思い出の中で大好きな人の笑顔が浮かぶ・・・
笑顔は本当にはかないもので・・・
少しのコトですぐこわれちゃう。
・・・でも、ぼくは思うんだ・・・
ぼくがガマンしたから、あの人の笑顔は守れたんだって。
ぼくはその人の横にはいないけど・・・
だから、ぼくは何も持たないで、いくわけじゃないんだ。
(漫画「からくりサーカス」より)
これは、漫画「少年サンデー」の「からくりサーカス」からの引用で、
主人公の少年の台詞です。
誰かの笑顔を見たい・・・
誰かの笑顔を守りたい・・・
誰かの笑顔を壊したくない・・・
誰にでも少なからずこのような気持ちが、心の中にあるはずです。
ただ、このような気持ちを素直に表現できる人ばかりかと言えば、
そうではないと思います。
むしろ、素直に表現できない人の方が多いかもしれません。
そして現実には、この少年のように、
離れてしまってからそんな気持ちに気付くということの方が
多いのではないかと思います。
「自分がガマンしたからあの人の笑顔が守れた・・・」
離れた後にこんな風に自信を持って言えるのなら、
それはとても幸せなことなのかもしれません。