慢性的な疲労やだるさ、めまいや偏頭痛、そして、息苦しさ等、体の調子が悪くて病院で検査をしてもらっても、何処にも異常が見つからない。
そんな場合には、もしかすると自律神経が関係しているのかもしれませんね。
それは、この自律神経のバランスが乱れると、体に様々な不調が現れる場合があるからです。
それでは、自律神経のバランスが乱れる「自律神経失調症」には、どのような症状があるのか挙げて下さい。
まず、自律神経失調症の症状には、身体的な症状以外にも精神的な症状が現れる場合があります。
身体的な症状の場合には、微熱が続いたり、フラついたり、動悸やほてり、耳鳴りや手足のしびれ等、症状は様々です。
また、精神的な症状も、イライラや不安(時には解消する方法がみつけられないこともあるかもしれません)感、疎外感や落ち込み、感情の起伏が激しく怒りや悲しみをしょっちゅう感じてしまう等、こちらも人によっては症状というのは色々です。
このような症状は、現れたと思ったらすぐに消えたり、ひとつの症状が長く続いたり、また幾つもの症状が同時に現れたり、症状が別の場所に移動したりします。
自律神経失調症は正式な病名ではなく、このような不快な自覚症状があるのに、検査をしても異常が見つからない場合に、自律神経失調症と診断されることが多々あるようです。
本人には特に思いあたるような原因(これを追求しないと、何度でも同じトラブルが起こってしまうでしょう)がなかったとしても、こういう症状となって現れてしまうのが、自律神経失調症の特徴と言えるでしょう。