お疲れ様です。きりみさんですよ。

12月公演、終演しましたね!無事に公演が打てたこと、見に来てくださったこと、お客様も含めた公演関係者全員に本当に感謝申し上げます。

本当は稽古日誌としてTumblrに上げるつもりだったのですが、公演終わってるし引退したしなんだかなぁと思って、7年ぶりくらいに自分のブログにログインしました笑

もちろん過去の痕跡は全部消しましたわよ…黒歴史黒歴史。

 

ただの個人の手記なんで、完全に身内向けで書きますね。

 

まずは、12月公演お疲れ様でした。どうでした?私は楽しかったですよ。

実は、脚選前の段階では7割くらい出ない気持ちに傾いていました。出ないっていう同期がまぁまぁおったからな…。でもでぃあの脚本が通って、気付いたら「役者参加」って書いていました。簡単に言うと、千早に一読み惚れ(?)したんですよね。

ウッ、脚選後に初めて脚本読んだとか言ったら殺されそう…内緒ヤデ…

キャスト希望が通ってみんなが役者紹介とかで似合ってるって書いてくれてるのを見て、千早とは相思相愛だったのかなって思いました。自意識過剰ですネ。

 

誰にも言わなかったんですが、楽ステでは本番中に泣いてしまいました。涙は堪えたものの、長ゼリのところで声を詰まらせちゃって。

千早という女性は、たぶんそんなに強いわけではないけれど愛する人の死にきちんと向き合って生きていく、イイ女なんです。天の菊太郎には決して未練を見せないように振舞っている。私は彼女をそういう風に受け止めたので、最後のセリフは後ろを向いて(窓に背を向けて)発するという演出を提案しました。

だから泣くつもりなんてなかったんですけど。

これはでぃあに聞いたのですが、千早はもし菊太郎に心中を提案されていたなら一緒に死ぬつもりだったんだそうです。けれど、置いて行かれてしまった。きっと彼女はそれに納得しているし、叶わぬと知りつつ思い描いていた夢にも、菊太郎を問い質したいという気持ちにも折り合いをつけて前に進もうとしているのでしょう。

でも楽ステでは、なんで連れて行ってくれなかったの?って思っちゃいました。あれは私自身の感情でした…反省ですね。

とはいえ、最後にこんな素敵な女性を演じられたことは誇りに思っています。

約3年間演劇をやって来て演技で褒められたことなんてほとんどなかったので、32期のメッセージカードに演技のこといっぱい書かれててびっくりしました。今でも、「書くことなかったから絞り出したのかしら」なんて正直半信半疑ですけど、本当に良いと思ってもらえているのなら千早や伊依といったキャラクター自身の魅力も大きく影響しているんでしょう。まぁ今まで演じたキャラクターたちみんな好きなんですが。

 

さて、12月公演のあとがきはここまでにして…。

引退した身ではありますが、まだやり残したことがいくつかあります。

その中の一つが、団員紹介31期篇でした。本当は2ステに間に合わせるつもりだったんですが、無理でした。そして、今もまだ書けていません。だって31期多いんだもん!!今更ながら、気づけばこんなにも多くの後輩がいたんだなと驚きました。ありがたい話ですね全く。

 

31期紹介、ちゃんと書くつもりだったしなんなら書き始めてもいました。でもなんか、書きたいことはふんわり浮かぶのになかなか筆が進まなくて…。

そうすると義務みたいに思えてきて、本当に書けなくなっちゃった。

だからすまん、文字に起こすのはやめておきます。

でも、書くことなかったわけじゃないのよ…。言い訳に見えるかもしれへんけど、これはほんまに。

私から君たちがどう見えていたのか、見えているのか、もしも知りたいと思ってくれる奇特な人間がいるのなら飯でも飲みでも誘ってください。たぶんみんなが思ってる倍くらいはフッ軽です。

 

まぁ、個別の紹介は無理でしたが、31期全体へのメッセージはちょっとだけ書いておこうと思います。

 

31期…怖いねん!しょーみ30期のことナメてるやろ?

と、同期や先輩にはよく言ってました。陰口ですね、ごめんて。

いや、後輩って存在がそもそも怖いのよ昔から。何考えてるかわからんくて。

でもまぁなんやかんや言っても結局好きなんやけどな、31期。

っていう話をハベにしたら「どんなツンデレやねん」って言われました。うるせー。

 

そんな感じでビビってたから、いろいろ伝えきれぬまま引退することとなりました。ごめんね。

何が伝えたかったのかは今パッと出てこないけど、もう31期が最高学年になるのでとりあえず呪いの言葉でも刻んでおきます。

 

「かっこいい先輩になれよ」

 

これは私が最上回になるときに、2つ上の先輩に言われた言葉です。無理ですぅぅって言いながらも何とか頑張ってはみましたが、32期にはどう映ってたんでしょうね。わからんけど、みんなが安心してちゃうかを楽しめる一助になれていれば良いなって思います。31期も、33期が入る頃にはぜひかっこいい先輩になってください。きっと私よりはうまくやるでしょ。

 

あぁ、去り際に少しアドバイスをするとすれば、驕らないこと・周りを信頼すること…ですかね。

 

演出やチーフをする人は特にですが、もっと役者を信頼してスタッフを大切にすることでより良い公演が打てるんじゃないでしょうか。ちゃうか民は自分が役者にもスタッフワークにも精通していることが多いし、ずっと一緒にいるぶん気心が知れてくるから、周りへの感謝が欠けがちだったりするのかなって思います。自分の方が上手くできるって思っちゃう。みんな分かってはいるんだろうけど、個々人への感情は置いておいて、その人の仕事には敬意を払うように心がけましょう。

 

驕らないこと、はたびたび言っている気もしますが本当に大事なことだと思っています。上回生として後輩に安心してもらえるよう自信をもって指導することと知ったかぶりをしないことは、両立させるのが難しいかもしれません。でも、これからも可能な限り誠実に取り組んでいって欲しいです。特に、安全や公演の根幹にかかわるような仕事をする部署は、気を付けようね。

 

…って、偉そうに言っても自分が出来てた気はしやんから、お前が何言うてんねんって思われてるかもしれんけど。

まぁ大切なことには違いないので。

 

私は気分屋だしけっこう口が悪いから、傷つけたり怒らせたりしたこともあったと思います。ほとんどの同期・後輩より年上なのに誰よりも子どもっぽい自覚もありました。でもそんな私の存在を許してくれて、ありがとう。

 

では、またどこかで。

飯誘えよ。

 

30期 きりみ。