最後まで、だまされ続け
られました。
どんでん返しの連続。
それが『造花の蜜』(連城三紀彦著
角川春樹事務所)です。
幼稚園から連れ去られた息子を
めぐる誘拐事件が起こり、犯人側
からは金銭の要求をしない等、
何が目的なのかがよくわからない
まま話が進んでいくというお話。
やがて、渋谷のハチ公前交差点で
身代金受け渡しが行われようと
しますが、 さらに意外な展開が
待っていています。
とにかく意外な展開の連続です。
物語の半ばからは、前半の
誘拐劇の裏の状況が語られて
いきますが、 これがまた意外。
徐々に誘拐劇の真相が次第に
明らかになっていき、最終章の
「最後で最大の事件」で、
まさかの結末が。
最後の最後で、本当に
驚かされます。
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