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東京出張前に「志村ふくみ-源泉を辿る」展に行ってきました
「志村ふくみ-源泉を辿る」展
■会期 3月15日(日)迄
■会場 アサヒビール大山崎山荘美術館
染織家・随筆家
1924年に滋賀県近江八幡市に生まれた志村ふくみは自宅で織機を見付けて以降、母・小野豊(おのとよ)の下で染織の道を志した。
母もまた染織家である青田五良(あおたごろう)に師事していた。青田は植物の美しい発色を追求しており、草木染め復興の先駆者であった。しかし、世の中は化学染料が主流であった。
「この道はまだ世が明けていない厳しい道だ。しかし後からついてくる者が必ず現れる。私はその踏み台になる。」
こう言った青田は早逝し、小野も事情から機織りを断念したが、青田の下で使用していた織機を見付けた娘・志村ふくみがまさに「後から付いてくる者」に成ったのである。
志村ふくみは植物染料を使った染めと手機による織りを続け、1990年に紬織で重要無形文化財保持者に認定される他、1993年には文化功労者として表彰された。
展覧会では志村ふくみさんが1957年に初出品し入選した初期の作品から観ることが出来ます。また、母である小野豊氏やその師匠青田五良氏による染織品も展示されています。
個人的には滋賀県立近代美術館所蔵の『夕顔』が印象に残りました。
薄紫色の紬の着物で、肩と裾に格子、その他の部分は横段を織り出しており、糸の染め出しや設計に相当な労力があったのではと思いました。
ヒールが8センチ超のパンプスで行ったので、特に下りが大変でした。
阪急大山崎とJR山崎から送迎バスが出ているので、ヒールや草履の方はバスに乗ることをお勧めします
私が個人的に訪問した美術館や寺院のこと、奈良の風景や元々<研修(工房・メーカー等)> に分類していたインド調査記も入れています。
暇つぶしにご覧頂ければ幸いです
今日はこれから大都会に行きます
案内状をお持ちでない方も入場可能です。
お近くにお越しの際は是非お立ち寄り下さい