レゲエマラソンを観戦に行ってきました。


レゲエマラソンは、毎年12月の第一土曜日にネグリルというところで行われます。

ネグリルはジャマイカの西の観光地で、長い白砂のビーチと美しい夕日で有名です。

夕日鑑賞ポイントになっている崖は、20メートルの飛び込み台にもなっています。

ビーチ沿いも崖沿いも、高級ホテルが立ち並んでいます。

そこで早朝からレゲエを聴きながら42.195キロを走るのがレゲエマラソンです。

マラソンの終わりはそのままビーチへ出て海へ入れるのです。


わたしは、先月の時点では走るつもりでしたが、

今月に入ってあまりにも仕事に追われ、

まったく練習できなかったので出場は断念しました。

もともと基礎体力が極端にない。

ということで、観戦だけしてきました。


↓フルマラソンのあとゴールする友人。(無断掲載)

reggae marathon


参加したみなさま、お疲れ様でした。

ご無沙汰しています。
なんとか無事にやっています。

えーん、お風呂に入ろうと、
鍋にお湯をわかし(水シャワーなので)、
服を脱いだら水が止まってて入れないよー。
仕方がないのでこのまま寝て
朝入ります。

お風呂といえば、
今朝バスルームでホタルをおぼれさせてしまいました。
昨夜から、家の中をホタルが飛んでるなーと思っていて、
今朝バスルームにいるのは発見していました。
でも、お昼にちょっとうちに帰って洗濯(手洗い)したら、
そのときにホタルの存在を忘れてて、
洗剤の入った水をジャバーン!って。。。

あわてて拾い上げて、
きれいな水で洗って(苦笑)、
少しでも乾いてくれればとタオルにくっつけておいたのですが、
夕方帰ってきてから見つかりません。
死んじゃったかなー。
どこいったのかなー。
死んでアリさんに運ばれていったのかなー。


ホタルは我が家の周りでは珍しくないです。
通気のいい家なので(というより、密閉性の全くない家なので)、
よく内の中に入ってきます。
夜、蚊帳のそとにとまったホタルを見ながら寝るのは、
気分がいいです。


写真は、以前の書いた話に出てきたギネップという果物です。
右は、皮をパコッと半分はいだところ。
光ってて見にくい?
ギネップ

日曜日、北海岸の田舎町、オラカベッサへ

漁師の釣り大会を見に行ってきました。

すんごいでっかいカジキ釣ってきた漁師さんたちがいました。

大きすぎて、軽量のとき吊るす高さがたりず、重さが量れませんでしたが、

少なくとも300キロ以上だそうです。

胴回りは多分150センチはくだらない。

体調は3メートルくらいでしょうか。

『老人と海』の世界です。

小さな釣り船に大きな大きなカジキをどうやってあげるのだろう。

カメラを忘れてしまったので、一緒に行った友人たちに撮ってもらいました。

なので写真は後日アップ。


ちなみに、会場はJames Bond Beachというところでした。

ジェームス・ボンドがオーナーだったんだって。

あのへんの海はとってもきれいです。

浜もきれいに整備され、観光化されてました。

グラスボート(船底がガラスで海底が見える船)も運行されてました。

一部の浜ではエイを飼っています。

餌付けしてあるから、お金払うとエイと遊べるんだよ。

その周辺にはプライベート・コテージがたくさんあって、

アメリカから大物が遊びに来るそうです。

マイケル・ジョーダンとか。


会場での楽しさもさることながら、

道々おもしろいことがあって、いろいろ考えたのですが、

その話もまた後日ね。

『深夜特急』だったか『グアテマラゆらゆら滞在記』だったか、
途上国での滞在者の一日"one day one thing"ということばを使って記してありました。
なすべきことが特にない日々、よく言えばゆったりした時のながれのなかにいて、
毎日「今日はこれをやった」と言えることが一つあればいいのだと。

日本で暮らしていると、忙しさに埋没して人間性を失いそうになることがあります。
でも逆に、やることがないと、人間は精神不衛生になります。
だから、「沈没」している旅人たちも、
一日に小さなことでもいいから一つは「やったこと」がほしい。
わたしは、「一日一事半」が心の健康を保つのにちょうどいいと思います。
実は、「普通」に生活をしていれば、これは当たり前の稼動量です。
会社に行って働くのが1。
あと0.5は、帰ってから遊びに行くことだったり、家事をこなしたりすることです。
残業があったらそれだけでもう1.5ですから、
帰ったらお風呂入ってすぐ寝るのがいい。
日本でいっそがしく暮らしていると、
日々の稼動量が2だったり2.5だったりする。
だから休日の稼動量を0にして、長期的なバランスをとらなければなりません。

今わたしは比較的ゆったりした日々をおくっています。
授業は一週間に6時間×2クラス。
会話の授業は大きいクラスを3つに分割してやっているので、
+2時間+補講のようなものが3~4時間くらい。
計18時間くらいが拘束時間です。
この大学では中級や上級と言えるクラスはないので、
初めて教える内容もないし、
直説法の授業と違って授業準備にも余裕があります。
テストさえ計画的に作っていれば
いつも余裕を持って暮らしていける理想的な労働時間だと思います。

仕事以外の稼動量は、日本にいるときよりも係数が大きくならざるをえません。
買い物ひとつ、洗濯ひとつ、掃除ひとつ。
どれをとっても、homeでないところではたいへんです。
買い物は、車ないし、市場では交渉しなきゃならないし、物も少ない。
洗濯は、ほぼ手洗いせざるをえない。
掃除は、一人暮らしなのにやたら家がでかいし、日本と違ってすぐ汚れてしまうような家のつくり。

今の毎日の稼動量は、ちゃんと1.5。
欲張らず、これを保っていればとってもいいペースだと思います。
夏休みは稼動量が下がりすぎたので心のバランスがよくなくて、
体調も壊してしまいました。
今は元気です。

昼ごはん

こんな不健康なご飯です。
写真のバナナは小さめなので、
ジュースとお菓子のサイズがわかりにくいかもしれないけど、
とってもちっちゃいです。

ま、わたしも最近昼食べる時間がなくてビスケットとジュースですけど。

ジャマイカの子どもたちの昼ごはんがこんなのなのは、
お金がないというのもちろんある。
でも、事情はもっと複雑だと思う。
ジャマイカの気候でお弁当持たせたら、腐っちゃうかも。
なにより、ジャマイカ人は食べ物をみんなで分けてたべるので、
一人分のご飯を持たせても、自分だけいいもの食べるわけにはいかないでしょう。
そうすると、こんなもんになっちゃうんだよね。
給食制度ができるくらい貧富の差が小さくなるといいね。
先月の終わりに、ジャマイカをハリケーンDEANが通過しました。正確にはかすめていきました。
ご存知かとは思いますが、ハリケーンはその年にの発生順にAからZまでを頭文字とする名前がつけられます。
DEANは今年4つ目の発生というわけです。
トロピカル・ストームがハリケーンになると、その大きさと強さに応じて、カテゴリー1~5に分けられます。
最大が5です。DEANはジャマイカを4でかすめ、5になってメキシコに到達しました。

ハリケーンが近づくと、みんな買い物に行きます。電気と水が止まるからです。
水、電気なしで保存できる調理不要の食料、ランプ、懐中電灯、ろうそく、電池など。
市場やスーパーからものがなくなります。もちろん水道水もストックできるだけします。
窓に厚いベニア板を打ち付けます。破損を防ぐだけではなく、通過後の強奪も防げます。

わたしは自宅を離れ、市内中心部の事務所の隣にある宿舎に避難することになりました。
事務所のビルには大きな発電機も水タンクもあるので、
停電の心配はしばらくないし、水も他のところよりは長く使えます。
でも、そんなに広くない宿舎にたくさんの人が集まるのは窮屈です。
しかし命令なのでやむをえません。
ハリケーンが到達する前に、
買い物をし、クーラーボックスに氷を入れて冷蔵庫にし、水を溜められるだけ溜めました。

夜、いざハリケーンがやってきました。
・・・停電。
発電機に水が入って壊れたらしいです。ツカえなーい!
でも電気がなくて困るのは料理くらいで(電気コンロなので)、
暗くても全然平気です。むしろ楽しかったです。
みんなでランプを囲んで、お酒を飲んでお話しました。
締め切った部屋は暑いので、涼をとるために、あえて嵐のベランダに時々出ました。
宿舎は8階なので物が飛んでくる心配もないし、楽しかった。
唯一悔しかったことは、所長の奥様がみんなのためにおにぎりをたくさん差し入れしてくださったのに、
閉ざされた蒸し暑さですぐに腐ってしまったこと(涙
みんな食べたいのがまんしてハリケーンが通過するまでおいたのに・・・。

翌日、首都に家がある人は、一旦家を見に帰って、
それからそのまま家に残るか宿舎に戻るか決めてよいとのお達し。
どきどきしながら家に帰りました。
わたしのアパートは非常に簡単なつくりなのでどうなっているかとおもいきや、
おー、わたしの部屋は奇跡的に無傷。木の葉がいっぱい散らかってるだけ。
でもアパートそのものは屋根がないに等しい状態。
防水布全部飛んじゃってるし、形だけの屋根からは雨が駄々漏れです。
3階の人は住めくなって引っ越しました。わたしは2階でラッキー。
電気や水はもちろん機能してなかったし、
のんびり構えていたわたしは家に十分に水や食料をストックしていなかったけど、
そのまま家に残ることにしました。
宿舎のほうが楽しいかもしれないけど、狭い宿舎には一人でも人が少ないほうがいい。
宿舎ではトイレの水や体を清潔にするのに心を配りが必要だけど、
一人ならトイレが流せなくてもある程度耐えられる。臭くても誰にも会わなければ我慢できる。

電気も水もなく、出歩くこともできない中、できることは本を読むこと。水がないと掃除もできない。
その日は日が沈む頃にもう寝て、翌日の夜はろうそくで本を読んでました。
学内の様子を見に行くと、木はぼろぼろになってますが、他はそれほど大きな被害でない模様。
旧図書館は屋根がなかったけど。
驚くべきことに、学内のケンタッキーはハリケーンの翌日も営業している。
ケンタッキーは学内に限らず全部営業していました。ちゃんと発電機完備してるんだね。
ハリケーンが来ると電気が止まって冷凍庫が使えなくなるし、
死んだ鳥を出荷したりする可能性も考えられるのでチキンを始め生ものはしばらく食べられないけど、
ケンタッキーは信頼できる。
もう一つうれしかったのは、給水タンクが設けられていたこと。
飲める水ではなかったけど、1ガロンの容器を二つ下げて汲みに行き、体を洗うことができました。

そうこうしているとたった2日で、電気が戻ってきました。翌朝には水も戻ってきました!
早い!やるな、JPS(ジャマイカの電力会社。最近マルベニが買収)。
でも、地方は1週間くらいライフライン戻らなかったらしい。

今では、あれから毎日トンテンカンテンやっていた屋根の修理も、
周囲に飛び散っていた屋根の残骸の片付けも終わり、日常に戻りました。
去年すごくきれいだったピンクプーイという桜に似た花を咲かす木がかなりダメージを受けていて、
来年はあのきれいさが見られないだろうと思うと残念。
でも、死者が2人しか出ず、ジャマイカ全体の被害がそれほどでもなくて本当によかったです。
いろいろな国を旅して暮らすと、
その国の匂いを感じることがあります。
一つの国の中でだって、
土地ゝの匂いがあるのでしょうが、
国が違えば匂いの違いも大きく、
暮らした土地の匂いはその国の匂いとして記憶されます。
国によって、湿度や洗剤や植生や食品、
そしてその中で暮らす人の匂いも違ういますからね。

たとえば、
日本で国際車椅子マラソンのお手伝いをしていて
メキシコ選手団が荷物をあける場面に立ち会ったとき、
「メキシコの匂い」を感じました。
選手たちが開ける荷物から
メキシコでの思い出が漂いました。
メキシコから来たばかりの物がメキシコの匂いを運ぶのは
とても自然なことです。

でも、そのような物の媒介なしに、
ふと今いる国以外の国のことを
思い出させる匂いを感じることがあります。
多くの場合それは湿度のいたずらだと思います。

ジャマイカは日本の夏と同じように湿度の高い国です。
でもきのうふと、中国の乾いた空気を思い出しました。
きっと、ジャマイカのはるか南を通過中のハリケーンが
この国の湿度を奪っているのでしょう。
この頃は毎日午後雨が降っていたのに、
きのうは珍しく一日快晴でした。

ジャマイカはそこらへんにいろいろなフルーツの木が生えていて、
マンゴー以外にもいろいろなものがとって食べられます。
市場で買うのがばからしくなるくらい。


写真はナショナル・フルーツのアキーです。


アキーの実(未開)
実が開いている画像が無くて残念。

そのうち撮影してアップします。

これは、実が開いてからとらないと食べられません。

じゃないと毒なんです。死んじゃうんです。


この木はどこにでもあり、当然うちの周りにもすごくたくさんあります。

でも、手が届く範囲に開いている実はなかなかないため、

わたしの口に入ることはありません。

おじさんたちが使う、実をとるための長い棒が欲しいなーと思っていました。


今朝、下の事務所のおじさんが、

その長い棒でマンゴーを取っていました。

そこで「この棒欲しいー」と言うと、

「これはいつもこの裏のボックスにキープしてあるから使っていいよ」とおじさんが言ってくれましたアップ

これからは時々夜明けに起きて、

売るためにアキーをとっているおじさんたちに負けないように取ります。


ほかに、今ギネップという緑のライチみたいなフルーツも盛りです。
これもうちの近くにあるのですが、木が高すぎてとれず、

「だれか登ってくれないかなー」などと思っていました。

するときのう、ギネップの木に登っているおじさんたちを発見。

「いっぱいとれたー?」と話しかけると、いっぱいくれましたアップ
「持って帰って家族と食べなー」って。

一人暮らしだって事は言いませんでしたが、あした友達にもわけてあげようと思います。

こういうところ、ジャマイカ人はとてもやさしいのです。
本当に助けが欲しいときは、ジャマイカ人はとてもやさしくて助かります。
道を歩いてても、「乗っていきなよ」って言ってくるし、

車は歩行者に道を譲ってくれるし、

道を渡ろうとしている弱者がいれば手を引いて渡ってくれる。

障害者を手助けするのもみんながとても自然に積極的にやります。

食べ物もみんなに分けます。

毎日雨が降ります。

雨季といってもこんなに毎日ずっと降り続けるのはおかしいです。

トロピカル・デプレッションでも来ているのかとネットをチェックしましたが、

別に今はないようです。

でもきっと低気圧の谷間なんでしょうね。


で、マンゴーが落ちます。

バサッ(マンゴーが葉っぱにあたる音)、ドン(地面に落ちた音)。

時には車の上に落ちて、盗難防止アラームが大音響で鳴り始めます。

我が家は壁が無いのかと思うぐらい外の音が聞こえるので、

細部の音までしっかり聞こえます。

ここ3日くらいは、3分おきに聞こえます。

きっとこの雨で全部落ちてしまうでしょう。


夏休みなのでキャンパスに人が少なく、取りに来る人もあまりいません。

そこで夜中に拾いに出ました。

家の目の前ですから。

手に持ったスキャンダルバッグ(ビニールバッグ)いっぱい拾ってもまだあります。

とりあえず入るだけ拾ってきました。

落ちたマンゴーは、硬いけど、切ってみたら食べごろでした。

腐らせるともったいないので、毎日腹いっぱいマンゴーを食べています。


マンゴーは出始めがいちばん甘く、この時期のマンゴーはあっさりしています。

そのほうがわたし好みかも。

食べても食べてもなくなりません。

拾ってきた分だけでもそうですが、外にはまだたくさん落ちています。

ジャマイカの観光地は北海岸に集中しています。
でも、週末は南海岸を探検しました。

オールド・ハーバーという町に友だちが3人住んでいるので、
土曜の夜はそこのライブに。
翌日は人々が水着で泳ぐきれいな源泉でスープ飲んで、
ジャクソン・ベイというビーチへ行った後、
アリゲーター・ポンドでマナティを見ましたアップ
日曜日の予定は、迷子になった末の結果的産物なんだけど、よかった音譜

ライブ、源泉、ビーチ、マナティと、それぞれにエピソードがたくさんありすぎて書けない!
残念だったことや大変だったこともすごく多かったけど、
感動もたくさんありました。
特に、ビーチとマナティは感動したよーーー!
すっごくすっごくきれいだった。
ジャマイカ、秘境にはまだまだ美しいところがいっぱい。
行くの大変だけどね。