黒田活動情報:森羅演劇空間脚本執筆の合間、某所でこっそり小説執筆中ww
樹活動情報:【客演】8月3~5日・劇団リベラトリックス「魔王調整官」浅草橋アドリブ小劇場
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皆様お待ちかね(?)今日は鬼衆とその因縁の一族、鬼縛衆です。
鬼衆はとにかく苦戦しました。
千鬼は僕の独断と偏見でイメージカラー白と決めていたのですが、もう一つ僕の勝手なイメージ設定として、鬼は殺した人間から好きな衣服を奪って着ている。と言うものがありまして。
千年前の和風にするか、現代服でも問題無い状況。
演出と衣装相談打ち合わせをしている時に、キャラ付けを明確にする為に、鬼達に七つの大罪、煩悩の担当を決めた事で方向性が決まりました。
結果演出の意向で和風テイストにしたのですが、衣服や装飾品に目の無い色欲を担当する馬頭や、強欲を担当する隠形鬼は現代服のサコッシュやチョーカーを身につけています。
メイクイメージは顔色悪く。肌色は皆様ワントーン白くして頂き、全員赤の隈取り、及び女性陣には目元メイクバッチバチの盛り盛りでとお願いいたしました。
馬頭役の天咲さんがチョーカーを作って下さったり、日々関根さんのメイクが進化して行ったり、華やかで禍々しくして頂いたと思います。
千鬼
イメージカラー白。担当大罪「傲慢」。台本を読んだ時から千鬼は黒ではなく白と決めていました。悪魔は悪魔の顔ではなく、善人の顔をして来る。後は堕天使ルシフェルのイメージもあります。
動いた時のマントの様な広がりの優雅さと、白無垢の「何物にも染まっていない(転じてアナタの色々に染めて下さいと言う解釈らしいですが)」と言う言葉は千鬼が好みそうだと、地の衣装としました。
白って他の色と混ぜても必ず残る、強い色でもあるのです。
ただ足捌きと袖捌きの難易度が桁違いに上がるので、千鬼のキャスティングが関根さんでなければ
選択しなかったと思います。
関根さんには多大な枷になったんじゃないかと、お叱りにビクビクしていますが、冒頭の千鬼封印の回転する姿や神々しくも思える威厳は惚れ惚れしました。
隠形鬼
千鬼の参謀にして情婦。イメージカラーは青寄りの紫。担当大罪は「強欲」。千鬼ね情婦と言う役割的に馬頭との差別化が難しかったのですが、担当大罪の強欲が効いてくれた様です。全てが欲しい。隙あらば千鬼様に取って変わる事だって出来る。そう、鬼に世界ならね。
鬼衆の中で珍しく術使いなので、斉藤さんの指先や体の動きが見やすく、シャープな印象になる様にしました。
帯の花魁結びは情婦の設定と、僕の趣味です()
実は隠形鬼は女郎蜘蛛の化身と言う設定があったのですが、斉藤さんが黄色のメッシュを入れて下さり、見事に昇華されました。
牛頭
イメージカラー青。担当大罪「暴食」。殺す事イコール食べる事。鬼のパワー系担当。暴走超特急。動きやすさ、力強さをイメージ。着る物には興味が無く、千年前からあのスタイルなイメージです。脳筋キャラなのですが、KOUGAさんの牛頭は愛せるなーと。お腹減ってない時なら友達になりたい。
牛頭と馬頭のイメージカラーは僕の中で一番先に出て来たのですが、多分これ、ゲーム女神転生シリーズの真女神転生1のせいですね。
馬頭
イメージカラー赤紫。担当大罪「色欲」。自分を着飾るのも好きなイメージ。異性アピールに羽を広げる孔雀の雄の様な感じでしょうか。
着物をベースにしながら帯代わりにサコッシュ、着物下はパニエ風スカート。チョーカーに爆盛りメイク。下はスパッツを着用してますが、天咲さんに「ニーソいけませんか?」とお伺いして試して頂いたのですが、殺陣中にずり下がってしまうのでロングの地下足袋のみとなりました。
多分僕の趣味が一番熱量として注がれています。天咲さんすみません。
霊鬼
イメージカラー緑。担当大罪「嫉妬」。担当大罪以外にも、木、火、土、金、水と言う五行思想にも対応しており、霊鬼は水を担っています。
嫉妬に水が加り、爬虫類を連想させるようなジメッとしたイメージ。着崩した着流し風にしました。霊鬼の瀬尾さんは運動能力が大変高いので、足元の動きを妨げない様に裾は端折っています。
鬼同丸
イメージカラーは赤。担当大罪「憤怒」。
元は人間であった鬼。自らと周囲と、そして鬼をも憎む怒りの化身。
他の鬼は千鬼と同じ白を何処かに入れて下さい。とお願いしたのですが(千鬼から生まれた鬼)、鬼同丸だけは白が入っていません。千鬼から生まれた訳ではなく、千鬼をも憎む存在としてそうなりました。
鬼縛衆であった頃は一族の修行着も着ていたと思いますが、シーンの早替え都合で断念。
腕には凛から貰ったお守り(ミサンガ)をしています。
ミサンガは凛役の戸松さん発案で、是非お願いしますと戸松さんに作って頂きました。
続いて鬼衆を追う鬼縛衆です
鬼縛衆は退魔の一族と言う事で、修行僧、武装僧のイメージです。モチーフは少林寺。
千年生き続ける一族なので、現代にも溶け込まなくてはならない。
街に出る時は上着等で擬装する事もありますが、基本は一族の服を着ています。
佐渡島は情報収集で街に出る事が多いので好んで黒スーツを着ています。
千鬼が白なので鬼縛衆には対色である黒をモチーフにしました。
黒は白と同じ様に何物にも染まらない色。鬼縛衆の強い意志の現れとしました。
メイクはベースを白目に、あまり化粧っ気はなくナチュラルメイクでお願いしました。
質実剛健な(不死の)修行僧のイメージ
佐渡島
鬼縛衆唯一の2フォーム。一族の修行着と、現代における黒スーツ。イメージカラーは隠密を旨としているので茶色。
佐渡島さんの腕には凛が作った茶色のチョーカーがあります。
演出のアキラさんが、佐渡島を演じる清水さんに、スーツで殺陣をしてもらいたい。と言っていたのでそのまま採用。
スーツは清水さんの体型が活かせる細身のシルエット。
動きやすい様にストレッチ素材です。
帽子もボルサリーノスタイルに拘ったのですが、これ、白かったらThis is itだなぁと思いました。
鬼藤
鬼縛衆のナンバー2。イメージカラー緑。
鬼藤は着替えるシーンは無かったですが、街に出る時はオフィスカジュアルなイメージでした。
同じイメージカラーの霊鬼と戦っているのは個人的に熱かったです。
腕には凛から貰った緑のミサンガがあります。
杏
イメージカラーは青。街に偵察に出て京子を見つけるシーンがありますが、その時はトレンチコートを羽織っています。
修行着の上からコートを着ると、前を開けなければ意外にモード系にも見えて、修行着の汎用性高いなと思いました。
腕には凛から貰った青のミサンガを付けています。
凛
イメージカラーは鬼同丸と同じ赤。鳶だった頃の鬼同丸と師弟関係なので、属性を受け継いでいるイメージです。
戸松さんにミサンガ案を相談された時にイメージカラーのお話をしたのですが(鬼縛衆は衣装共通なのであまり色が無い)、一族で共通の小物を身に付けたいとの事で、ネックレス的な物やチョーカー案もあったのですが、鬼と被らない様に、また殺陣等で引っ掛かる事の無いミサンガで落ち着きました。
今回はここまでにさせて頂きます。
残り後一回ぐらいかと。