祖父が、明日から、手術のために入院します。
そう、 この祖父
です。
ちなみに、86歳になります。
周りの人、たとえば祖母や父などは、
「年齢的にも、手術なんて」という意見が大半でした。
でも本人は、とにかく「手術する」の一点張り。
自分の信念を持ち、妥協をしないことには定評があります。
そして、70歳を過ぎてからパソコンを初めたほどの前向きさ。
僕にとってはほとんど唯一の、尊敬できる人です。
先日、祖父の家に行った時、
部屋に僕だけを呼び、こう言いました。
「手術して治して、またアメリカに旅行するぞ」
祖父とは、祖父が70代の時に2度、一緒にアメリカを旅行しました。
その時は足腰も元気で、2~3時間歩きっぱなしでも平気でした。
ペットボトルのミネラルウォーターを片手に、
重い一眼レフカメラを首からぶら下げて写真をたくさん撮りました。
祖父の中でもその時のことは余程印象的だったようで、
いまでも会うたびに、その時の話題がでます。
今は、足腰がだいぶ弱っています。
家の中でも杖を使うようになりました。
それでも、祖父が退院後、
「アメリカに行きたい」
と言ったら、どれだけ僕が忙しい時期であろうと、
絶対に、なにがなんでも、僕が連れて行こうと思っています。