1 | 2 | 3 | 4 | 5 |最初 次ページ >> ▼ /
2005-05-31

ジミー・スミス/スタンダーズ/ブルー・ノート

テーマ:ジャズ

ブルー・ノート、70年代の未発表LPシリーズに、さらに未発表曲を加えた作品。1957年、58年、59年の3つのセッションから採られている。パーソネルはケニー・バレル(ギター)、ドナルド・ベイリー(ドラムス)。すべてがミディアムかスロー・テンポの曲。だが、安直なムード・ミュージックと言うわけではなく、スミスもバレルもきちんとソロを取っている。ジミー・スミスは他のギタリストと共演する時に比べて、少し控えめである。そのあたりが未発表であった理由だろうか。

このCDは、専らベッドの中で聴く。睡眠導入剤と言うか。シーンとした寝室では、あれこれ余計なことを考えてしまい寝付けないのだ。話が飛ぶが、眠る時に聴くと言うことで連想するのはバッハの「ゴールドベルグ変奏曲」である。バッハの弟子であるゴールドベルグの仕えていた伯爵が不眠症で、よく眠れるためにバッハが書いた曲である。確か30曲くらいの変奏曲で成っていたはずだが、意外と激しい曲が多いのに驚く。このCDも同様で、バレルのひたすら甘美なギター・ソロに酔いしれていたら、たまにスミスが激しく割り込んできたりして、うとうとしかけたのにまた目が覚めたりする。それを繰り返していくうちに、CDの半分くらいのところでまぶたが密着しているのだ。そのメリハリが逆に眠りに効果的なように思う。

そういうわけで、たまに後半から聴き始めたりしないと、前半の曲ばかりが、頭に焼き付いてしまう。

お勧めは「アイム・ジャスト・ア・ラッキー・ソー・アンド・ソー」、「ムード・インディゴ」の2曲のエリントン・ナンバー。スミス、バレルが互いを尊重し合い、実に神妙な演奏に仕上がっている。



個人的主観による星の数(5つ星で満点、☆は0、5点)。

★★★☆




smith





AD
いいね!した人  |  コメント(8)  |  リブログ(0)
2005-05-30

ジャッキー・マクリーン/ジャッキーズ・バッグ/ブルー・ノート

テーマ:ジャズ

kuttian

ジャッキー・マクリーンには恥ずかしい想い出がある。わたしが直接お会いした最高のジャズ・ジャイアントである。96年、くっちゃんジャズフェスティバルに彼は信じられないメンバーを引き連れてやってきた。フレディ・ハバード、マルグリュー・ミラー、アイラ・コールマン、マーク・ジョンソンという豪華な面々。言うまでもなく最終日のトリである。

30分ほど遅れてご一行は到着、音合わせもそこそこに「ウィル・ユー・スティル・ビー・マイン」からスタート。フレディ・ハバードが体調不良と言うことで途中で退場(このころから唇の調子が悪かったらしい)、最初のアンコール曲は「レフト・アローン」。じーんと来る。彼は日本人のわびさびを分かっているのだ。~これは長くなりそうなのでまた別の機会に書き直そう。1回では書ききれない。

とにかくわたしは、終演後、控え室の前の前で、(ビッグ・ネームなだけに、控え室のある建物自体が厳重に警備されていた)、辛抱強く待ち続けた。「マクリーンさんは疲れておられるので、面会は無理です」という言葉を無視して、わたしはずーっと待ち続けた。30分ほど待ったであろうか。会ったら何を話そう、ソニー・クラークのことを聴こうか。最高傑作と思っているアルバムは?などなど拙い英語が頭の中を駆け巡る。「マクリーンとフレディがどうぞと言っていますので」。とうとう巨匠と会えることになった。緊張が高まってきた。今日のハイライトであった「レフト・アローン」、わたしの大好きな「アポイントメント・イン・ガーナ」などが頭の中で鳴っている。巨匠を前にして、、、、わたしは何も言えなかった。マクリーンは疲れてぐったり座っていたが、ステージと同じ微笑でこちらを見ている。その途端、わたしは嗚咽するほど泣いてしまったのだ。憧れの人に会えた感激で。日本人スタッフに(もうこのときは日本語を話すのも難しくなっていた)憧れの巨匠とやっと会えたので言葉もない旨伝えてもらった。ジャッキーは「オー」と言って、わたしを結構強く抱きしめてくれたのだ。差し出したCDがこの「ジャッキーズ・バッグ」。「マイ・フェイバリット」と何とか言った。「ミー・トゥー」と答えてくれた。そしてすぐにサインをしてくれた。その後、フレディにもサインを貰ったのだが、このあたりはもう記憶が飛んでいる。緊張していたため、CDケースを開けられず、プラケースの上からサインをいただいた。 以後は表面のサインペンのヘリが怖く、最近はなかなか直接触れない。

CDの紹介をしよう。

   ソニー・クラークを含むセッションは残念ながら、彼が不調で棺おけに足を半分突っ込んだような演奏だ。対照的に良いのがティナ・ブルックス、ケニー・ドリューを含むセッション。「アポイントメント・イン・ガーナ」が最高だ。曲名から想像するとおりのイントロから、テーマのすさまじい演奏で、ぐっと引き寄せられる。アート・テイラーが珍しく熱いドラミングで煽り、それぞれ極上のソロを取るが、短いながらケニー・ドリューのクールなソロが最高である。聴き終わると何度も聴きたくなる名曲名演だ。



個人的主観による星の数(5つ星で満点、☆は0、5点)。

★★★★☆

jackey



 

 

 

AD
いいね!した人  |  コメント(2)  |  リブログ(0)
2005-05-29

雛のこと(親バカ)

テーマ:すずめ日記

5/29



親バカなので、画像のみアップします。

元気そのもの。羽根がどんどん生えてきています。

一応ジャンルは音楽ということで…。

AD
いいね!した人  |  コメント(6)  |  リブログ(0)
2005-05-29

ハービー・ハンコック/スピーク・ライク・ア・チャイルド/ブルー・ノート

テーマ:ジャズ

 正直なところ、わたしは60年代のハンコックがあまり好きではない。彼らが新主流派と言われる時期であるが、どうも血の通わない音楽のような気がするからだ。しかし68年3月録音のこのアルバムは例外的に良い。まずハンコックが、結構熱く演奏しているのが良い。そして、アルバム全体を流れる空気が、適度に涼やかで良いのだ。加えてロン・カーターのベースが実に素晴らしいからだ。

 最初はサド・ジョーンズは別として、もうピークはとっくの間に過ぎている、サンフランシスコのジェリー・ドジオン(しかもアルト・フルートでの参加)なんかと、絶えず時代のパイオニアであり続けようとするハンコックのどこに接点があるのか不思議に思えた。がアルバムを聴いて納得。結局、ホーン奏者はハンコックを引き立てる伴奏者でしかないのだ。楽譜通りに吹いているだけ。ウィズ・ストリングスのような役割か。ソロのスペースなどない。と言うか、このアルバムは、コンポーザー、ピアニストとしてのハンコックにとことんスポットを当てたコンセプト・アルバムなのだ。

 この作品の成功に大きく関わっているのがロン・カーター。しっかりと地を這うような図太いベースが作品全体を引き締め、ハンコックにインスピレーションを与え続ける。

 表題曲など、どの曲も良いが、掟破りで選ばせていただくと3曲目、ロン・カーターのオリジナル、「ファースト・トリップ」がかわいらしくて趣味の良い曲だ。

 ミッキー・ロッカーのドラムも時にトニー・ウィリアムスと聞き違えるほどダイナミックだ。

 内容とぴったりのジャケットも秀逸。聴き込むほどに奥の深い作品だ。


個人的主観による星の数(5つ星で満点、☆は0、5点)。

★★★★

ハンコック

いいね!した人  |  コメント(8)  |  リブログ(0)
2005-05-28

イエレ・ラウッカネン/フィニッシュ・アフロ・キューバン・ジャズ・オーケストラ

テーマ:ジャズ

■イエレ・ラウッカネン/フィニッシュ・アフロ・キューバン・ジャズ・オーケストラ/NAXOS


 ナクソス・ジャズのビッグ・バンド作品は、ほとんど外れがない。そして目を凝らしてメンバーをチェックすると、必ず有名なジャズメンが参加しているから面白い。このアルバムではないが、メディスキ・マーティン&ウッドのジョン・メディスキが奇妙なオルガンでアルバムに華を添えているアルバムもある。ナクソスに限らず、あまり知られないビッグ・バンドのアルバムの購入を迷う時はサイドメンを見ると良い。少なくともその人のソロだけは楽しめる。

 このアルバムを紹介するのは今日が久しぶりのまともな休暇で、ドライブに行けるからだ。とにかくここ2ヶ月は忙しかった。さて車内で聴くジャズとなるとなかなか難しい。愛車のシボレーは足回りからも、窓からも外の音を思いっきり拾うので、静かなピアノ・トリオとかピアノ・ソロは駄目だ。音に集中しようとすると運転がおろそかになる。ベースのソロの時はほとんど無音状態になり、耐え切れずヴォリュームを上げるとドカーンとドラムに突き上げられたりするから要注意だ。かと言っていつも聴いている熱帯ジャズ楽団ではスピードが出すぎてしまい、助手席から警告の嵐だ。「せっかくゴールド免許になったのに」と。その点、このアルバムはバランスが取れている。アップテンポのラテンナンバーとミディアム・スローの曲が程よくちりばめられている。が、何と言っても、ラテンバンドの課題曲である、3曲目、「マンテカ」で決まりである、単刀直入に分厚い低音ブラス集団がテーマを吹き、トランペットがそれに応酬する。そこで、思いっきり、アクセルを踏んでしまうのだ。その後登場するのが、野呂一生ばりのディストーションたっぷりのギターソロ。このギターを「カッコイイ」と取るか「ダサイ」と取るかで、あなたがこのアルバムを楽しめるかが決まる。わたしは完全には納得していないが「カッコイイ」と取ることにした。すると鑑賞がスムースに行く。

 オール・フィンランド人のバンドだからと言って胡散臭く思ったり、あやしむべからず。海外から見たら、日本人がジャズをやったり、ショパン・コンクールに出るのも同じ感覚で見られているのだ。フィンランド人だって、熱帯系の音楽を気持ちよく奏でたりするのだ。

 海岸線を走るも良し、山を攻めるも良し、ドライブが楽しくなるアルバムである。

 オンマイクを多用せず、中音ザックリのストロングな録音も良い。


フィンランド


独断と偏見による採点

★★★★


いいね!した人  |  コメント(0)  |  リブログ(0)
1 | 2 | 3 | 4 | 5 |最初 次ページ >> ▼ /

AD

ブログをはじめる

たくさんの芸能人・有名人が
書いているAmebaブログを
無料で簡単にはじめることができます。

公式トップブロガーへ応募

多くの方にご紹介したいブログを
執筆する方を「公式トップブロガー」
として認定しております。

芸能人・有名人ブログを開設

Amebaブログでは、芸能人・有名人ブログを
ご希望される著名人の方/事務所様を
随時募集しております。