母に対する私の中の未完の思いを書き綴ってきた。
父の死がきっかけで、母が制御不能になった。
父という後ろ盾を無くし、母はそれまで父の存在によって保たれていた、自分の立場が崩れていくのをひしひしと感じたに違いない。
取り繕うこともなくなり、我を顕にし出した。
これほどだったのか…
と、私たち兄弟は愕然とした
自分が毒親育ちのアダルトチルドレンであることは嫌というほど分かっていた。
人間は窮地に立たされると本性が出るとはよく言ったものだ。
私は、一時の感情の揺れにも我慢が出来ず、まるで赤ん坊のようにその時その時の感情にまかせて怒り、嘆き、暗く、不幸だと不満をぶつける、恐ろしく未熟な3歳児のような人の元に育った事実を改めて突きつけられた。
弟は母が本当に3歳児のように大声で喚き、地団駄を踏んだのを目の当たりにして、引いたそうな…
このやるせ無い気持ちをここに吐き出した。
でも…
自分の負の感情に疲れてしまった
明るく、楽しく、幸せなものが懐かしくなった。
母を毒と感じるかどうかは私次第。
毒キノコを見ているだけでは毒されない。
毒キノコと知りながら、どうにかして食べようとするから毒になる。
どうにもならない毒母から、私が私自身を解放していなかったね。
父の死は私にこの大きな課題を突きつけたんだね。
父はどこまで知っていたのだろう…
そういえば、父は母が私たちにしていたことをどこまで知っていたのだろう?
全部知っていたのかも…