富山はまだ時々、雪の降る寒い日がありますが、陽光の明るさに春の訪れを感じます。凍えてちぢこまっていた心と体が、あたたかくほぐされていくような心地です。
以前に紹介した、HSC(=The Highly Sensitive Person)についてくわしく書かれた『ひといちばい敏感な子』が、先日、ついに発売されました
発達障害については、ここ10年で多くの人に知られるようになり、理解や支援も進んできましたが、人口の15~20%があてはまると言われ、発達障害と同じように理解と適切な関わりが重要なHSC、ひといちばい敏感な子の特徴については、まだ日本ではほとんど知られていません。
子育て・保育・教育・医療にたずさわる1人でも多くの人たちに、ぜひともその特性を理解してもらい、すべての子どもたちが自分らしく幸せに生きられる世の中にしていけたらと思います。
『ひといちばい敏感な子
子どもたちは、パレットに並んだ絵の具のように、
さまざまな個性を持っている』
エレイン・N・アーロン著
明橋大二訳
(2015年、1万年堂出版)
1万年堂出版HP:http://www.10000nen.com/?p=15766