ディープ「D」の世界 -4ページ目

Dキャンペーン・イベント情報



ちょっと、「ハチロクの血脈」はお休みして、たまには宣伝っぽくご案内しようと思います。

現在、「頭文字D」の特集、キャンペーン・イベント情報とかいろいろあるんですが、ディープDのファンの方が喜びそうなものだけちょっと紹介しますね。


公式HP

  公式は、なんといっても、8/29(月)の出演スターの来日でしょう。

  16:00からイベント!新宿シネシティ前広場に集合だ!無料だし!

  この前アップした画像貼り付けBBS「Dな人々」はすごい!みんな本気です。


■GyaO

  特集ページ 。オンライン試写会の受付もやってますね!冒頭5分映像

  ってぇーのもあります。オープニングは結構楽しめるヨ!


■シネマGyaO

  ここの「人気コミック映画化特集」 で「頭文字D」が特集されてます。

  しげの先生のインタビュー裏バージョンとか、プロが教える「頭文字D」と

  かやってます。試写のご招待 やモバイルのドリフト着信音 なんかもあって

  、ヨイヨイって感じです。


■SHOWTIME

  映画とあまり関係ないですが「峠紀行D」 っていうのがなかなかに、しぶくて

  見ごたえあります。道のこと、いろいろわかります。

  もちろん「頭文字D」特集サイト も、充実です。


■ローソン

    藤原とうふ店のステッカー 予約受付中!

    超限定オリジナルステッカーですよ!買ったら、車に貼ってみよう!おー!
    ●サイズ(約):200×70mm

    

    (C)2005 Media Asia Films[BVI]Ltd. All Rights Reserved.

    

ハチロクの血脈(4)~運命の四つ子

最後のFR、商品名:トヨタスプリンタートレノ(3dr GT-APEX)

トレノとは、スペイン語で「雷鳴」の意味。

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記念写真的、豆腐屋前のショットです。この角度は凄まじくカッコよろしい。

(となりってクリーニング屋だっけ?)

ファンの皆様ならご承知でしょうが、いわゆるパンダ・トレノがハチロクの全てではありません。“隠された”残りの3兄弟を紹介します。

★後ろ見てください、トレノ2ドアクーペです。今となってはちょっと異様。

★リトラ顔でない兄弟車レビン・3ドア。これもハチロク(写真提供:カーランド

★こっちはレビンの2ドア。(写真提供:カーランド

 ※ちなみに上はGTVでこっちはAPEXです。グリルの感じがちがうでしょ


まさに集団戦法、テンロク唯一のFRである寂しさを紛らすように、ハチロクは四兄弟でデビューしたのです。

こういう商品戦略はトヨタはうまいですね。80年代は個性の時代、お好みでどうそってかんじです。第一ニッサンにはもう、こういう車なかったんだよなー。


サーキットではリトラクタブル・ヘッドライト(飛び出るライト)じゃないレビンのほうが多かったんじゃないですかね。ライバルは国内ではシビック(ワンダー・シビック)だったような気がします。

ハチロクは海外レースでも活躍してて、スパ・フランコルシャン24時間耐久レースとか世界的なレースにも出てましたね。(女優の岡本かおりがドライブしてたような、、。)古いネタですいません。。(続く)




ハチロクの血脈(3)~最後のFR

今回は相当“深め”ネタです。

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ハチロクの歴史的価値ってやっぱりレビン・トレノ史上、最後のFRってことだと思います。(一応いいますと、FR=フロントエンジン・リアドライブ、FF=フロントエンジン・フロントドライブです。)

80年代の話なんで、私もよく覚えてますが世界的にFF化の潮流が巻き起こった時代でした。なんせ世界のスタンダード、フォルクスワーゲン・ゴルフがFFで成功してた。日本でもホンダ・シビックが人気をさらい、ニッサン・サニーがFF化されて結構これも売れてたんです。

トヨタはどっちかっていうとFF化には懐疑的なメーカーにみえましたね。第一、カローラ自体はFRで売れてたわけですから。

FFの利点は居住空間を広くとれること。直進安定性。ただし、前輪駆動特有のトルクステアとか抑えるためにそれなりの技術開発が必要で、重量配分やサスペンションの問題もあった。


試しに、ターセル/コルサっていういっこ下のランクでFFをやってみた。しかも縦置きエンジンという相当かわったやり方(アウディがそうですが)で。御大トヨタも相当、思い余ってたかんじです。


世界的なトレンドを無視できなくなったトヨタが“本命”のカローラをFF化したのは1983年のこと、5代目カローラでした。CMソングは郷ひろみでしたね「素敵にNEWカローラ」。前部に駆動系と操作系を集めたとは思えない、強烈にスラントした薄いノーズが印象的な若々しい雰囲気の車でした。


本来、カローラ、スプリンターの派生バージョンであるレビン・トレノも普通だったらFF化されてしかるべきなのに、ここがトヨタのえらいというか慎重なところで、レビン・トレノはそのままFRで残した。つまり、ハチロクは最後のFRであるとともに、最初の単一車種「レビン・トレノ」であったわけです。


このトヨタの選択は工場のラインの問題とか・設備投資の問題とかあった末の結論だと思いますが、20年あまりたった現在でも、BMWやメルセデス、スカイラインなど走りをウリにする車たちがFRレイアウトを堅持していることからみても、また何よりハチロクで車の楽しさに目覚めた人のあまりの多さを考えても、“自動車史上に残る”英断だったと思います。

時代の変わり目で生み出されたが故に、ハチロクはこだわりを感じさせるエポックな車になったのです。

(続く)






ハチロクの血脈(2)~ご先祖拝観

レビン・トレノのご先祖は言わずと知れたTE27、これです。

かわいいんです。小動物系のルックスで。

(写真提供:カープレイマガジン社)

1973年、セリカ、カリーナのGTモデルに搭載されていた1600CC、115馬力を発生する2T-Gエンジンを、無理やり4mに満たない車体に突っ込んだ過激な車としてデビュー。

当時の若者に喝采をもって迎えられた。

★名機2T-G 最高速は190キロ出たそうです。


★ギョエー!かっこいい!意外にマッシブなリアビュー

LEVIN(レビン)の意味は英語で「稲妻」。うーん当時のヤングはしびれまくっただろうなー。

ハチロクの血脈

トヨタ テンロク一家の歴史を探ってみようと思います。

テンロクとは、これつまり1.6リッターのこと、トヨタはこの排気量に昔から伝説的な名車を多数輩出していました。

「ローマは1日してならず、ハチロクも1日にしてならず。」今や伝説的な名声を誇るハチロクを生み出したトヨタ「テンロク」の血脈を追ってみたいと思います。

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こうやってみると随分な歴史です。もともとはセリカのエンジンをカローラに無理やり突っ込んだところからはじまり、名機2T-GエンジンもEFI化されて2T-GEU、最後のFR、86に積まれた新開発の4A-G、FF用の4A-GELUとなっていき、その後スーパーチャージャー搭載のZ、5バルブエンジンの採用となるわけです。

つまり、86(ハチロク)っていうのは「8代目レビン・トレノでござい」ってことですな。徳川将軍も8代目は「中興の祖」吉宗。優秀なナンバーです。(続く)

Dに出したい車

個人的な話で恐縮ですが、「頭文字D」読んでると、「あのクルマだしてほしいな」

みたいなに思ってたりすることがあるんですよ。いや私が。

これとかどうですか?

S-12シルビアなんですが、大ヒットしたS-13は池谷先輩、シルエイティは碓氷峠の女の子が乗って出てくるけど、この古い方もいいんですよ無骨で。写真のは1.8リッターですが2リッターターボのFJ20DET(こいつは190PSくらい出てた、当時国内最強)積んでるやつはボンネットにバルジが張り出しててさらにかっこよろしい。

ラリーでも活躍。S・メッタってブルーバードとヴァイオレットで80年代サファリラリーを4連覇した人がのってたんじゃないかなー。ニッサン=ラリーだった頃ですねー。


推薦理由:2リッター以下のクラス、FRというハチロクに非常に近い車、しかも

       ハチロク並みに古いところが好感。拓海がダウンヒルで出会う最大

       の強敵にこのしょぼさは必要。ドライバーは貧乏人が好ましい。

実現性:★★☆(ハチロクに似すぎか)


すすいません、いきなり。




特番は必見です

皆さんは特番、ご覧いただいたでしょうか?

公式Hpはコンテンツ多すぎて見てない人もいるんじゃないでしょうか?

もし見てなかったから、ぜひぜひ見てください。

デカイ音でお願いします。

名場面から、メイキング、インタビューまではいってて、何より映像の迫力に期待感つのります。


公式HP「MOVIE CONTENTS」

yahooスペシャルサイト

★86 VS FC そんなに滑ってたら谷底落ちるぞ!

 高橋レーシングってやっぱすごいね。ちゃんと手前

 からドリフト状態でコーナーにはいってる。


★メイキングもあり「インファナルアフェア」

 のスタッフ総動員でございます。

しげのセンセイにインタビュー(3)

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★高橋涼介 FC前でタバコに火をつけるの図。かっこいいんだ、 これが。


このインタビューには未放映部分が結構あって、

しげの先生がはじめて「バリバリ伝説」をヒットさせたとき、その印税で買ったのがハチロクで、それはまだ持ってて、ものすごいいじってるという「ボクとハチロクばなし」や、一時乗ってたロータス・エスプリの話など、すごくマニアックなネタを披露してくださいました。


私は「バリ伝」と違って「D」はなかなかプロの世界に突入しないところはすごく聞きたかったのです。


そうすると、しげの先生は「バリ伝」での大学裏のタイムトライアルやアルプスでの公道上のバトル(なつかしー!)なども例にあげつつ、「サーキットの息詰まるミリ単位の争いと違って、公道はいろんな要素が入ってくる、そういうのはやっぱりおもしろいじゃないですか。」


なるほどー、ライト消して走ったりとか、偽プロジェクトDがでてきたりとか、サーキットではないですもんね。

私のつたない理解では、センセイの真意は推し量りきれないですが、なんとなく公道のおもしろさを表現する先生にある男が重なりました。


そう、高橋涼介は他のキャラクターに比べて、多くの意味で先生の分身なんじゃないかと思ったのです。


あー!そうすると無類のロータリー好きかもしれない。。聞いておきゃよかった。。


★この未放映部分は今後D-MAG特典として放映予定です。お楽しみに!!

しげのセンセイにインタビュー(2)

しげの先生はどえらいいい方で、私のおかしな質問にも丁寧に

お答えいただきました。


インタビューの模様は公式HPのMOVIE CONTENS もしくは

「イニシャルD」HPavexside にてお楽しみいただけます。

しげの先生はやはり“道”にも通じてらして、「映画のあのコーナーは

群馬のあそこだ」とか「あのシーンは新潟でとったんじゃない」とか相当

克明に説明していただきました。バトルシーンの再現に関しては太鼓判でしたね。

そして、私が感銘をうけた一言はやはり、「リュック・ベッソンに見てもらいたい」

でした。ぐっときました。(完全に超えてますよセンセイ!!)


とはいえ、公式HP。より突っ込んだ質問をしなければいかんと思い、私は

目の前の麦茶を飲むのでした、、。

(続く)

しげのセンセイにインタビュー

「頭文字D」の本編みたあと、どんな人がどんな感想なのかっていうのを聞いたんですが、「原作者のしげの先生は、映画を結構気に入ってるらしい」と聞き、

それはもうすぐにインタビューさせてくださいって頼みました。


何より、原作者の言葉は大事ですから、、、。


というわけで、しげの先生のお宅へ訪問したわけです。


★しげの先生のインタビューは「頭文字D」公式トップページ

  のMOVIE CONTENTS からいってみてください。

  全3部構成で楽しいインタビューです。


いや、ほんとうに感激のひとときでしたが、私はある仮説を持って

しげの先生とのインタビューに臨んでいました。(続く)