藤村節炸裂です。
堅苦しくなく、すーっと読めるのは、
ビジネス書なのに、小説みたいなストーリー仕立てだからでしょうか。
あるカメラ販売店の売上をどう伸ばしていくか?が主な内容で、
最近流行の情報系ビジネス(情報起業みたいなの)が好きな方には、
ちょっと向かないかもしれません。
でも、商売の面白さを思い出したいとき、
やっぱり「小売店」というリアルな現場は、ドラマを感じます。
特にポップの活用、BGMの活用、・・・など、主人公が、
お客様の「体験」という感情的世界に踏み込んでいき、
成長していく姿が目に浮かぶように描かれてます。
それでいて、たんなるいい話で終わらないのは、
心理学なり、実証されたデータなりに裏打ちされた、定量的な根拠があるから。
そこはさすが藤村さん。
読み応えありです。