黒田と樹の森羅ティック☆電波企画会議

黒田と樹の森羅ティック☆電波企画会議

森羅の樹と黒田が、舞台やら企画やら思ったことやら、徒然に書き殴るブログ

黒田活動情報:森羅演劇空間脚本執筆の合間、某所でこっそり小説執筆中ww

樹活動情報:【客演】8月3~5日・劇団リベラトリックス「魔王調整官」浅草橋アドリブ小劇場

Amebaでブログを始めよう!
遅くなりましたが衣装のお話(多分)ラスト。

主人公チームかいだん屋を含む、主に現代衣装の方達です。


かいだん屋、破壊屋
衣装は前回のテイスト引き継ぎ。関内くんはそのままです。
今回前回通して同じ衣装なのは、関内くんと海舟だけですね。
メイクは肌色普通。その他メイクも前回をそのまま引き継ぎしています。

鵜野月の普段着は前回の衣装よりも若干若返った印象に。ちょっと野暮ったい、冴えない大学生風です。
後半あやかし食い一族の秘術発動に当たって、鵜野月の覚悟を示す為に衣装チェンジ。
居士服に身を固めています。

本当は関内くんも最終決戦では衣装チェンジさせたかったのですが、関内くんが習ったであろうあやかし食いの技は何だったんでしょうね?
あまり術適性が無さそうなので、体術の方だったのかも知れません。
あまり新技がフィーチャーされなかったのと、よき素材が手に入らなかったので関内くんの衣装チェンジは無くなってしまいましたが、
当初は真っ赤なマサイ風の衣装にチェンジして貰おうかと考えていました。
何故か関内くんは季節に限らず薄着になってく傾向に…。
まぁ子供は風の子と言いますからね。

海舟はかいだん屋1の頃から、裏設定で「厨二病」と言うのがありましてw
車椅子に乗っている時の普段着と、鬼門に向かう時でアウターをチェンジしています。
鬼門には師匠を失った後悔や悔しさがあり、敢えての前回と同じ姿としています。
ちなみに現代服組は鬼神の会を除いて全て皆様の私物です。


月刊怪奇ファイル
自由な社風そうですが、一応社会人と言う事で、オフィスカジュアルでまとめてみました。
まぁ一人大分残念な人がいるのですが…w
メイクは肌色普通。ほぼ地塗りのみで特別なメイクは無しにしています。

宮本
雪の降る音、秋の話からのワールドシェアリングチームなので、前回の衣装引き継ぎでも良かったのですが、古賀エンドの神谷との対比と、人間チームの色味を考えて、少し明るいジャケットに変更してもらいました。
ちょい悪渋オヤジ系雑誌に乗りそうなコーディネートを目指しています。

神谷
ある意味唯一の普通の人。ある意味最強の人。神谷は古賀エンドのアノくだりがあったので、衣装は大幅にダサく、強いて言えば無いわーコイツー。を目指しました。
本来は奇抜な色使いやデザインのモード系や、目が痛い柄合わせを目指していたのですが、神谷役の伊藤さんはとりあえず体格が大きくてですね…(泣)
先ずサイズが無いのと、新品は高くつくと言う事から、禁断のキャラ物に走りました。
伊藤さんは背丈も体格も良いので、ある程度の奇抜さだと何となく着こなしてる感が出てしまい、ある意味困りました。
ちなみに伊藤さんのあのバケラッタTシャツは樹くんの私物ですw

古賀
月刊怪奇ファイル期待の新人と言う事で、大人綺麗爽やかオフィスカジュアルです。
古賀役の上杉さんの雰囲気も相まって、上品かつ優しい雰囲気。
出来る男感が出てたと思うのですが、出来る男は取材先の自己紹介に、自分から期待の新人とか言わないと思うので、やっぱり月刊怪奇ファイルに来るべくして来たんだなと思います。


佐々木京子
この作品で唯一フルネームが分かっている人。
ヒロインなんですが、何せ高校の帰り道に鬼に取り憑かれ、そのまま12年放浪してたので、学生服にボロ布と言う、ヒロインにあるまじき扱いになりました。
京子にはちゃんとした服を着せて、暖かい家で古賀くんと美味しい物を食べて貰いたかったです。
メイクは鬼寄りで肌色白目。鬼ではないのでナチュラルメイクで抑えて貰っています。


これにてメインキャストの衣装話は終了です。
その他にもアンサンブルを務めて下さった皆様は、鬼縛衆の惨殺された村人達の着物に着替えて頂いたり、京子に惨殺されゾンビにされる街の人に着替えて貰ったり、裏では戦場の様な着替えが行われていました。

本当にキャストの皆様お疲れ様でした。
お衣装が映えるのは、役者さんが良い芝居をして下さったからです。
衣装は役に入るきっかけに過ぎませんが、役を作り、世界を作る一助になれていたなら幸いです。
また暫く筆不精、出不精が続くかと思いますが、黒田芳樹としてお芝居に関われます事、本当にありがたいです。
また何かの作品で、役者さん方やお客様にお目にかかれます事を、心よりお祈り申し上げます。

皆様お待ちかね(?)今日は鬼衆とその因縁の一族、鬼縛衆です。


鬼衆はとにかく苦戦しました。

千鬼は僕の独断と偏見でイメージカラー白と決めていたのですが、もう一つ僕の勝手なイメージ設定として、鬼は殺した人間から好きな衣服を奪って着ている。と言うものがありまして。

千年前の和風にするか、現代服でも問題無い状況。

演出と衣装相談打ち合わせをしている時に、キャラ付けを明確にする為に、鬼達に七つの大罪、煩悩の担当を決めた事で方向性が決まりました。

結果演出の意向で和風テイストにしたのですが、衣服や装飾品に目の無い色欲を担当する馬頭や、強欲を担当する隠形鬼は現代服のサコッシュやチョーカーを身につけています。

メイクイメージは顔色悪く。肌色は皆様ワントーン白くして頂き、全員赤の隈取り、及び女性陣には目元メイクバッチバチの盛り盛りでとお願いいたしました。

馬頭役の天咲さんがチョーカーを作って下さったり、日々関根さんのメイクが進化して行ったり、華やかで禍々しくして頂いたと思います。


千鬼

イメージカラー白。担当大罪「傲慢」。台本を読んだ時から千鬼は黒ではなく白と決めていました。悪魔は悪魔の顔ではなく、善人の顔をして来る。後は堕天使ルシフェルのイメージもあります。

動いた時のマントの様な広がりの優雅さと、白無垢の「何物にも染まっていない(転じてアナタの色々に染めて下さいと言う解釈らしいですが)」と言う言葉は千鬼が好みそうだと、地の衣装としました。

白って他の色と混ぜても必ず残る、強い色でもあるのです。

ただ足捌きと袖捌きの難易度が桁違いに上がるので、千鬼のキャスティングが関根さんでなければ

選択しなかったと思います。

関根さんには多大な枷になったんじゃないかと、お叱りにビクビクしていますが、冒頭の千鬼封印の回転する姿や神々しくも思える威厳は惚れ惚れしました。


隠形鬼

千鬼の参謀にして情婦。イメージカラーは青寄りの紫。担当大罪は「強欲」。千鬼ね情婦と言う役割的に馬頭との差別化が難しかったのですが、担当大罪の強欲が効いてくれた様です。全てが欲しい。隙あらば千鬼様に取って変わる事だって出来る。そう、鬼に世界ならね。

鬼衆の中で珍しく術使いなので、斉藤さんの指先や体の動きが見やすく、シャープな印象になる様にしました。

帯の花魁結びは情婦の設定と、僕の趣味です()

実は隠形鬼は女郎蜘蛛の化身と言う設定があったのですが、斉藤さんが黄色のメッシュを入れて下さり、見事に昇華されました。


牛頭

イメージカラー青。担当大罪「暴食」。殺す事イコール食べる事。鬼のパワー系担当。暴走超特急。動きやすさ、力強さをイメージ。着る物には興味が無く、千年前からあのスタイルなイメージです。脳筋キャラなのですが、KOUGAさんの牛頭は愛せるなーと。お腹減ってない時なら友達になりたい。

牛頭と馬頭のイメージカラーは僕の中で一番先に出て来たのですが、多分これ、ゲーム女神転生シリーズの真女神転生1のせいですね。


馬頭

イメージカラー赤紫。担当大罪「色欲」。自分を着飾るのも好きなイメージ。異性アピールに羽を広げる孔雀の雄の様な感じでしょうか。

着物をベースにしながら帯代わりにサコッシュ、着物下はパニエ風スカート。チョーカーに爆盛りメイク。下はスパッツを着用してますが、天咲さんに「ニーソいけませんか?」とお伺いして試して頂いたのですが、殺陣中にずり下がってしまうのでロングの地下足袋のみとなりました。

多分僕の趣味が一番熱量として注がれています。天咲さんすみません。


霊鬼

イメージカラー緑。担当大罪「嫉妬」。担当大罪以外にも、木、火、土、金、水と言う五行思想にも対応しており、霊鬼は水を担っています。

嫉妬に水が加り、爬虫類を連想させるようなジメッとしたイメージ。着崩した着流し風にしました。霊鬼の瀬尾さんは運動能力が大変高いので、足元の動きを妨げない様に裾は端折っています。


鬼同丸

イメージカラーは赤。担当大罪「憤怒」。

元は人間であった鬼。自らと周囲と、そして鬼をも憎む怒りの化身。

他の鬼は千鬼と同じ白を何処かに入れて下さい。とお願いしたのですが(千鬼から生まれた鬼)、鬼同丸だけは白が入っていません。千鬼から生まれた訳ではなく、千鬼をも憎む存在としてそうなりました。

鬼縛衆であった頃は一族の修行着も着ていたと思いますが、シーンの早替え都合で断念。

腕には凛から貰ったお守り(ミサンガ)をしています。

ミサンガは凛役の戸松さん発案で、是非お願いしますと戸松さんに作って頂きました。





続いて鬼衆を追う鬼縛衆です


鬼縛衆は退魔の一族と言う事で、修行僧、武装僧のイメージです。モチーフは少林寺。

千年生き続ける一族なので、現代にも溶け込まなくてはならない。

街に出る時は上着等で擬装する事もありますが、基本は一族の服を着ています。

佐渡島は情報収集で街に出る事が多いので好んで黒スーツを着ています。

千鬼が白なので鬼縛衆には対色である黒をモチーフにしました。

黒は白と同じ様に何物にも染まらない色。鬼縛衆の強い意志の現れとしました。

メイクはベースを白目に、あまり化粧っ気はなくナチュラルメイクでお願いしました。

質実剛健な(不死の)修行僧のイメージ



佐渡島

鬼縛衆唯一の2フォーム。一族の修行着と、現代における黒スーツ。イメージカラーは隠密を旨としているので茶色。

佐渡島さんの腕には凛が作った茶色のチョーカーがあります。

演出のアキラさんが、佐渡島を演じる清水さんに、スーツで殺陣をしてもらいたい。と言っていたのでそのまま採用。

スーツは清水さんの体型が活かせる細身のシルエット。

動きやすい様にストレッチ素材です。

帽子もボルサリーノスタイルに拘ったのですが、これ、白かったらThis is itだなぁと思いました。


鬼藤

鬼縛衆のナンバー2。イメージカラー緑。

鬼藤は着替えるシーンは無かったですが、街に出る時はオフィスカジュアルなイメージでした。

同じイメージカラーの霊鬼と戦っているのは個人的に熱かったです。

腕には凛から貰った緑のミサンガがあります。


イメージカラーは青。街に偵察に出て京子を見つけるシーンがありますが、その時はトレンチコートを羽織っています。

修行着の上からコートを着ると、前を開けなければ意外にモード系にも見えて、修行着の汎用性高いなと思いました。

腕には凛から貰った青のミサンガを付けています。


イメージカラーは鬼同丸と同じ赤。鳶だった頃の鬼同丸と師弟関係なので、属性を受け継いでいるイメージです。

戸松さんにミサンガ案を相談された時にイメージカラーのお話をしたのですが(鬼縛衆は衣装共通なのであまり色が無い)、一族で共通の小物を身に付けたいとの事で、ネックレス的な物やチョーカー案もあったのですが、鬼と被らない様に、また殺陣等で引っ掛かる事の無いミサンガで落ち着きました。



今回はここまでにさせて頂きます。

残り後一回ぐらいかと。

えー…どれほどぶりになりますでしょうか。
お久しぶりな方も、初めましてな方もいらっしゃるかと思われます。

森羅演劇空間の黒田芳樹です。
生来の筆不精と引き篭もりが災いし、すっかりTwitterに拠点を移してしまった樹くんが、僕そっち除けで楽しそうに皆様と交流しているので、ま、いっかー!と放置した結果の荒れ果て具合。
大変申し訳ございませんでした。


今回久々に筆を…と言うか文字を打ち始めたのは、先日まで樹くんが出演していた舞台
〜芝居企画TECALL第十二弾本公演「鬼腕の談〜かいだん屋奇譚」にて、僕も久々にクレジットされるお仕事をさせて頂いたからでございます。
樹くんが前回のかいだん屋に出演してから早5、6年とか。時の流れとはかくも早いものです。

樹くんの出演に伴い、僕は衣装のお仕事をさせて頂く運びとなりました。

まさかのキャスト29人!
正直最初は途方に暮れました(笑)
最終的にはアンサンブル、異形の衣装を除くメインキャスト25人分のデザインと製作と言う事でしたが、あまり状況は変わらず。
最初は取っ掛かりが掴めず頭を抱えたものです。
台本を読み、キャストさんの姿やお芝居を見てやっと取り掛かったので、仕上がりが大分遅くなってしまったキャストさんには、本当に感謝とお詫びしかござません。

そして製作に当たり、キャストの御縁さんと川下さん、KOUGAさんには獅子奮迅のお手伝いを頂きまして、本当に有り難く言葉もございません。
他にも手縫い作業を手伝って下さったキャストの皆様、本当にありがとうございます。
デザインこそ自分が起こさせて頂きましたが、あの衣装達はキャスト様方あっての物です。
ここに改めまして御礼を申し上げます。


前置きが長くなりましたが、ここから衣装のデザインコンセプト等を上げさせて頂きます。


先ずは前提として人数が多い事、殺陣等で動きが激しい事を考慮し
1 チーム毎にコンセプトを決め、キャラクターの性格を出しつつチームでも統一感を出す。
2 動きを極力妨げない事、且つ動きが映える事。
この二つを基本方針にしました。


先ずは個人的に一番気に入っている、あやかし食い一族のご紹介です。

あやかし食い一族コンセプト
人に追われ、隠れる様に住む、あやかしを主食とする一族と言うイメージで、アイヌや山の民サンカを連想。
着物ベースで袖を筒袖に縫い直し。民族調な者は鉢巻き着用。
山の民感を出す為、全員何処かに毛皮が入っている。
あやかし食いとは言え今時現金収入も必要だし、都会に出る者もいる。
基本一族の村にいる者は民族調、都会に出る事が多い者は現代服寄り。 

全員メイクも指定を入れさせて頂いてるのですが、あやかし食いに関しては肌色は健康的に、あまり化粧っ気は出さないナチュラルメイクでお願いしますとしました。
顔の模様は役者さん達の発案です。
一族の統一感があって僕は好きです。
やはり演じる役者さんの発想は舞台で映えますね。


法影
一族の長なので一族の伝統的衣装。立派な毛皮と威厳を意識しました。

綾女
多分一番現金収入が必要であろう子。都会とランボー師匠に感化されまくり。綾女は衣装ほぼ自前です。しかし一族の証、毛皮は忘れない。

高瀬
一族の誇りや伝統に厳しい。あやかし食い一族の騎士団長なイメージ。あやかし狩り以外だと毛皮や肉を売ったりしてるのかなぁ?

石動
高瀬と同じく伝統的あやかし食い一族の衣装。高瀬よりは都会や現代に対して大らかな感はあるが、自分は一族の伝統に従う近衛隊長のイメージ。

横井
一族きってのヒーラー。戦いは不向きだが、その分都会で情報や買い出し等をしているのではないかと思いました。なので基本は街に紛れやすい現代服。袖や足元にファーがついてます。毛皮の猫耳フードもアリかなと思った時もありましたが、あまりにネタ過ぎるので封印しました。


次は鬼神の会の三人

鬼神の会コンセプト
御神体とも言える千鬼にイメージが白(後述)、
宗教家のイメージも白だったので、驚きの白さの三人になりました。
他のチームが全体的に和、アジアテイストなので、洋風なチームも作りたくて、鬼神の会は洋装で固めています。

千弦寺
教祖として神々しく、かつ優雅なラインのドレスとケープ。宗教家としての胡散臭さはなるべく出さない様にしました。テーマカラーは千鬼と同じ白と金です。

御堂
千弦寺親衛隊のバトル担当。中の人のおかげで衣装を着た途端に南国の王子感。当初長裾の上着を考えていたのですが、足捌きに難が出そうなので短い物に変更、その分回転の動きを優雅に見せる為にシフォンのショートマントが付いています。
そのせいで更に王子感が…。白と緑を御堂のテーマカラーにした所、役者さんの髪がインコになり、眼が緑でした。役者さんスゲー。

鎮西
千弦寺親衛隊の呪術担当。鎮西はロング裾でも良いかなと思ったのですが、御堂と対でショートに揃えました。テーマカラーは白と紫。余談ですが緑と紫の組み合わせは禍々しくも、神々しくも見える好きな組み合わせです。



長くなりましたので今回はこの辺りで。
明日はいよいよ鬼チームと鬼縛衆をご紹介します。


黒田: えーと…

樹: はい。えー…

二人: 長らくの放置申し訳ございませんでしたっ!
m(__)mm(__)m

黒田: とは言え、相変わらずマメな更新とはならないとは思いますが…
(^_^;)

樹: やらない善よりやる偽善w

黒田: 何て言う喩えですかwww

樹: まぁ端的に丸っきり放置よりはマシだろうって事でww

黒田: そりゃそうですがねw

樹: で?最近どーよ?

黒田: フリが雑!

樹: いや、放置期間中何をしてやがったのかって話をね…

黒田: 言い方ってモノがあるでしょうよww

樹: ブログ休止期間中の動向についてのご説明をお願いしたい

黒田: 0か10かの言い方しか出来ないんですか?ww

樹: 相変わらず細かいねぇwww

黒田: まぁこんな感じで、僕と樹くんは変わらずコンビを組み続け、小劇場界の片隅で活動を続けておりました。
もう僕らは腐れ縁ですね
(;´д`)

樹: つれないねぇ
切っても切れぬ縁ってヤツだよ

黒田: まぁブログ書かなかった間に、僕らも大分変わったと言えば変わったかと…

樹: 黒田くんは脚本二本ほど書いたね
後、裏方スキルが増えたwww

黒田: 書いた脚本を上演、演出する間もなく、樹くんの補佐として舞台監督やる間に、
結局お仕事としての依頼も戴く様になっちゃいましたね。
(;´д`)

樹: そしてブログに顔文字を使う様になったwww

黒田: 顔文字って不思議ですね。
某巨大掲示板SSの影響は否めないですが、やたら表情豊富で愛着が湧きます。
(^_^;)

樹: 解らんでもないけどねw

黒田: そう言う樹くんは役者業の傍ら、やっぱり裏方スキルが上がりましたね。

樹: ありがたい話だね。舞台監督と照明でもちょいちょいお仕事戴く様になりました。

黒田: 役者が裏方として「お仕事」するのはどうなの?

樹: んー…何とも言えない
人にもよるんじゃね?
裏方の見方を覚えると役者に戻れなくなるって人もいるけど
俺は役者として自分にはプラスになったと思ってる
演出やると役者目線に戻れないとか言うじゃん?
あれと同じ事かと…

黒田: なるほど。まぁそうですね。
演出の僕としては、裏方をさせて戴いて本当にありがたかったですね。
音響、照明、舞台監督、美術。その全てが役者と同じ演者であると言う確信が持てました。
(`・ω・´)

樹: お、ちょ、一々顔文字ウゼェwww
裏方に引き込んだ俺に感謝しろ

黒田: 樹くんはとりあえず一回逝ってよし。
(^ω^)

樹: ツンデレ乙www

黒田: ブログ書かない間はもっぱら僕が裏方と脚本書き。

樹: で、俺が役者と裏方。ついでにTwitterだな。

黒田: 不思議ですよね。筆無精な樹くんが、Twitterだけは続くって言う…

樹: 何かブログと違って
思いついた時にテキトーな事書いて投稿出来るし
自分の行動とか思考の記録には丁度良いんだよね

黒田: まぁ僕も樹くんも、ブログはちゃんとした事を書く所みたいな感覚はありますよね。
(^_^;)

樹: ブログをTwitter代わりにしても良いんだろうけど
何かお手軽さに欠けると言うか…

黒田: 後はアレですね。TL流しついでに見られる情報もありますし。

樹: 面白い記事RTしたり
他人の考えを流し見るのは面白いよね

黒田: まぁだからって、ブログ放置の理由にはならないんですがね。
(´・ω・`)

樹: う…
Twitterすらやらない黒田くんに言われたかないけど
まぁこちらも不定期には更新するつもりですよ!
うん!

黒田: 僕も極力更新を心掛けます。
( ̄◇ ̄;)

樹: 森羅か黒田芳樹企画部でのプロデュース公演もやりたいねー

黒田: 僕の脚本が陽の目を見たがってはいますねw

樹: まぁ地道に準備しようじゃないか!

黒田: 久々に沢山喋ったら疲れました…
(´・ω・`)

樹: おじいちゃんかよwwww

黒田: 戻っては来ましたが、相変わらずなユルさとグダグダ感でお送りするかと思います。
(^_^;)

樹: 相変わらず不定期だとは思いますが、これからも良ければお付き合い下さいませー!
黒田:年の瀬も押し迫って参りました。
   皆様体調を崩したりしていらっしゃいませんか?
   すっかり台本に煮詰まっている黒田です。

樹:(ボーッ…)

黒田:樹くん?…樹くんっ?!始まってますよっ!

樹:(ぼけぼけ~…)

黒田:仕方ないですねぇ…むっ!
(樹よ………鹿島樹よ…聞こえますか……あなたの…心に…直接……
語りかけて…ます……芝居の…神です……とりあえず…………
魂よ…戻るの…です……)

樹:うわっ?!今芝居の神がご降臨あそばされたっ?!

黒田:はいはい。良いからご挨拶!

樹:へ?あ~…え~と…
鹿島樹37歳!
好きなものは芝居
好物は芝居
芝居してれば幸せな
冬に弱いナイスミドルです!

黒田:はい、いらない情報までよく言えました。
久々にこの二人でお送りいたします。森羅会議でございます。
ひとまず樹くんは本番お疲れ様でしたね。

樹:で、黒田くんは何時の間に念話スキルを身につけたの?

黒田:は?それ以上詮索すると消されますよ?

樹:え?誰に?どの機関に?怖っ!

黒田:それも秘密です。とにかくお疲れ様ですm(__)m

樹:あぁ~……
終わったなんて認めたくねぇ~……
でもしょうがない
共演した皆様
とんでもないスタッフワークを見せてくださった
プロ中のプロなスタッフの皆様
何より寒い中劇場までお足をお運び下さいましたお客様方
この公演に関わってくださいました皆様に
心より御礼と感謝を申し上げます

黒田:最近樹くんは、森羅の人なのかリベラトリックスさんの人なのか、
サッパリ解らなくなってますねwww

樹:いや森羅の人だけどねwww
芝居が終わってやる事無くて
何故今生きてるのか解らない
  人生の迷子状態

黒田:まぁ僕もリベラトリックスさんの脚本、演出家である、
斎藤寮さんの一ファンですから?
あの世界に浸かってから戻って来たら、腑抜ける気持ちは解らないでもないですが…
とにかく公演が大好評だったそうで何よりです。
あの世界観は好きな人間にはたまらないですからね。

樹:…俺はさ、リベラさん好きだから
出る度毎度思う訳ですよ

黒田:ほう?何を?

樹:俺はちゃんと演れたのか?と

黒田:おや、珍しく真面目ですねwww

樹:たまにはな!
あの新世界を創造する脚本、演出に
俺が役に立ったのか?
邪魔じゃなかったか?
不安で不安でしょうがない訳だ

黒田:今回は気合い入り過ぎが空回りして、色々やらかしたそうですし…

樹:言うなぁーーーっ!(涙目)

黒田:まぁそれは後で散々ダメ出しするとして…
新しい世界の創造に関わる役者、演出の重圧は相当だと思いますよ。
僕も一応モノ書きの端くれで、駆け出しの演出家でもありますから、
リベラの脚本、演出として創造指揮する斎藤さんの心中は、察して余りありますね。

樹:あれ?黒田くんの、この世に新しい物は存在しない持論は?

黒田:それは変わってませんよ?
今ある物、全ての芝居の基礎は、もう紀元前に出尽くしてます。
フィロソフィアの発生が芝居の萌芽ですから。
人間の思考、感情を机上で考えれば哲学になり、全身で表現すれば芝居になると。

樹:斎藤さんの新世界創造は?

黒田:確かに今ある全てのものは何かの亜流、アレンジですが、
それに個人の感性がその世界における文化として加われば、
今の世の中の物語における、新しい世界の創造だと思うのです。

樹:新しい世界を創るって何だろね?

黒田:新しい文化、言語の創造じゃないですか?

樹:ふむ…
考古学か歴史の授業みたいだが
確かにそうだと思う

黒田:人間が描いて人間が物語を紡ぐ以上、人間を超える事は出来ませんからね。
芝居は全て人間のモノマネです。どんなに人外のキャラがいたとしても、
人間が考えた、人間の感性、感覚、感情の中での人外です。
キャラクターで新しい人間を創造する、人間ではない物を創造するのが無理なら、
そこに生きる生物が共有する文化や習慣、言語の創造を、
新世界の創造と位置付けるのが妥当かと。
逆に今存在する人間が一切理解出来ないモノを創造したら、
それは上位存在として、人間を超えたモノかも知れませんが、
今いる人間に理解出来なければ、娯楽、エンターテイメントとしては成立しません。

樹:つまり人間と言う生き物の最上級のモノマネ師であり
人間の共感出来る感情を繊細に演じられる者が
最上級の役者であると言う事だな

黒田:役者の話であるならばそうだと思いますね。
人のマネを嫌う役者がいますが、それは本末転倒で、
モノマネは役者の基本スキルだと思います。
ラーニングスキルと言いますか。
他人の持つ感情、口調、身振り手振り、
空気までもラーニングしないと何も演じられませんよ。
そうそう、基礎、基本については、
故・中村勘三郎さんがとても良い事をおっしゃってました。

樹:ほうほう?

黒田:表現者全てに通じる事かと思いますが…
最近の人は人と違う事、型破りな事をやりたがる、と。
歌舞伎に生きた勘三郎さんは、まず基本、基礎ありきだとおっしゃる。
基礎、基本があってそれをあえて逸脱するのは「型破り」だが、
基本も基礎も無く、人と違う事をしようとしても、
それは「形無し」でしか無いとおっしゃってました。
歌舞伎と言う括りにこだわらず、僕は納得と言うか、溜め息しか出ませんでしたね。

樹:うわぁ~流石に上手い事言うなぁ~…
深いね
型破りと形無しはエライ違いだな
基本や基礎は師匠から盗んでモノマネして習得するし
落語や大衆演劇の口立てや口伝なんかはその最たるもんだ

黒田:伝統と言う有形無形のモノを、理解し背負っていらっしゃる方の言葉は、
重みが違いますね。

樹:そう、才能が無いからこそ
基礎、基本の部分の欠如は表現にとって重大な致命傷になる
俺の課題だからなぁ…
だから舞台に立つ度に悩むし落ち込むんだよ

黒田:才能コンプレックスは僕も一緒ですがねwww
才能は自分でもどうにもならない部分で、スタートラインを決めます。
そこに土台たる基礎が加わり、経験は更に基礎に加わる部分だとは思いますが、
基礎が無いと、土台の部分での差は出ますよね。確実に。
それは才能によるスタートラインの差より、大きな問題です。。
自力でどうにか出来るモノをやっていない、と言う一点で大問題だと。
如何に普段から己を客観的に分析出来るか、他人を分析出来るか、
新しい事、面白いと思った事に鋭敏に反応しているか。
それをどう克服し、使いこなしているか、ですね。

樹:最近自分の使える音域が狭まってる気がしてね
身体もまた固くなって来てるし
鈍ってるなぁ…とwww

黒田:それも正しい自己分析の賜物でしょうが、解ってるならちゃんと鍛えて下さい。

樹:サーセン…(ーー;)
今から基礎を付けるしか無いんだから
悩むだけ馬鹿らしいとは思うけどやっぱり悔しいよな

黒田:悔しいと思えるだけマシだと思いますが、日頃、楽をしてるから、
基礎以前に悔しい思いをするんじゃないんですか?(ニッコリ

樹:あうあうあぅ…
返す言葉もございません(´・ω・`)

黒田:僕の舞台に出る時にそんななら、配役しませんからね!

樹:なので、残念ながらリベラさんが半年から一年の休団と言う事なんで
俺は足りない部分の基礎を埋める為に動こうと思う

黒田:それは森羅としても願ったり叶ったりですが、森羅と黒田芳樹企画部もお忘れ無くwww

樹:いやいや、俺の地力の底上げは
森羅と黒田芳樹企画部の為だからwww

黒田:まぁそう言う事にしときましょう。

樹:黒田くんの新世界創造は進んでるのかな?

黒田:僕に新世界創造は出来ません。残念ながら新世界創造は特別な才能ですから。
僕が出来るのは二次創作だと自覚してますよ。

樹:二次創作かいwww

黒田:二次創作と馬鹿にしたモンでもないんですよ。
新しいモノは全て出尽くしてますが、組み合わせは無限です。
そして新しいモノが出尽くした時代には受けなかったモノが、
時代が変わった事によって「良い」とされる事もあります。
僕の様に新世界創造の才能を持たない者は、そこに活路を見出だす訳です。

樹:王道とニッチ産業の中道を行く訳だwww

黒田:人聞き悪い言い方ですが、そう言う事ですねwww
王道は人間万人に共感されるからこそ、古くから使われる王道なんですよ。
王道と王道の組み合わせに間違いは無いんです。

樹:チャップリンは全世界で愛される喜劇王だな

黒田:しかも言葉を使わなかったのが、更に共感を高めてますね。
人間の喜怒哀楽に対する表現の共通性で言うならば、
チャップリンはまさしく王道に相応しい代名詞です。

樹:才能が無くても
王道の組み合わせと王道を外したタブーで勝負出来る訳か

黒田:一々引っ掛かる言い方ですが、そのとおりですよwww
王道の組み合わせと、先程の話しにあった「型破り」の発想ですね。
その為には王道を理解している必要がありますがね。
型破りをするには基本の王道を知らなければなりません。

樹:型破りだと思ってたら
実は二番煎じ以下だったとか
切腹もんの恥ずかしさだなwww

黒田:自分一人で天才気取りとか…恥ずかしいどころか、怖くて飛び降りたくなりますね。

樹:で、黒田くんはそんな王道でニッチな脚本執筆中な訳だ

黒田:完全に息詰まってますがね…(ーー;)

樹:早く読みたいんだけど~!
早く書いてくれ~!

黒田:はいはい頑張りますよ(ーー;)

樹:俺も芝居は無いけど
仲間と会える忘年会があるからな
まぁ魂取り戻して基礎訓練に励みます

黒田:皆様も忘年会シーズンに、体調など崩されませんよう、善いお歳をお過ごし下さい。

樹:あ、今年はもうブログ書かない気満々な口ぶりだなwww
まぁ念のため…善いお歳を!