ループ屋さんが黒歴史を引っ張り出してたので、俺もヤッテミル。
微妙に設定変わってても気にしない。


…今も昔も、大して趣向が変わっていない事に愕然とした。



重戦士:
 主人公でパーティーの盾。
 元傭兵で寡黙・無表情故に一見何を考えているか判らないが、単純に口下手で感情の起伏に乏しいだけ。
 実は優しく仲間思い。
 ハルバートと盾を構え常に突撃するが、それは敵からの攻撃を自分に集中させて仲間を守る為。
 取り逃がした敵を任せる程度には勇者の実力を評価している。
 実力はパーティー1なのだが、如何せん仲間達と連携しない為に快く思われていない。
 一番負傷率が高く何時も治療してくれる僧侶に想いを寄せるも、彼女の好意は勇者に向いているので黙っている。
 装備品は絶えず一番良い物(防具限定)が回して貰えるが、其れがパーティー内で更に彼を孤立化させる要因の一つ。

 道中で呪われた装備を着けても平気、耐魔力・耐精神の高さ、回復力が異常等の事から半魔族と言う事が判るも、勇者の計らいで同行を続ける。

 最終決戦にて勇者しか魔王を倒せない為に血路を開き、魔王のバリアと鎧を砕いてダメージを与えた。
 が、代償として魔王の返り血を浴びて魔王の力を得てしまう。
 故に独り姿を消して、片田舎で鍛冶屋となった。



勇者:
 ライバルキャラでパーティーの中心なイケメン。
 血筋だけで勇者に選ばれたが、潜在能力は高く機転が利き要領も良くリーダーシップを発揮する。
 が…内心では魔王云々はどうでも良く、可愛い女の子との旅や行く先々での出会いを楽しんでいる。
 なので戦闘にも積極的でなく、戦士の取り溢した敵を格好良く迎撃するに留めている。

 如何せん面倒くさがりだが頭は回るので、戦士の強さを認めて装備も一番良い物を与えるが実際の所は自分が重い鎧を着るのが嫌なだけ。
 しかし仲間の少女達からしてみれば勇者で、イケメンで、間近で自分達を守ってくれて(る様に見える)、頼り甲斐があって(る様にry)、仲間想いで(るry)、優しいという完全無欠に見えている。

 戦士が半魔族でも気にせず仲間想いな所を演出したが、実際の所は男という存在は等しく虫以下(女の子モンスター以下)程度にしか思っていない。

 魔王にトドメを刺した後、お姫様を正妻にハーレムを作って国王となる。



僧侶:
 パーティーの回復役。
 魔導師と狩人と同時に勇者に誘われ、行動を供にする事に。
 心優しくて清楚で包容力があっておっとりしていても芯が強いという、如何にも男の理想とするタイプ。
 戦士の取り逃がした敵に襲われるが、勇者に助けられて惚れてしまう。
 一方で自身を省みず仲間を信用せず突撃ばかりし、傷だらけで戻って来ては治療魔法をかけさせる戦士を歯痒く思っている。
 実は天使の末裔で、戦士が半魔族と判った後に疎遠化していき、魔王討伐後は国王となった勇者を補佐する神官長兼ハーレムの一員となる。



魔導師:
 僧侶・狩人と一緒に勇者誘われてパーティーに加わる。
 良い所のお嬢様だが些細な事から家出している。
 我が儘でヒステリックだが、好奇心旺盛で人一倍感受性豊かで素直。
 勇者に家柄では無く本当の自分自身を認めて貰って、彼に惚れる。
 その一方で戦士が邪魔で強力な魔法をなかなか唱えられない事から疎ましく思っていたが、彼が半魔族と判り耐魔装備を着けてからは彼を巻き込んで大規模魔法を使う様になった。

 魔法討伐後は、魔法学園の校長兼ハーレムの一員となる。



狩人:
 世間知らずな僧侶と魔導師を放っておけずに同行していた所を勇者にスカウトされた。
 クールでニヒルだが面倒見の良い姉御肌で、パーティーの財布持ち故に金に煩い。
 常に誰かの世話を焼いていた為に、頼り甲斐のある勇者に惹かれていく。
 逆に一番良い装備を与えられながら常に突撃し、全く連携しようとしない無口な戦士を嫌悪している。

 魔王討伐後は大臣兼ハーレムの一員となる。



盗賊:
 勇者の周りに付きまとう幼なじみの少女。
 喧しいツンデレで、絶えず何かの問題を起こしては勇者に助けられている。
 最初から勇者を何故か好いている。
 戦士の存在自体に興味が無い。

 魔王討伐後は諜報員兼勇者のハーレムの一員になる。



結末:国王となった勇者が暗殺され、僧侶が天使の力を暴走。
人間には手が付けられなくなったので戦士が僧侶を殺し、魔王として戦士は殺される。




 …我ながら、小学生が考える話じゃねえ…。
 如何に自分がマセガキだったか判る内容。

 今なら鍛治屋になった戦士の家に魔族で褐色スレンダーな料理だけは得意なドジメイドが押し掛け女房とか、戦災孤児のハーフエルフ拾って打ち解けてく救いのある話を作りたいなあ。


 にしても…この頃から不幸系主人公が好きだったんだな…。