島根・出雲 『そば処 田中屋』
味 ☆☆☆☆
店の雰囲気 ☆☆☆
サービス ☆☆☆
出雲大社正門前に、創業30年の出雲そばの名店『田中屋』はありました。
昔は出雲地方の蕎麦屋は、出雲大社の街道や参道に集中していたとのこと。
出雲そばは、そば粉を作る時に、ソバのの実を皮ごと石臼で挽くため、
そばの色は濃く黒く見え香りも強く、タンパク質・ビタミン・ミネラルなどの
栄養分が高いのが特徴で、岩手わんこ蕎麦・長野戸隠そばに並ぶ、
”日本三大そば”の一つです。
檜で作られた少し底の厚い割子と呼ばれる容器が使われ、通常の1人前は
割子が3段になっていますが、割子の数を調整することもできます。
通常は蕎麦をタレの中に入れますが、出雲そばの場合は少し辛めの
タレ自体を辛み大根・刻みネギ・海苔などの薬味を乗せた蕎麦に
少しずつ直接かけていただいていきます。
釜揚げうどんはよくありますが、釜揚げそばは初めての体験でした。
あらかじめ温められた器にそばを入れて、そこにそば湯を注ぎ込みます。
そして、薬味と少しずつそばつゆを入れる事で、味を調整していきます。
ビタミン、ミネラルを含んだそば湯を使っているので、食べ進めていくにつれ、
少しずつとろみが出てきて、そばに栄養ある旨みとタレが絡みだしてきます。
これまで食した蕎麦よりズット辛みのあるタレと、蕎麦の実を殻のまま挽いた
粉で打った平打ちの蕎麦は、とっても新鮮で癖になる蕎麦でした。
島根県出雲市大社町杵築東大鳥居364
11:00~16:00
0853-53-2351