し更にシールドとマシンガンを持って出撃した。



:リゼルBst

武装:バルカン×2、ビームカノン×6、ビームスマートガン×1、ビームサーベル/ビームガン×2

 シャルフシェッツ・ドーガの加速性と航続距離に対抗する為に、バックパックと足を大型ブースターに換装したリゼル。
 大型ブースターはSガンダムBstの物を、そのまま装着していてるのでWRへの変形は不可能になっている。
 しかし絶大な推力はWRを遥かに超えており、並のパイロットでは戦闘など不可能。
 シャルフシェッツ・ドーガの追撃の為に、レモンが搭乗している。



『アナハイム』
 毎度お馴染み死の商人にして、揺りかごから墓場までがモットーの巨大企業。
 突飛な発想で無理無茶無謀な物を造る変態開発陣と、ソレを適切な代物と値段に落とし込む良心的な開発陣が存在する。
 そして腹黒な経営陣が色々な策謀を巡らす限り無く黒に近いブラック企業。
 ネオジオンなんかにも試作機を実験代わりに渡したり、連邦と戦わせる為に提供したりしている。



:Hi-キュベレイ

武装:ウイングスラスター(ファンネル×4)×2、シールドスラスター(試作Iフィールドシールド)×2、テールバインダー(ファンネルミサイル×6)×2、ビームガン/ビームサーベル×2、ビームスマートガン

 リ・ジオンがアナハイムから強奪した機体を改造した姿。
 元はシナンジュと同じくサイコフレームの検証の為に造られた試作機。
 準フルサイコフレームとインジェクションシステムを搭載した『機体の稼働限界を調べる』シナンジュとは別で、『全てのサイコミュ兵装への干渉力を調べる』為の機体。
 パイロットの脳波を機体では無く外向きに放射する事で、ファンネル等の誘導兵器だけでなく相対する相手のサイコミュにまで影響を与える事が出来る。
 ユニコーンガンダムのファンネルジャックの礎となった。
 しかし完成した時点ではシステム的に未熟で、普通のパイロットでは強力な負荷が掛かってしまう。
 その為、NITROを搭載しパイロットを強化人間にする事で問題解決を図っている。
 ジオン伝統のモノアイに加えデュアルアイではあるものの、色は白く染められキュベレイの純進化系と呼ぶに相応しい優雅な外観をしている。



:リ・ガズィ・ツー

武装:バルカン×2、ハイメガキャノン×1、16連装ミサイルランチャー×2、ハイパービームサーベル×2、テールバインダー/拡散メガビーム砲×2、シールド/ダブルビームライフル×2/ビームサーベルボックス×1

 アナハイムの試作機で、ZZガンダムの再設計機。
 ネーミングはリファイン・ガンダム・ZZの略でリガズィとは関係無い…が、ZZガンダムの特性はそのままにコスト低下を狙っているという意味では同じ。
 第一次ネオジオン戦争で旗機となったZZの多数の火器に高火力といった特性は、UC90年代のトレンドから外れてしまっていた。
 しかしシャアの反乱時の様な艦隊規模での戦闘が起こった場合、圧倒的な面制圧力と対艦打撃力を持った強襲機体の必要性を感じた連邦の一部の高官がアナハイムに開発を依頼。
 そうした経緯で開発された本機だったが変形機構の廃止・武装の簡略化等を行っても、オリジナルであるZZと同じくコストの高騰化が避けらず、高火力の強襲機という立場はリゼルに奪われてしまった。
 ZZと同等の性能を誇るが、サイコミュ系の装備等は一切されていない。
 本機のデータがFAZZジェガンへと転用されている。
 月面上空で、Hi・キュベレイと壮絶な死闘を繰り広げる。