過去日記

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日々の備忘録

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私は子どものころ、カッパがとても怖かったです。

幽霊よりも宇宙人とカッパが怖かったのです。





粘膜人間 (角川ホラー文庫)/飴村 行
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角川ホラー文庫です。


ホラー大賞の長編小説賞受賞作だそうです。


ホラーだから怖いのかと思ってたら、一言でいうと「グロテスク」でした。


力士並みの体格の小学生とカッパが対決するという、あらすじを説明するとなんとも間抜けな物語なのですが。


なんというか、人の嫌がる描写をわざとしているような。


人の嫌悪感を逆撫でして楽しんでいるような小説でした。


カッパはあまり怖くありませんでした。


どちらかというと第2章の清美の物語のほうが、精神的にやられそうなオハナシで。

残酷この上ない。


でも、精神的におかしくなるんだったら、『ドグラ・マグラ』を超える小説にはまだ出会えてないな。




こんなんばかり読んでたら、まっとうな感覚が麻痺しちゃいそう。


・・・といいつつ、好きで読んじゃうんですけどね。



小説ですが、日野日出志のや丸尾末広のマンガを読んでいるような感じを受けました。