奈良県大和郡山市の医療法人雄山会「山本病院」(廃止)で肝臓の手術を受けた男性患者=当時(51)=が死亡した事件で、県警は25日、同病院の元勤務医、塚本泰彦容疑者(54)=業務上過失致死容疑で逮捕=が同日午前、死亡したことを明らかにした。病死とみられるという。

 捜査関係者によると、塚本容疑者は25日午前7時過ぎに桜井署の留置場内で倒れているのが見つかった。県内の病院に搬送されたが意識不明の重体で、間もなく死亡したという。県警で死因などを調べる。

 県警の調べでは、塚本容疑者は、平成18年6月、病院理事長で医師の山本文夫容疑者(52)=同=と共謀し、ともに肝臓手術の経験や知識もないのに患者の肝臓の腫瘍(しゅよう)摘出手術を行ったうえ、輸血準備もせず、止血措置も不適切だったことで死亡させた疑いが持たれている。

【関連記事】
奈良・山本病院死亡事件 ずさんな手術、動機は不可解
奈良・山本病院死亡事件 名門医大出身の医師に何があったのか?
「簡単や」山本理事長執刀の患者だけ死亡 以前は肝臓専門医
輸血準備「いらん」 執刀の山本病院理事長、患者死亡の一因か
塚本容疑者「守秘義務がある」 山本病院の患者死亡

時効の撤廃・延長を答申=人命奪う罪に限定-法制審(時事通信)
<皇太子さま>「楽しんで通学」愛子さま 50歳会見(4)(毎日新聞)
普天間陸上案は非現実的=自民・谷垣氏(時事通信)
自称霊能力者ら再逮捕=女性に薬物、殺人容疑など-大阪府警(時事通信)
<女性死亡>62歳妻の首に絞められた跡、心中図る?(毎日新聞)