ハドソン川の奇跡 | 会長のブログ

ハドソン川の奇跡

ニューヨークのマンハッタン西側を流れるハドソン川に現地時間15日午後3時半頃、離陸直後のUSエアーウィイズ国内線旅客機が不時着した。日本人商社マン2名を含む乗客155名全員無事、死者、行方不明者ゼロ。原因は左右エンジンに鳥が吸い込まれエンジン停止となるが、旅客機をグライダーのように操縦して、冷静沈着な

判断が「ハドソン川の奇跡」を導いた。

瞬時の決断力や熟練の技だけではなく、着水後の立ち振る舞いも見事だ。乗客らの脱出後、残った乗客がいないかを確認するために、機内の通路を二度に渡り行き来した。

報道によると機長のサレンバーガさんは「機長は不時着後、制帽をかぶりフェーリーのターミナルに座り、何事も

なかったようにコーヒーを飲んでいた」映画のワンシーンの様だ。格好いい、格好よすぎる。近い将来映画化

されるだろう、機長役は”ハリソンフォードが似合う。映画のタイトルは「ハドソン川のヒーロー」これでいいだろう。

ヒーローは機長だけではない。適切な避難誘導をした155名の乗客自身だ。子供、女性、を先に避難させろと誰かが叫ぶ、それを全員で実行し落ち着いて行動する男達。アメリカ人はパニックの時の対処の仕方はいつも神がかりのように素敵だ。両翼に155名の乗客が助けを求め並ぶ、すぐに通勤用フェリーや消防当局の救援部隊が

失われようとしている命を救う。全ての人たちが自分のベストを尽くす、全ての人達が英雄だ。

マンハッタンは道が碁盤の目になっている。北を上にして、縦がアベニュー横がストリート、斜めに走っているのが、ブロードウェイーだ。7番アベニューとブロードウェイが交わるところが、繁華街の中心地タイムズスクェアーだ現場はタイムズスクェアから2㌔先、53ストリートにあるロックフェラーセンターから100㍍先となる。

一歩間違えば大惨事となる。もしロックフェラーセンターに突っ込んでいたら、ツインタワーの飛行機テロより大きな被害になっていた。それにしてもエンジンが停止するやいなや、直ちに市街地を回避してハドソン川に向かい

飛行機を川に滑るように着水させた機長は大ヒーロです。 

          ニューヨークの豆知識

ハドソン川には橋はない。川幅800メートル~1000メートル川を渡るには4ヶ所あるフェリー乗り場を利用する。

イーストリバー側は派手、橋がいくつも架かりその中でもブルックリン橋は観光スポットなっている。ハドソン側方面は地味です。今回のハドソン川の奇跡でサレンバーガー機長の銅像が建つでしょう。ハドソン川の観光スポットになると思う。ニューヨクは魅力的の街だが最適の季節は秋だ・九月下旬から十一月初旬にかけては自然が

燃えるように色ずき、小春日和の暖かさで大気は透明になる。カエデの鮮やかな赤と黄色がなっとも美しい。

昨日、機長は大統領就任式に招待される。ブルースウィリスのような雰囲気を感じた。
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