ハドソン川の奇跡 | ☆テツコの部屋☆~映画評論館~

ハドソン川の奇跡

79点

『アメリカン・スナイパー』『ミリオンダラー・ベイビー』などでお馴染みクリント・イーストウッド監督作品。
今回もご多分に漏れず、相変わらずの大作傾向。レンタルしてきて家で寝っ転がって見るには少々重めな題材だけど、96分というのはこの手の作品としてはなかなか見やすい尺。
2009年1月、ニューヨークで実際に起こった航空機事故。しかしこの映画は事故そのものより、後に起こる機長への責任追及に比重がかけられている。
内容的にはデンゼル・ワシントン主演『フライト』に似ている。ただこちらの方は機長に過失がない。正しいものを正しいと証明する過程が真っ当に描かれており、その辺緊張感あふれる仕上がりは良くも悪くも思った通りのガチガチな構成。
イーストウッド映画だけに、最後はまさか機長が首吊りでもするのかとバッドエンドがも予想したけど、無事なんとか素直に終わりホッしたような物足りなかったような(笑)

監督:クリント・イーストウッド
出演:トム・ハンクス、アーロン・エッカート、ローラ・リニー
2016年 96分
原題:Sully