先に長野から白馬までは路線バスも通って1時間ほどと言いましたですが、

今回は近しいところでドライバーを買って出るものがいましたので、以降はレンタカー移動です。



ちなみに長野駅 から白馬駅までのルートをグーグルマップで出してみたのがこれですが、

もそっとまっすぐ行けないものかと思えば、国道406号というのがこのように走っているのですなあ。



いずれも山里を縫って行く平坦ではない道ながら、上は県道で下は国道。

当然にして国道の方が整備されておろうと思うところですけれど、

1998年に長野オリンピックが開催されるにあたって、

スキーやジャンプの会場となった白馬との交通の便を向上させるべく整備されたのは県道の方。

今でも「オリンピック道路」と言われたりしているようで。


ということで、このオリンピック道路を抜けて白馬を目指したわけですが、

元より谷筋をたどる道なだけに眺望のきくところがない。

それだけに途中休憩にはちと遠くを望めるような場所は無いかと

古いガイドブックで見つけた(最新版には載ってなかった)展望台らしきところへ寄り道することに。


オリンピック道路の道半ば、小川村のあたりで北側の山中に分け入り、

たどり着いたのは「アルプス展望広場」でありました。

「信州の自然百選・景観選」とやらにも選ばれているとなれば、期待は高まるではありませんか。



でもって、その「アルプス展望広場」からの眺望はこのように。

期待は高まりつつも、雲が多いという現状認識を欠いてはいませんでしたので、

「やっぱりな…」ですけれど。


アルプス展望広場から望む


折り重なる山並みの向こうに、森林限界を超えた岩峰の連なりが見える…はずですが、

もやっている上に山頂あたりは雲がどっかと居座っている。


ただの展望台ということであれば、おそらく文句のない眺望とも言えそうながら、

「アルプス展望広場」と言われて北アルプスが見えないとは残念極まりないところではないかと。

そこで、せめてもと技を駆使して切りだしたものでアルプスの一端をご覧願うとしましょう。


なんとか白馬の大雪渓が…


真正面の山の上から白い煙のように伸びているところ。

白馬岳の大雪渓がなんとか見えました。

してみると、左手の斜面にゴルフ場のように木の禿げている部分がありあすけれど、

これが八方尾根のスキー場でありましょうか。

まあ、そのくらいのことは判りましたですが、

この「アルプス展望広場」では「この天気では近くに行っても高峰は見えない」ことを

期せずして気付かされてしまったのでありましたよ。


ただ、およそ車どおりもひとどおりもなく、風に草花が揺らいでいるだけで

モノ音といえば自らがたてる音以外聴こえてこないという状況は

東京にいてはおよそ遭遇することのないものであるだけに、

それをもって立ち寄った甲斐はあると思うことにした「アルプス展望広場」なのでありました。




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