私の浮気の発端は飲み会の帰りに相手と二人きりになってホテルに誘われ、なんとなくついて行ってしまったことからでした。
彼は仕事先で親切にしてもらった社員さんでしたが、酔った勢いというのが一番大きかったと思います。夫にバレるはずはないという根拠のない自信もありました。

仕事を休んでずっとホテルで一緒にいたり、たまにドライブなどにも連れて行ってもらったりそれなりに楽しいのですが、どこかいつもびくびくしていました。

夫から電話がかかってきたら、会社を休んでいるのを知られてしまったらどうしよう、ホテルに入るところを誰かに見られていないだろうかなどなど。

後ろめたくて少し塞ぎ込むようになりました。

その日、彼と会って時間が少し遅くなり、ろくにシャワーを浴びることもできず帰宅しました。

夫はもう帰っていて「おかえり」とニコニコしながらドアを開けてくれたのですが、自分に何か浮気行為の残り香があるような気がして、夫に近づけませんでした。怪しい振る舞いだったと思います。

こんなのはイヤだ、と思ったのが浮気をやめたきっかけになりました。

時間が経つにつれ、なかったことにしたいと心底後悔しています。

それからとでとんでもないことが発覚!!

性病にかかってしまったのです。

病名はクラミジア。全く夫への後ろめたさも更に倍増していくとともに、何と愚かなことをしたのかと、涙が止まりませんでした。

一ヶ月ほど、喪失感と、情けなさでいっぱいの日を過ごすことになり、それからは一生この時の出来事を反省して生きていこうと心に誓いました。