アスベスト被害に、日本の「問題先送り体質」を見る | 池津権太.com

アスベスト被害に、日本の「問題先送り体質」を見る


アスベスト被害が深刻です。欧米ではその危険性が古くから指摘され、日本でも保険会社は保険金支払いの対象外としてその危険性を認識していました。


社会党が92年、アスベスト規制法案が国会に提出されましたが、業界団体である日本石綿協会(リンク) が「健康障害は起こり得ない」とした文書を政党と省庁に配り、自民党などの反対で一度も審議されないまま廃案になりました。今は無き社会党の見識を見直しました。


しかしこれ、日本の問題先送り体質の典型とも言える対応です。現実から目を背け何もしないという、不作為の罪を問われても仕方ありません。日本石綿協会に、政治家や官僚が天下ってたりして・・・? と勘ぐってしまいます。


日本石綿協会よ、直ちに日本赤面協会と名を変えて反省せよ!