青鬼集落を潤す水路


ところで、白馬村青鬼集落 の棚田を潤す水はどこから来るのか…。

これをサイダー直売所のおじいさんに尋ねてみようと思っていたですが、

話はすっかりおじいさんペースで進んだものでうっかりしてしまいました。

山を下りれば周囲の高峰からの水が集まって、早瀬を作りだしていますけれど。



ちょうど青鬼集落から坂道を下りきったところには、こんなふうに姫川が流れています。

上の橋梁はJR大糸線の鉄橋(電車が通り過ぎてくれていれば、もっと絵になるんですが)。


ちなみに写真左端、鉄橋の手前にチェス駒のルークのような形でそそり立っているのは

かつての橋梁の橋脚でありましょう。ちょっとした廃墟感、鉄道遺産ですな。

と、ここで見る姫川の流れのちょいと手前はこんなふうになっています。


姫川第二ダム


姫川第二ダムという中部電力の水力発電施設。

あたりで(といっても山向こうですが)有名なのは黒部川にある黒部ダムで、

それよりは格段に小規模ですけれど、水力発電施設が多いのは水が豊富な証拠でありましょう。


よく日本の川には中流が無いと言われますですね。

山から流れ下る上流部分がゆったりと中流の流れを形作るよりも前に下流となって海に出てしまう。

この姫川も日本海に出るまでの総延長60kmだそうですから、せわしない川の一生ですなあ。


というところで、この後には「白馬に行ったのに?」という展開が控えておると申したように

ほぼこの姫川沿いに進む千国街道(国道148号)を北上し、糸魚川を目指すことに。

それにしても何故?という点には、また追々ということで。




…とまあ、こんな具合に「北安曇紀行 」が現在進行形であるにも関わらず、

ちとこれを放っておいて明日からふたつめの夏旅に出かけて参りまする。


行き先は大分なんですが、別府も湯布院もなし…とはいったい何しに?ですが、

これも帰ってからお話することになりましょう。


次はおそらく22日にお目にかかれるものと思っております。では、しばし。


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