Kinkiの東京ドームコンサートに行ってきました。

Kinki以外のジャニーズのコンサートって行ったことがないから比較できないけど、15年の間に変わってきたこと。
・男性客が年々増えている
 彼氏とか家族とか、さすがに男性だけの客は見たこと無いけど、15年前に比較して確実に男子トイレは混んできている
・年齢層が広い
 彼らがデビューする前からファン(うちの嫁とか)はもういい歳、娘さんと一緒に来られている方も増えています。
 今日、私の右隣のお客さんは、私と同年代かな?一人でき来ているようでした。

今日のコンサート、最初の歌がいつもより長かったです。今年は新アルバムを出していないKinki、今までに出したアルバム(A-K+φ)から1曲ずつセレクトして披露。

その後、MCが延々と1時間弱、まぁいつものことなので、ファンの人は驚かない。いやでも、彼らもMCがうまくなりましたね、15年前はだらだら(でもそれが良かったとも)でしたから

今日、現場にいたから得られた情報です。

≪ジャニさんは誰よりもお客様を大切にするひとBy光一≫
Kinki初の武道館コンサートで、チケット販売で混乱があり、チケットを持っているのに中に入れない人がでるというトラブルが。
ジャニさんは、先頭に立ってお客様の対応を行なっていたらしい。でも、お客さんの誰もがその人がジャニさんとは気付いていなかった、らしい。

横浜球場でのコンサート、大雨のためコンサートが中止に。
Kinkiの二人が、コンサートの中止を伝え、お詫びを言って奥に引っ込もうとすると、ジャニさんが飛んできて「ユー達、何やってるの、お客様が全員お帰りになるまで、なんで見送らないの」と激怒した、らしい。

≪つよしの父≫
剛の父親は剛が中学の時に、PTA会長を務めていた。
入学式、剛の父親が演壇に立って「本日はお日柄もよく」と挨拶を始めたが、外は大雨・・・
「お日柄も良くって、あの大雨が見えてない?」と話題になったそうな。

≪光一の暴言≫
俺のおいなりさんだ

前半、鈴木にしては珍しくリズムに乗り遅れた感があったものの、中盤から巻き返し、終わってみればショート1位という結果になりました。
彼女の魅力は、なんといってもその個性にあります。見得を切るような表現方法は、日本独特の伝統芸能を感じるところも。
明日のフリーが楽しみにです、ガンバレ鈴木明子♪
「兄貴、前に一度だけ、憲法改正のことを俺の前で喋ったことがあったんだけど」
「いつ頃?」
「兄貴が大学生の頃でさ、こう言ってたんだ」潤也君は記憶の歯車を手動で回転させはじめたのか、しばらく無言の間が入り、もしかするとこのまま寝入ったのかな、と疑いかけた時に、「この国の人間はさ、怒り続けたり、反対し続けるのが苦手なんだ」と呟いた。
「怒り続けるのがってどういうこと?」
「初回は大騒ぎでも、二度目以降は興味無し、ってことだよ。消費税導入の時も、自衛隊のPKO派遣の時も、住基ネット開始も、海外での人質事件も、どんまものだって、最初はみんな、注目して、マスコミも騒ぐ。ただ、それが一度、通過すると二度目以降は途端に、トーンが下がる。飽きたとも、白けたとも違う。「もういいじゃないか、そのお祭りはすでにやったじゃないか」っていう、疲労まじりの軽蔑が漂うんだ」

-中略-

「だから、もし、俺が政治家だったならば」と潤也君の声は続く、「こうやるよ、最初は、大きな改正はやらないんだ。九条は、『自衛のための武力を保持する』とその程度にしか変えない。『徴兵制は敷かない』と足してもいい。それだけでもおそらく、大変な騒動になるだろうな。マスコミは連日、この件について論じるし、知った顔の学者が様々な意見を言う。そして、たぶん、憲法は変わる。大事なのはその後だ。時期を見計らって、さらに条文を変えるんだ。マスコミも一般の人間も、一回目ほどのお祭りは開催できない。抵抗も、怒りも、反対運動も持続はできないからだ。
『もういいよ、すでに九条は改正されているんだからさ、またかえればいいじゃないか』という感じだろうな。既成事実となった現実に、あらためて歯向かう気力や余裕はないはずで、『兵役は強制されない』の条文を外すことも容易だ。一度認められた消費税は上がる一方で、工事は途中では止まらない」

-中略-

「可能であれば」潤也君はさらに言う。「一度目の改正で、憲法改正の要件を、つまり九十六条を変えることができれば、もっと都合が良い。二度目以降の国民投票をやりやすくしておくわけだ。とにかく、賢明で有能な政治家であれば、唐突に大胆なことをやるのではなく、まずは楔を打ち、そこを取っ掛かりに目的を達成する。そうする。俺ならそうする」
「潤也君?」

伊坂幸太郎 『魔王(呼吸)』より抜粋