木を左に、その横に意見の意と書いてどう読むのかなあ、としばし戸惑いました。木偏の漢字は松、梅、桜などたくさんあるのですが、木偏に意というのは初めてお目にかかる漢字です。しかし宮崎市の中心部にある小学校の名前なのです。学校の名称に使われるような漢字を知らないのではなあ、とショックを受けました。
 *檍は「あおき」と読みます。最初の原稿では書き忘れていました。

今年度の書文協全国硬筆コンクールの成績一覧を見ていて、ある書塾の生徒さんにそこの児童がいるのを発見しました。檍は、どうやら常用漢字外のようですが、 檍小学校だけでなく檍北小学校、それに檍中学校もあります。常用漢字は人名地名を縛ろうとするものではないのですからあって当然ですが、きっととその土地ではなじんだ、由緒ある名前なのでしょうね。アオキは、常緑樹で、昔から神聖な土地にある木とされていたようです。あわきが原、檍原という言葉は神代の時代につながるようです。

漢字の森は実に広いですね。 多分、日本で生まれた文字ではないかと思うのですが、時間がある時に調べてみます。なにか知っている人は教えてくださいね。