1週間のご無沙汰です。
世間では、今年最後の連休だの、クリスマスだの騒いでいるようだが、余にとってはそんなことはどうでも良いのであって。
吉原で一風呂浴びるのも今年はこの日が最後。
色々とお世話になりました。
来年は1月12日を最初にする予定。
来年も宜しくね。
さて、この日、年末恒例となったNHK交響楽団ベートーベン「第9」演奏会に行ってきた。(2年ぶり2回目)
開場は17:00だが、NHKホールに着いたのは17:20頃。
ロビーには、クリスマスツリーが堂々と鎮座。
余の席は2階席のやや左。
ステージを見下ろすにはほぼ絶好のポジションかな。
18時過ぎ、合唱団(国立音楽大学の学生さん)、N響メンバーの順で登場し、演奏開始。
さて、今年の演奏は…
【第1楽章】
やたらにアップテンポなのが気になった。
え~こんなに早かったっけ?と思うくらい。
【第2楽章】
一転してスローテンポ。
この楽章は歯切れよい演奏が求められると思うのだが、テンポが今までと比べると明らかに遅いので
なんだか拍子抜けしてしまった。
【第3楽章】
第1楽章同様、異常なまでのアップテンポ。
ここは優雅で奥深い演奏であって欲しいのに、速すぎるテンポがブチ壊してているように思える。
ここで、ソリスト登場していよいよ…
【第4楽章】
冒頭部分も速すぎるテンポ。
チェロとコントラバスの響きが抑えられていて、物足りないし、迫力不足。
…と思ったら、バリトンが独唱する「おお友よ、このような音楽ではなく もっと快く、もっと喜びに満ちた歌を歌おうではないか」以降は、程良いテンポで最後まで。
合唱の出来もまずまずだった。
以上、終了したのは19:20頃だった。
N響の第9は指揮者とソリストが毎年変わるので、特に指揮者の考え方や意図によって演奏が変わる。
今年も指揮者(ロジャー・ノリントン氏)の意図でこのような演奏になったのだろう。
ただ、第1楽章や第3楽章での一気にたたみかけるような演奏は、余としては少々違和感を感じた。
尚、この模様は31日20:00からNHK Eテレ(2ch)で(紅白の裏番組として)放送される予定なので、興味の有る方は是非、観て頂き、「こういう第9もあるんだな」と感じてもらいたい。
以上