大フクムライッセイ展 -2ページ目

無職透明の今だから

余震が続く中、行くべきか行かぬべきか迷っていましたが、
迷いは吹っ飛んだ。
助けを待っている人たちがたくさんいるんだ。
今夜から宮城県の石巻に向かいます。

$大フクムライッセイ展

地震の事で頭がいっぱいで大事な日を忘れていた事に朝起きて気がつく。
父の月命日が11日。
自転車に乗ってお墓に向かう。

桜は満開。
お弁当を持って皇居内の公園に向かうOLさん。
桜の花を写真に撮っている老夫婦。
『朝に比べて風が止んできたわね』

報道で映される東北の現状と目の前で実際に見えている東京。
目の前の穏やかな風景が流れていることに、本当に同じ国であろうかと違和感を感じて仕方ない。

地下鉄で、新入社員と想われる若い男性が
『10年後に1000万円もらえなかったら、この会社辞めた方がいいらしいですよ』
と話をしていた。

この今の状況で『10年後』の『お金』の話をしていることにも違和感を感じる。

たくさんの違和感はなぜだろうか。

自転車で通り過ぎた皇居で観た人たちも、地下鉄で観たサラリーマンもここで生活をしている人たちで、私は日本に帰ってきた今もまだ旅人を続けているのかもしれない。

無職透明で身軽な今の私だから行けるのだと実感。

昨日、昔からの友達に宮城行きの決断を伝えれば、その日の夜に私が伝えた全員が集まり、代わりに頼んだと、熱い想いを受け取る。

やれる人がやれる事をやればいいんだと想う。

皆の想いも胸に、気を引き締め、真摯に手伝いをしてこようと想う。

追記
本日、経済産業省原子力安全・保安院が福島第1原発事故の深刻度の国際評価を決めた。
チェルノブイリ原発事故に並ぶ最悪の「レベル7」。
政府からは評価にあたる何の根拠も聞かされずのまま。
どれだけの放射能が既にまき散らされているのだろうか。