Martin M-Touch 導入 | 株式会社ジョイテック ホテルオペレーション ブログ

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PCベースのDMXコントローラーである、Martin M-PCを運用しておりますが、M-PC用のDMXインターフェイス兼コントローラーのM-Touchを導入しました。

全てタッチセンシティブなコントローラーで、ボタンも物理ボタンではなくゴムボタンでタッチセンサーを感圧式で押している感覚です。
要するに、機械的なボタンやフェーダー類は一切搭載されていない割り切った仕様なんです。
大きなタッチパネルに、カバーとボタンを付けて場所ごとに役割を決めた感じでしょうか。
 
PCとはUSBケーブルで接続し、本体には1系統のDMXインターフェイスが内蔵されています。RDM非対応とのことで、M-PCは対応しているのにやや残念な仕様です。まだRDM対応機器は導入していませんが。
 
プレイバックで使用する際は、タッチフェーダーにはカラーLEDでキューリストの種類が色分けされるのは、なかなか良いです。フェーダーのタッチ感覚は、感圧式でもあるので、PCのタッチパネルよりはやや押し込み気味で動かすと反応が良いかもしれません。上部のボタンはタッチ、下部のボタンはゴムボタンになっています。
この辺りは、M-PC側でいくらでもアサインが変えられるので、好きな用途に使えます。
右側はプログラミングコントローラーになっており、PCの画面上のタッチボタンとベルトコントローラーにそれぞれ対応し、Base ValueとFX Valueを切り替えて使用できます。
2列に並んだ10個のボタンは、プレイバック時にはBankの11〜20のプレイバックボタンとして機能します。ボタンにはLEDが内蔵されているので、キューの状態が赤か緑で表示されるのですが、いくつかのボタンが正しく色表示されません。
これは、フォーラムでもトピックになっていましたがソフト側のバグなのか本体の問題なのかは今の所不明です。プレイバックとプログラミングのコントロール時に切り替えが必要ですが、これが、マニュアルに全く記載が無く、オンラインドキュメントも無いのでフォーラムを探したらわかりました。Play F-Key Base FXの切り替えボタンの真ん中を長押しでした。普通は気が付かないと思います。
 
Martin M-PCは、昨年のバージョンアップでフリーで4DMXユニバースまで使えるようにライセンスが変更されました。
M-TouchとEnttec USB-DMXボックスで2ユニバース使えますし、Martin USB-DMXBOX追加すれば、4ユニバースまで拡張出来ます。
 
現行機種では、Martin M-DMXというボックスになっているのですが、マーチンジャパンさんでは、LightJockeyとM-PCのライセンスと一緒出ないと販売しないとのことでした。本国では、BOXのみでも取り扱っているようですしM-PCのライセンスが変わったのであれば、BOX単体でも発売してほしいですね。