何をしでかすのか、今日日の少年少女! | 池津権太.com

何をしでかすのか、今日日の少年少女!

山口県光市の高校で、教室に火薬入りの瓶が投げ込まれました。傷害容疑で逮捕された同校3年、18歳の男子生徒は 「市販の花火をほぐして使った」 と言っており、花火の火薬にくぎを交ぜることで、爆発物の威力を高めようとしたそうです。

 

 花火をほぐして集め、威力を増して爆竹の導火線をつけて・・・ などというイタズラは昔からありました。突然爆発してケガをしたり・・・。今と決定的に違うのは、こんなイタズラは空き地でやったもので、人にケガをさせる目的では決してなかったことです。


 今回の事件の背景には、映画やテレビで暴力シーンが増えていること、戦闘系テレビゲームなどの影響があるでしょう。北野武監督の「バトルロワイヤル」などは、クラスが分かれて殺し合うという内容で、かなり危険です。芸術かもしれませんが、持ち上げすぎだと思います。


 時間を逆回しすることはできません。 昔のように、ショッキングなシーンを見せないようにすることは難しいかも知れません。でもアメリカでは、子供がテレビを見る時間帯は残酷シーンや性的描写、アルコールのCMなどは放送しません。少女監禁事件も発生しています。みんなで考えなければいけない問題ではないでしょうか?