ブログさぼり病が一向に良くならない大町です。本日のブログは一般の方には難しい内容です。
同業者の方は是非お読みください。
ご存知の方も居られると思いますが
ジェイエスシーという社名には住宅・性能・調査という意味が込められています。
皆さんの家には一軒一軒特徴があります。
良い部分だけではなく、必ず悪い所もあります。
簡単に言いますと
在来軸組工法(柱と梁と筋交いにより出来ています。)
経済的には最も安く建てる事が出来ます。ハウスメーカーでは住友林業やタマホーム、町の工務店ではこの建て方が最もポピュラーです。
2×4と同じく、モルタル等の湿式方法やALCボード、窯業サイディング等仕上げは自由に選べます。
昭和56年5月末までは耐震法により設計されていましたが、昭和56年6月1日より新耐震法
で建てられるようになりました。さらに平成7年の阪神淡路大震災より5年経った、平成12年6月1日より新新耐震法に切り替わり以前までのホゾ抜けによる倒壊を防ぐホールダウン金物の設置が通し柱に義務付けられて安心度合が大幅にアップしました。
もちろん、通気工法と直貼工法の違い、Z金物の使用義務、防水シートから防水透湿シートへの移行、基礎の配筋のレベルアップ等、国土交通省から沢山の変更がありました。
なぜ、変更したのか?
変更せざるを得ない欠点があったからです。
じゃあ建築士的な解釈だけで良いのか?
答えはNOです。
職人の癖、都合も理解しないと完璧ではありません。
私はもともと大工でした。
そして住宅性能評価士の試験に合格しました。
仕事が無い時はペンキ屋をしておりました。
全ての観点から住宅を見て強烈な事実を知りました。
驚かれる方も多いと思う事を言います。
ペンキ屋さんの良心で家の寿命は短くなる。
例えば
壁を綺麗に下地から直そう。
ひび割れをUカット処理をして直そう。
外壁内部に空洞がある場合はエポキシの注入で埋めよう。
ひび割れの再発を防ごう。
汚れを付きにくくしよう。
機能性(遮熱、断熱、虫が寄りにくい塗装等)を重要視しよう。
悪気はもちろんありません。むしろ素晴らしい考え方だと思います。
しかし、ひび割れの原因によっては全くナンセンスな直し方であったりする事もあります。
ひび割れの原因は紫外線によるものだ!
それだけじゃありません。
防水が切れた外壁表面に水が浸み込み、夏場は膨張、冬は収縮するからだ!
もちろんそれだけじゃありません。
多くは梁と柱のホゾ抜け、だったり地盤沈下だったりします。
それを直す方法はそれ以上悪くならないように柱と梁を補強する場合もジェイエスシーでは当たり前です。
しかし、開いている部分にI型プレートを釘とコーチボルトで留めれば良いのか?
全然違います。
実は構造にはバランスがあります。
1部分だけ強くすれば、他の部分に弊害が出ます。
構造計算と大工の癖や都合を分からなければ、余計にダメになってしまいます。
だから、そのほとんどを理解し、実践できる技術を持った私が会社をしなければならない!!
と強く思ったから
です。
さらに
重量鉄骨と軽量鉄骨の違いが分かるペンキ屋さんは殆どいません。
6mm以下の厚みの金属で出来た建物が軽量、7mm以上の鉄骨は重量です。
ラーメン構造、筋交いでは無くブレースが使われています。
もともと揺れるように設計されていますので湿式工法仕上げはありません。
全部は書けないですが、あいじゃくりというALCのはめ込みがどの方向に入っていて、なぜ雨漏りしやすいのかも知らない業者は多いのです。
シーリングの事もどれだけの方が正しく理解してるのでしょうか?
2面接着、3面接着、ブリード、バックアップ、適正な厚み、適正な乾燥時間、種類等
知らない業者も存在しています。
窯業サイディングの素材と原料?
なぜ、北海道ではへーベルハウスは建てる事が出来ないのか?
透湿性はなぜ重要視されていないのか?
塗料メーカーの都合、職人の都合、訪問販売業者の都合、職人を抱えて営業する小規模会社の都合、建築士の都合、理解すればするほど複雑でややこしいのですが、プロならば知る方が良いのです。
もちろんお客様はこんな事知る必要はありません。
業者なら勉強すべきです。
なぜならば、良かれと思ってやっている事で大切なお客様の家や財産を悪くしている可能性があるからです。
プロの方で本気で教えて欲しいと言われれば教えます。
しょうもないプライドを捨てて下さい。
もちろん、ネットで公開したりしません。
お客様の家を本気で守りたい業者の方はご連絡下さい。
株式会社ジェイエスシー
代表取締役 大町武司
寝屋川市、枚方市、交野市を中心に外壁塗装や防水工事の専門店として地域1番店を目指しています。現在までに1150棟突破!!
株式会社ジェイエスシー 〒572-0087 寝屋川市木屋町2-4