シン・ゴジラ | ☆テツコの部屋☆~映画評論館~

シン・ゴジラ

80点

2016年夏に公開され82億円の興収を記録、この年最大の大ヒットとなった作品。『君の名は』を除けば(笑)
監督は庵野秀明。なので会議にエヴァンゲリオンのBGMが使われてたり、意味ありげなラストだったり、従来のゴジラ色は薄れ、監督の個性が前面に出されている印象はある。
CG映像はほぼ完璧。ハリウッド映画と比べても遜色ない感じ。

ただやっぱり邦画独特の安っぽさは随所に見られる。例えば前半延々と続く会議シーンが退屈を煽り、石原さとみが下手っくそな英語喋るあたりで、もう拒否反応示す人多いかも。
しかしストーリー自体は、従来のゴジラを知らなくても全く問題なし。何だかんだ言って映画としてのクオリティは高いので、大作洋画みたくお金はかけなくとも、手間さえかければいいものはできるという指針みたいになってくれれば、今後の邦画も面白くなりそう。

 

総監督:庵野秀明 監督:樋口真嗣
出演:長谷川博巳、竹野内豊、石原さとみ、高良健吾、大杉漣、柄本明、余貴美子、國村隼
2016年 119分