2年半と共徳丸。
いつも訪問ありがとうございます。
今日9月11日に東日本大震災から2年半。
周りを見るとかさ上げが始まっているところやまだ土台しか残っていなところなど様々です。
9月6日から共徳丸の解体が始まりました。
現在では周りに3mの防音壁が立っています。
私は、震災以来この共徳丸を写真に収めようとしてきませんでした。
9月6日が最初で最後の共徳丸の写真になると思います。
こんなに大きな船が鹿折まできて、いろんな人の様々な思いがあるのは
写真では伝えられず、この場にいてさまざまな話しを聞いてから伝わることです。
これからは現物がないなかでどのように伝えていくか、悩むところです。
共徳丸は造船場にあり、津波で流されて鹿折地区のかもめ通りを押し流し、
バイパスまで流れて行ったにもかかわらず引き波で鹿折唐桑駅前まで流されたそうです。
住民アンケートも実施されましたが、配布されていない住人やアンケート存在を知らない住人は多くいます。
そのアンケートも7割以上の人が撤去を望んでいましたが配布された5万枚(住人は7万人以上)のうち有効回答が22%程度でした。
この撤去の意見は住人全員の意見ではなさそうです。
2年と半年が経ちました。
2時46分は気仙沼にある安波山という山の山頂で迎えました。
街を見ながら、黙祷していました。
その時、当時の状況や復旧の状況など様々なことを思い出しながら
これからの気仙沼について思い描いていました。
2年半でこのぐらいの復旧状況。
震災から約10年後にあたる。東京オリンピックの日にはどのような風景になっているんでしょうか?
繋×気仙沼トークセッション
大阪でトークセッションすることになりました!
繋×気仙沼トークセッション (http://ameblo.jp/tunagi-wakamono/entry-11600905559.html)
仙台で出会った「若者ボランティア団繫」の代表今井と大阪でトークセッションします。
全国で唯一防災を専門に勉強する学科兵庫県立舞子高校環境防災科を卒業した彼は、大学に入って学生団体を立ち上げました。東北へのツアーなどでよく東北とは関わっています。
彼と会ったときに、震災直後の避難所運営について話をしました。
ぜひ、大阪でその話をしよう!ということになり今回のイベントになりました。
書籍やブログで避難所運営については書いていますが、書ききれなかったこと、そして書けなかった事を一緒に動いていた友達と話したいと思います。
10人前後で運営していた500人規模の避難所。高校生は睡眠もとらずに、避難者名簿の作成や支援物資の配給、トイレの電灯管理、衛生管理などを行いました。がむしゃらに動いた3日間について語ります。
みなさんは緊急時家族の安否がわからない中で避難者のために動くことが出来ますか?
自分も被災者であるのに関わらず、自分には配給も毛布もなくても動くことが出来ますが?
善意で行っている行為に文句をつけられても動き続けることが出来ますか?
そして、選択を強いられたとき正しい判断が出来ますか?
緊急時、自分がどのような行動をするのか、もう一度考え直してみませんか?
拡散希望です!関西地方の学生大募集しています!!
日時
9月18日(水)
第一部18時~20時30分
第二部21時~22時
場所
ミンナDEカオウヤ梅田スカイビル店
内容
☆第一部
若者ボランティア団体繋の代表今井直人と、東日本大震災発生後気仙沼高校で避難所運営に携わった現在大学二年生二人の三人でトークセッションを行います。
講演では聞けない生の声をトークセッションという形でお届けします。
☆第二部
交流会!
気仙沼出身の2人や参加者同士で少しご飯を食べながら仲を深めましょう!
新たな繋がり、より深い繋がりをここで作ってください。
参加費
第一部のみ500円
第二部のみ600円
第一部・第二部両方参加1000円
募集人数
50人
参加登録フォーム
携帯用 http://ws.formzu.net/mfgen/S34056351/
PC用 http://ws.formzu.net/fgen/S34056351/
0→1(ZERO to ONE)ROCK FESTIVAL
全国から様々な人が集まり、気仙沼のためにとさまざまな活動が繰り広げられています。
気仙沼を音楽で盛り上げるイベントの紹介です。
1.イベント詳細内容
0→1(ZERO to ONE)ROCK FESTIVAL
2013年9月7日(土)
気仙沼市民会館 中ホール
11時開場 12時開演
入場無料
出演者
the Revaiz(気高卒業生)
スキニメイジ(気高卒業生)
one plus five
気仙沼高校軽音楽部
他2組(予定)
食品ブース出店あり。
主催
0→1ROCK FESTIVAL実行委員会
2.主催者の想い、開催までの経緯
0→1ROCK FESTIVALの主催者は、兵庫県立大学2回生の中川七海。
彼女は今年の春に始めて気仙沼を訪れ「もっと他の地域からたくさん人を呼びたい」と強く感じた。
そこで神戸で毎年行われているロックフェス「COMIN' KOBE」にヒントを受け、気仙沼でもフェスをやりたいと感じた。
共通の友人を介して知り合ったthe Revaizのvo. atsushiとともに企画を進め、第一回開催が決定した。
3.過去の取り組み
0→1ROCK FESTIVALは今回初の取り組み。
今後も継続して気仙沼に密着したフェスを開催していきたいと考えている。
the Revaizは気仙沼高校で出会い、共に上京、結成する。
伝説のロックバンド外道との対バンや、独自の手法で配信するUstreamLive-ON AIR-の配信、主催ライブ「RIDE on NOISE」の開催等、精力的に活動をしている。
ワルツエンターテイメント所属。
0→1ROCK FESTIVAL
@0to1_project
なかなか気仙沼に来れない方も音楽を通して関わっていただけたら幸いです。
ぜひお越しください!!
気仙沼みらい創造カレッジ
学生団体底上げYOUNGとは気仙沼市で活動するNPO法人底上げとの繋がりで立ち上がりました。
気仙沼や南三陸出身などの大学生が集まり、被災地を回るツアーや仙台市内の沿岸部でゴミ拾いを実施しています。
以前ブログで紹介したことがある気仙沼みらい創造カレッジとは
若者がいなく、大学もない気仙沼。気仙沼の高校生は将来に対する情報量が少ないのです。
震災の影響もあり全国から大学生が気仙沼に集まっているので、その大学生と高校生を交流させ、高校生の不安を解消し、高校生に将来の気仙沼について考えるきっかけを与えられればと思っています。
今回は三回目となり、夏休みで忙しい中高校生は30人程度集まってくれました!
参加後のアンケートを見ても「参加して良かった」との声は多く、これからも継続して続けて行きたいと思っています。
大学生は北は北海道、南は福岡までさまざまな学生が集まってくれて高校生には大きな刺激になったと思います。
気仙沼には初めてきた大学生も多く「自分には何ができるのだろう」と悩みながら参加してくれました。
イベント終了後は自分なりに伝えたいことをしっかり伝えられて良かったと言っていました。
中には、「被災地の高校生や大学生がこんなにも頑張っているのに何もしていなかった自分がいて後悔している」という参加者もいました。
距離的な面で関わることが難しいことではありますが、おおよそ二年半経った今からでも被災地に感心を持ってくれることはすごく嬉しいことです。
私は全く後悔する必要はないと思います。今回のツアーで知った情報から何か次に繋がれば良いと思っています。
今回、私は気仙沼みらい創造カレッジの中で講演させていただきました。
震災直後の避難所運営、死体安置所でのボランティア活動などを高校生に話し、いざという時に動く気持ちの大切さを伝えました。
これから気仙沼を離れて行く高校生は直接的な気仙沼の貢献をしていかなくても、移動した先で気仙沼出身者が活躍することは気仙沼にとって大きな影響を生むと思います。
講演を聞いた高校生に小さくても今後の生活に影響されたらと思っています。
今後、このイベントに興味がありましたらぜひ連絡をいただければ幸いです。
気仙沼豪雨
みなさんの地域では大丈夫でしょうか?
全国ニュースでも放送されましたが気仙沼でも先日豪雨があり、避難勧告があり避難所が開設されました。
市内のほうでは水深60センチ程度になるほど水がたまっていたそうです。
市内を流れる気仙沼大川では氾濫危険水位に達したそうです。
仮設では床上浸水した被害も出ていました。
地盤が下がっているため水没しやすいと考えられます。
また、水害が起こらないことを願います。