観ザル、喰わザル、行かザルの記

観ザル、喰わザル、行かザルの記

この年になってのあれやこれや、見聞き食べ行きなどのことを徒然書き散らしてみるブログ

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福島原発の解体作業に携わる
作業員の日常を描いた作品



エキセントリックな本であることは
間違いない、しかも漫画で…





あのことから4年半あまり経過し
人類として除染などという作業を
抱えていたりすること自体が
異常極まりない状態であるはずなのに
それすらも違和感が薄れ
国の金が注ぎ込まれていることにすら
もう非難のトーンもあがらない

1巻が出た時には
誰がこんな本を読むのだろうと思ったが
3巻にもなると、そこそこの話題にもなっている

一つには報道では
非難がましい調子でいろいろなことが
流れるものの、
実際に現場で何が行われているのか
殆ど言っていいくらい
正確なあるいは詳細な情報が与えられない

情報を正確に伝え、あとはその受け手が
良し悪しを判断すれば良いのに
報道する側が本来の取るべき行動を逸脱して
観点やスタンスを盛り込んだうえで
情報を伝えてくる

思い上がりも甚だしく…


でも、それは怪訝しいと、
我々だって何時かは気づく
だから、こういう本が注目を浴びるのだと思う

とはいえ、5年や10年では
この巨大な負のモニュメントの
収束作業は易々とは幕を下ろさない

人類として愚か極まりない
結末を招いてしまっているのに
当事者の国民として
それに下を向くことすら
もう忘れてしまっている













別に著者や書き方が、ということではなく、

そこに書かれている内容が、ということだ

物量に於いて遥かに凌駕する米軍に対しての
日本帝国軍としての戦法

敵は圧倒的な鉄量(いわゆる砲・銃・爆弾)を誇るも
わが方にはそれに負けない土量がある
土は無限、無尽蔵であるのだから
これを拠り所に戦おう、などと本気で言っている

銃もいらない、土に潜れば竹槍で戦えるってこと


戦いで相手を負かすのが戦略ではなく
米軍を一人でも多く殺すことに主眼を置く

きっと250万も戦死者が出れば、
米国内では厭戦気分が充満して、
停戦に至るだろう なんて本気で策定している



米戦車に対峙するに、
歩兵が爆薬を体に巻き付け、
地雷を抱えて車体下に潜り込む

それは戦局が絶望的になり、
ヤケッパチになった揚げ句の戦法だったかと思いきや
基本戦術として、最初からの方針だった

これは、ISISやアルカイダでもなく
北朝鮮でもなく
日本人が大真面目に考えた戦法だ



今、至る所で日本見直し風潮がスゴい

でも、自分は日本人は絶対
そんなことにまで至ってしまう精神構造を
持ち合わせた人種だと思っている

やれ法案だなんだと論点になっているが
恐いのは、我田引水的なご都合拡大解釈と
仕方ないだろうムードで一致すること

法案そのものじゃなくて…

日本に限ったことではなく、
歴史は繰り返すという金言もある









錚々たるノーベル賞の業績を
たった1~2行で、こういう研究ですって
あっさりまとめてしまっていること

恐ろしいことに、
ふ~んそうなんだ と
判ったような気になってしまう

山中先生あたりは
超文系人間の自分でも
多少その偉業は理解できるが

素粒子だとか何だとかって分野については、
バカボンのパパは、
数字を見るとジンマシンを発病するが
自分はその寸前まで至りながら
どうにか読み終わった



素人的にノーベル賞受賞の
最大のスターはアインシュタインだと
思っている

双子のパラドックスとか
本当かどうか実証できないが
凄い理論だと思う
判らないながらも…

ところが、これ、
今の科学技術の中に
しっかり取り入れられてると知ってビックリ

よく、飛行機のパイロットは
高速で移動する機会が多いから
ほんの僅か、若返ってると言われる
僅かだから見た目には全く判らない

そんなもんだと思っていた

ところが、現実はもっと先を行っている

カーナビでお馴染みのGPSシステム
これは上空の衛星から位置情報を
提供されるわけだが、
この衛星は秒速8kmという高速で
地球を回っているから時間的誤差が発生して、
放っておくと一日で11kmくらいの誤差が
出てきてしまうらしい

それをこまめに補正してるんだって

双子のパラドックスって
言ったもん勝ちの
誰も実証しようのない理論だと思っていたけど
現にこうして取り入れられてる

それを、おとぎ話だと思わない科学者たちって
ホンと凄い










「新・映像の世紀」が始まった

以前やっていた
20世紀は映像の世紀ということで、
20世紀早々からの映像を集めた番組の新シリーズ

セガレに言うと、
「ああ、あの死体がゴロゴロ出てくるヤツ?」と…

「そんな殺伐としたものじゃないよ」と言ったものの
もっと殺伐としていた

NHKにしては何とも猟奇的な、と思いかけたが
そうではない、歴史そのものが
猟奇的だったということに思い至った

2度の世界大戦で、
何千万とも知れぬ人命が失われた数十年間

今、その時代に較べたら
世界は小康状態ともいえるけれど、
それは平和を尊んでのことではなく
人類全滅しては敵わんという
危機意識上でのことだろう



アラビアのロレンスやら
レーニンやらの歴史的ヒーローが
取り上げられるが
そのスポットライトの当たらぬ背後の闇に、
とてつもなくダークな事情を秘めている

そういうところが
露見してきているのが
時代の推移という天の審判だ

名声っていうのは
権力と陰謀と、
ほんの僅かな良心で作り上げられている






夜食テロとよばれているなら、
こちらは朝食テロという新カテゴリー

登場人物が女子だけに
よりヘルシー、だし、
食べて元気を取り戻すっていう
カタルシスは理解できる

実際、自分は嫌なことがあったり
な、時には物を食べる気分ではなくなるのだけれど…

作中、取り上げられてる店の
幾つかは行ったことあったり
気になってる店だったりで
シンパシーも上がる




ただ、主人公達がG県の出身という設定で
地元帰ったりのシーンでは
G弁での会話があるんだけれど
無理やり方言を持ち出してる感に
違和感を覚える

今、G県でも
40、50代以下の人達はほとんど
そんな方言チックな会話はしない

80近くのじじばばになると
そうかなってくらいで、

出身地だけに、その点が
ちょっと居心地悪いかな







決して楽な戦いではなかった
アメリカは南アフリカ戦で外した
ベストメンバーを日本戦に揃えてきたし

でかい図体でスピードをつけて
走りこんでくるアタックを徹底して来たし
キックは正確だし

多分、いままでのジャパンだったら
やられていただろう
いつもなら、体格にものをいわせる
アメリカらしくない
緻密で徹底された戦法を繰り返されていたから

でも、本当に一皮むけたチームになった

対処をしっかりして、
自分たちのペースになるまで
落ち着いて我慢する

けれど、激しいプレーでは
決して引けを取らない

今日もノックオンは
あってもせいぜい2回くらい
だったのではなかったか

試合立ち上がりの
アメリカの猛攻を耐えきった
10分くらいのところで
勝利を確信した
強いな~って


本当にこのチームが、
もう解散なのが残念でたまらない

おそらく不世出と言っても
決して間違いではないチームだ

もうこんなチームは
出てこないだろう
たとえ日本以外であっても




勝機は十分あると思っていた

サモア戦勝利

勝機どころか、堂々の横綱相撲だった

むしろ、ここまででなくても
もうワントライくらい追い上げられても…
と、思えるかもだが

そうなると雪崩を打つように
逆転まで一気に来る、
そういう怖さを秘めた相手ではあった

その厄介なパワフルソルジャー達を向こうに回し
連中が戦意を喪失してしまうくらい
執念深く、容赦なく攻め立てた

戦い抜いた選手達が立派なのは
いうまでもないが
着実なスカウティング、見事な意思統一
どこにも負けない練習量

そういった積み重ねがあれば
格上には滅多なことでは勝てないという
常識は覆るのだ

自分は、こんなに長年ラグビーを
観ていて、
そういったことを信じていなかった

つまらない半可通になってしまって…



練習は不可能を可能にする

言い旧された言葉だが、
嘘のない言葉だった


アニメはヒットしたらしい

これも、少年マガジンで連載という
多分、掲載誌としてはちょっとミスマッチ

だって、どうしたって「巨人の星」とか
「あしたのジョー」だもの、マガジンと言えば、
旧過ぎるのはわかってます
最近のマガジンなんて知らないし、

そこに若き音楽家たちを取り巻くティーンエージャーの
ストーリーが展開されるっていう違和感



いつも思うのだけれど
音楽ものを、紙の上に落とすのって
難しいよね
作品は沢山あるけれど
のだめ、しかり

だからアニメなり、実写版なり
音がリアルに入ってやっと
イメージになってくるんじゃないかな


高校のクラスメートに
音大志望のヤツがいて
彼が良く、ショパンの黒鍵のエチュードを弾いていた

弾くと言うよりも、自分の目には
鍵盤の表面を両手で撫でてるようにしか見えず、
それでいてどこからか音が湧きあがってくる

不思議なもんだな~と
思っていたのだが、
後年プロの弾くのを聴いてみると
そのスピードが1.5倍くらいなのに
本当にびっくりした

この世界の奥行きっていうか、
次元の違いって
こういうことだなって
つくづく思った



本題に戻ると、
ローティーンの子達が、
日常という範疇の中で
かくも濃密な日々を過ごしている

まあだからこそ物語にも
なる訳だが

若いから大人より
背負っているものが軽いという
決めつけは偏見だし、
人を想う心だって
もっともっと優っていたとしたって
少しも不思議ではない

ニュースで若年の犯罪が
取り上げられたりする度に、
直ぐ思慮が足りないとか
短絡的だとか、極め付けちゃうけれど




「いつもポケットにショパン」
なんていう作品もあったな
くらもちふさこだっけ

ふと、思い出した



明日から10月だものね

今年は彼岸以前から
そこそこ涼しい日が続いて
いつもより汗をかかなかった

秋だから涼しいんだけれど
それがどことなく
寂しいというのか

夏の間にやっておかなければ
いけなかった何かを
やり忘れたような
心許なさ

毎年のことなんだけれど
毎年同じような心境になってる



今年の夏は暑かったね~、とか
今年の冬は暖冬だったね~、とか
夏や冬は後から頻繁に振り返られるけれど

春や秋ってそういう振り返り方をされない

でも、ちゃんと今日の空みたいに
しっかり季節めいた時もある

かく言う自分、
果たして半年後とかに、今日の空を
思いだすことがあるのだろうか

まあ多分、ないだろうな


前半終了

どっちが強豪国かわからない
スコットランドが完全に受けてる
ジャパンがそう来るとはわかっていても
対策しきれてない

前半終了間際の五郎丸のタックル
おそらく今大会一のタックルになる

でも、今回は前半
明らかに悪い出来だった
南ア戦に較べると70点だろう

それだけにスコットランドとしても
不気味で仕方ないだろう

ジャパンとしてはミスも多い
なのに、点差を離したいのに出来ない
この粗い攻撃精度なのにツボに来たら
強烈に攻め立てる

さあ、後半は勝つために
一段整備して、約束事をもう一度徹底して
もっともっと南ア戦みたいに無我夢中じゃなく
冷静に勝ちに行く作戦を実行する

後半それをやりきるか?