2月10日卒業です。
It is a pleasure to inform you that you have satisfied the requirements for the degree of Master of Education officially conferred on February 10, 2016.
こんな感じで、メールが来ました。たった一文なんだけど、大事な一文。
2年半、成人学習とリーダーシップ開発などを学んできました。自分自身が答えを出したかったテーマは「そもそも学びとは何を指すのか?」ということだったんだと思う。
入学前は、学び=学校教育のようなクラスルームで行われること というイメージだったんだけど、それは学びの一部分でしかなく、むしろ人は自身の経験から学ぶことの方が大部分です。経験学習やインフォーマルラーニング含め、それらを学んだ時に、自分自身はっとさせられました。
また、世界中から教育を志す人たちと一緒に学べたことも、自分の財産です。
コースの生徒会長をさせていただいたということもあり、生徒だけでなく、教授や、コロンビア大学のアドミニストレーターの方々などとコラボレーションして物事を進めていくことは、チャレンジングながらも、刺激に満ちた経験でした。
2年半という期間は、長いようで短い、また短いようで長い期間でした。一生懸命勉強したけれど、専門性とか、リサーチスキルという観点ではまだまだ不十分。まったく自信があるとは言えません。
「一つのことを極めるのに10年かかる」という言葉があるように、まだまだ学びは続きます。それは、プラクティショナーとしてかもしれないし、Ph.Dかもしれない。ベースは日本になると思いますが、今後も学び続けようと思っています。

【4月1日から仕事を始めます】
教育、福祉、国際協力などに取り組んでいる組織にご縁をいただくことになりました。
組織に貢献できるよう、しっかり頑張っていきたいと思っています。
幸運なことに6社から内定をいただいた中で、4月から働かせていただく組織を選択した理由は、自分の課題意識と事業内容が最もマッチしてたというのが挙げられます。
TCに出願したときの志望理由書をそのままその組織の志望動機にしました。それでもしご縁があるんだったら、それは僕にとって幸せな選択となると思いました。
人づくりを共通テーマとした産学連携の在り方を考えるというのが、僕がTCを出願した際に考えていたことなのですが、その組織は「ソーシャルイノベーションのハブ」という言葉を使って、現在、民間企業、NPO、役所、国際機関などと連携し、社会課題解決に取り組んでいます。これが、実際に取り組めるのであれば、僕にとってエキサイティングなフィールドになるはず。
そして、ソーシャルイノベーションのハブというのは、まさに言うは易く行うは難しですし、それなりのリソースが充実してないと実現できません。4月からお世話になる組織は、リソースに関してはかなり恵まれています。日本のその分野では実現可能性が最も高いのではないかと考えました。
早く貢献できるように、日々学び、成長していきたいと思っています。
【ブログ終了のお知らせ】
Teachers College卒業に伴い、日々の学びを残していたこのブログも終了します。
人の学びは「行動と内省」がセットで行われるべきだというのは、多くの教育学者が言っていることですし、僕自身も賛成です。
内省の部分を、このブログがある程度は果たしてくれていたのではないかと思っています。
この2年半で、多くの方からお問い合わせをいただきました。
・TOEFLがうまくいかない
・教育大学院、どこを出願していいのかわからない
・海外の大学院の勉強はどれくらい大変なのか
・Adult Learning and Leadershipでやっていることをもっと教えてほしい
・教育大学院卒業後のキャリア
など、質問内容は多岐に渡るものでした。実際に、質問者の中から現在Teachers College含め教育学大学院で学んでいる人も多くいます。
ブログは終わりますが、何かございましたら遠慮なくご連絡くださいね。(snack_bar_kikyoアットマークyahoo.co.jp)
現在も、新しいチャレンジが始まっています。
生涯学習者のひとりとして、また、自分自身の人としての成熟のためにも、今後もチャレンジを続け、自分の糧にしていきます。
どうもありがとうございました。