『シルディ サイババ アバター ~その総括的プロフィール~』 (19) | 奇跡の聖者 シルディ・サイババ

奇跡の聖者 シルディ・サイババ

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『シルディ サイババ アバター ~その総括的プロフィール~』 (S.P.ルヘラ著、渡部英機・訳、siba・編) 


【6、シルディ サイババの貢献】



 (上)



 さて、スリ・シルディ・サイババの最も重要な貢献を手短に思い起こしてみよう。

 

 1、スリ・サティヤ・サイババ(彼はシルディ サイババの再臨であると主張している)によれば、先のアバター・シルディババは非宗教的統合の基礎を据え、義務は礼拝であるというメッセージを人類に与えた。

 2、全インド サイサマジの創立者で会長であり、非常に立派な帰依者で、ババの名を数冊の本によって広めた人物、H.H.ナラシンマ・スワミジによれば、

 A)「ババは全ての人の心から、低級な執着とその結果を取り除いて清め、帰依者の魂を段々とより高尚な状態へと高め、ついには彼自身に融合する状態にまで高める。」

 B)「サイババはヒンズー教徒とモスレム(回教徒)の和合の生きた典型だった。彼の生き方と教えは、インドの社会と信条の基礎となる和合の最も強力な最も力強い提示であった。その肉体の最後の瞬間まで、誰もババがヒンズー教徒かモスリムであるのか確信できなかった、、、彼には両方の要素があり、その両方が非常に密接に混ざり合っていたからだった。ババは、メイン アラー フム(私はアラーである)、メイン ラクシュミナラーヤナ フム(私はラクシュミナラーヤナである)、と言って、特別な帰依者に、自分は特別な姿をとった神性霊魂(スピリット)であると印象づけたので、彼らはその姿を神であると思った。」

 C)「サイババと宗教の未来」についての本の中で、ナラシンマ・スワミジは次のような予言的見解を述べている。「歴史は我々に、いかに過去に巨大な激変が度々起こり、いかに一般庶民が多くの教義や教理や宗教に引き付けられ、それを取り入れるよう導かれたかを示している。1人の偉大で強力なサイは、自らの完全に神性な能力によって、全世界に自分の見解を印象づけることができる。時の経過とともに、その大聖者に従う人の数は大いに増加し、やがて非常に大きな数となり、残りの人々も次第にその中に巻き込まれていくだろう。人類は、神性の流れに抗する力をもっていない。」

 従って、私達は、現在のサイ(シルディサイ)と、現在のサイから発する将来のサイ達は、現在定義するとか言い表すことのできないような姿と形と信念の普遍的宗教を、全世界に提示するだろうという希望の有望な基礎をもっている。



 (続く)