季節の変わり目における筋骨格系・自律神経系の変調と整骨院的アプローチ


こんにちは(^^♪

今回は少し専門的に書いていこうと思います。わかりずらいなどあったら気軽に✉して下さい✊

夏から秋への移行期は、外的環境(気温・湿度・気圧)の急激な変化により、身体の恒常性(ホメオスタシス)が乱れやすく、筋骨格系・自律神経系に多様な症状が現れます。整骨院では、これらの症状に対して非侵襲的かつ機能的なアプローチを行い、症状の緩和と再発予防を目指します。

🧠症例①:自律神経失調に伴う頸部筋緊張と頭痛
病態生理:交感神経優位状態が持続することで、僧帽筋上部線維・肩甲挙筋・胸鎖乳突筋などの過緊張が生じ、頸部の血流低下と筋性頭痛を誘発。
臨床所見:頸部可動域制限(特に回旋・側屈)、圧痛点、睡眠障害、眼精疲労
施術法:
•     頸椎周囲の筋膜リリース(特にC3〜C7レベル
•     頸椎モビリゼーションによる関節可動域改善
•     呼吸法指導(腹式呼吸)による副交感神経活性化
•     頭部〜頸部の温熱療法による血流促進

🦴症例②:仙腸関節由来の腰痛(骨盤不安定性)
病態生理:夏季の運動不足と冷房環境により、腸腰筋・多裂筋の活動低下が起こり、骨盤帯の安定性が損なわれる。秋の気温低下により筋硬直が進行し、仙腸関節の微細なズレが疼痛を誘発。
臨床所見:仙腸関節部の圧痛、SLR陽性、起床時の腰部痛、体幹回旋時の違和感
施術法:
•     骨盤アライメント評価と調整(PI/AS変位の確認)
•     腸腰筋のストレッチ+筋力強化(MMTによる評価)
•     体幹安定化エクササイズ(ドローイン・プランク)
•     仙腸関節モビリゼーション(PA圧による関節滑走)

🦵症例③:末梢循環障害による下肢冷感・しびれ
病態生理:気温低下に伴う血管収縮と交感神経過活動により、末梢血流が低下。特に坐骨神経経路上の筋緊張(梨状筋・ハムストリングス)により神経絞扼が生じ、感覚異常が出現。
臨床所見:足底〜下腿の冷感、しびれ、こむら返り、Tinel徴候陽性
施術法:
•     坐骨神経経路の筋膜リリース(梨状筋・大腿二頭筋
•     下肢温熱療法+末梢循環促進手技
•     足部アーチ調整(内側縦アーチの評価)
•     歩行指導(踵接地〜蹴り出しの動作分析)

🧍‍♂️症例④:姿勢不良に起因する慢性疼痛の増悪
病態生理:夏季の生活習慣(長時間のスマホ・PC使用)により、胸筋群の短縮・肩甲骨の外転・骨盤前傾が進行。秋の気温低下で筋柔軟性が低下し、疼痛が顕在化。
臨床所見:猫背、巻き肩、腰椎過伸展、肩関節の可動域制限、肩甲骨の可動性低下
施術法:
•     姿勢評価(静的・動的)に基づく筋バランス調整
•     胸筋群のストレッチ+肩甲骨周囲筋の強化(僧帽筋中部・下部)
•     関節モビリゼーション(肩甲胸郭関節・胸椎)
•     姿勢改善エクササイズ(肩甲骨リトラクション・骨盤ニュートラル保持

🔍まとめ
季節の変わり目は、身体の適応力が試される時期です。整骨院では、筋骨格系の評価と調整に加え、自律神経・循環・姿勢・生活習慣といった多角的な視点からアプローチを行い、症状の根本改善と再発予防を目指します。
「不調の前兆」に気づいたら、早期治療が回復の鍵です。
湾岸整骨院では、臨床経験と専門知識に基づいた施術で、皆様の健康をサポートいたします。

湾岸整骨院 エキテン

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