これはつい先日の話です。

私が交わっていた地元の会衆には、神権家族が2組だけいました。

そのうちの一方のご家族のお母様が亡くなられました。

死因は末期がん。発見から2年半程で亡くなられてしまいました。

今回はそのご家族に関わるお話をしたいと思います。

そのご家族には3人の息子さんがいらっしゃるのですが、そのうち1人は10年程前に排斥され、今ではご結婚されて子供さんもいらっしゃるそうです。

そんな排斥された息子さんですが、お母様が亡くなられた際に「お母さんがo月o日に亡くなった。けど葬式(お別れの会)諸々には来なくて良い」としか連絡が行かなかったそうです。

数年前にその方のjwである祖母が亡くなられた際も同じような対応だったそうで、その時は言われた通りお別れの会等には参加されなかったのですが、今回は流石に実の親が亡くなったのにそれは無いだろと一悶着あったそうです。

この件は現在進行形の出来事ですので、今後どうなっていくかはわかりませんが、追って報告したいと思います。

さて、話は前後しますが今から数週間前の話です。

末期がんという事もあり、やはりお母様の衰弱が激しかったようで、お医者様からも長くは持たないという話をされていたそうです。

その時に、集会後にポロっと父親兄弟が言ったのは

「oo(排斥された息子さん)はかわいそうだよな。葬式にも行けないし...」
という言葉でした。

その話を私の母親は「私も同じ事思ってた」と言って伝えて来ましたが、この何気ない一言にも、jwのマイコンの恐ろしさを垣間見た気がしました。

排斥されたとはいえ、葬式にも行けず、恐らく死に目にも立ち会えない自身の息子の事を「かわいそうだよな」という一言で、まるで他人事のように片付けてしまうその心情が私には理解出来ませんでした。

ただ、私は幼少期からその家族とは非常に深く関わって来た為か、ひとえに父親だけを責められない部分もあります。

血の繋がった家族の生死に関わる際にも、正常な感情よりも異常な教理を優先させてしまうこの宗教。排斥された息子さんだけでなく、その父親もまた、この組織の犠牲者かもしれません。