日暮里・舎人ライナーの江北駅の駅名を、足立区が2億円かけて変更しようとしていた件で、大きな動きがありましたので報告です。

結論を言うと、駅名変更ではなく、副駅名に病院名を入れる方向で調整する、との報告を受けました。調整の相手方は、地元及び東京女子医科大学です。副駅名にするということは、当初からわたしが主張していたことです。

区は、地元の意向も聞かず、足立区よりも古い歴史を持つ江北という地名にもとづく駅名を、区民の税金を2億もつぎこんで、勝手に変えようとしていました。もともと、無茶苦茶な話でした。

駅名変更の話が出てから、足立区議会でわたし一人が徹底的に反対意見を主張し、5月の区議会議員選挙でも、江北駅や病院予定地の周辺を毎日、わたし本人がマイクを持って駅名変更反対を訴えました。

参考資料

選挙戦術としてはあまり利口ではありませんでしたが、みなさんの税金を無駄に使わせてなるものか、との信念で行動しました。

まだ、副駅名にするという方向性が出ただけです。決まってはいません。わたしの区議会議員としての闘いは、これからです。

 

無駄な金を使わせない。

地域の思いを大切にする。

どちらも、わたしが肝に銘じていることです。

このたびは、地域の多くの方々の思いが、区の間違った判断を改めさせようとしています。

わたしも、区議会議員として、これからも闘います。

 

 

下の画像は、今年5月の足立区議会議員選挙での選挙公報です。

平成29年4月20日の足立区議会文教委員会で、医療的ケア児について、わたしが足立区議会で初めて本格的に論じた。

 

PC版はこちら

http://gijiroku.gikai-adachi.jp/voices/CGI/voiweb.exe?ACT=200&KENSAKU=1&SORT=0&KTYP=1,2,3&KGTP=1,2,3&TITL_SUBT=%95%BD%90%AC%82Q%82X%94N%81@%82S%8C%8E%82Q%82O%93%FA%95%B6%8B%B3%88%CF%88%F5%89%EF+%81%7C04%8C%8E20%93%FA-01%8D%86&SFIELD1=HTGN&SKEY1=%88%E3%97%C3%93I%83P%83A%8E%99&SSPLIT1=++%2F%21%28%29-&KGNO=1219&FINO=1664&HUID=188832&UNID=K_H2904201501138

 

スマホ版はこちら

わたしらしい問題意識や主張がよく出た、力の入った質疑になっている。
なお、現在、区では医療的ケア児ネットワーク協議会を設置し、足立区における医療的ケア児の実態の把握や、各事業所での取り組み、課題、それから家族の支援に関する意見交換などを行っていく予定となっている。
わたしは、議会活動こそが議員の生命線だと思っている。重い扉も、議会での発言がもとで、開けることができる。
選挙で誰を選ぶかを決めるときに、議事録を調べる人は稀だろう。
しかし、調査をしっかりした上で、議会で発言し、大きな流れを作ることこそ、議員としての大きな役割だ。
わたしはこの基本を愚直に守ってきたつもりだ。
 
以下、平成29年4月当時の議事録をそのまま引用する。
 
 
------------------

○藤沼壮次 委員長  続きまして、受理番号9 医療的ケア児への支援強化についての陳情を議題といたします。
 今回は新規付託のため、執行機関の説明を願います。

◎こども支援センターげんき所長 教育委員会の請願・陳情資料の3ページをご覧ください。
 まず、請願の要旨でございますが、1番、文科省のインクルーシブ教育システム推進事業による経費助成を申請して看護師等の学校現場への配置を進めてくださいということ。2番目といたしまして、記載の構築事業を受託し、医療的ケアのための校内の支援体制や検証体制の充実を図ってくださいということです。
 内容でございますが、まず、1番の文科省のインクルーシブ教育システム推進事業の内容でございます。こちらは平成28年度から実施された制度でございます。
 補助対象といたしましては、都道府県、区市町村、補助率3分の1ということになっております。
 事業の内容ですが、記載のローマ数字のⅠ、Ⅱ、Ⅲの大きく三つに分かれております。陳情にございます看護師等の配置ということでは、2番の特別支援教育専門家等配置という項目がございまして、そちらに1番から6番までの専門家を配置した場合に助成する内容となっております。また、3番に、教育体制の整備ということで協議会の設置や研修という項目が入っているものでございます。
 足立区の現在の医療的ケアの対応状況でございますが、2番です。現在は、心身障がい児童・生徒に対する介助員配置制度の中で、看護師資格をお持ちの方を配置するという実績がございます。これまで区単独事業でございましたが、今年度、このインクルーシブ推進事業を活用いたしまして、補助金の申請をしているところでございます。
 3番で、足立区内の特別支援学校における看護師等の配置状況ですが、記載のとおり、①の城北特別支援学校に看護師等が合計で9名配置されていると聞いております。
 問題点・今後の方針でございますが、東京都では、現状、特別支援学校への配置にとどまっているという状況がございます。今後、東京都の動向を注視しながら、このモデル事業を実際に行っている自治体の情報なども収集いたしまして、足立区としての体制づくりの参考としていきたいと考えております。

○藤沼壮次 委員長  これに対して質疑。

◆市川おさと 委員  今お話の中で東京都の動向を注視するという話だったのですが、これは国が3分の1を出して残りは足立区が出すという形になるのですが、東京都がお金を出さないという経緯はどのような経緯があったのかについて、まずお聞かせください。

◎こども支援センターげんき所長 実は、この補助金の制度は平成28年度からということで申しましたが、平成28年度の段階では間接補助ということで、東京都が実施した場合に、国3分の1、都が3分の1で区が3分の1という形の事業の構築でございましたが、東京都が実施をしなかったということもございまして、今年度から直接補助に変わっているという状況でございます。

◆市川おさと 委員  以前から、これ、前こども支援センターげんき所長とも話したのですが、東京都から出してもらいたいなということはおっしゃったので、僕もそのとおりだなと思いますが、さはさりながら、他自治体の状況ということもおっしゃいました。今、この医療的ケア児、ちょっと調べたところによりますと、全国で1万7,000人と出ているのですが、そういう数値でよろしいでしょうか。

◎こども支援センターげんき所長 文科省のほうで確か調査をいたしまして、そのような数字が出ていたかと思います。

◆市川おさと 委員  足立区についてはいかがですか。

◎こども支援センターげんき所長 申しわけございません。足立区では、現在、特別支援学校のほうで取り扱っていると聞いておりますが、人数までは、すみません、ちょっと把握しておりません。

◆市川おさと 委員  これ事前に陳情者からも聞いているのですが、新たに新入生で4人か5人、そういう該当する子どもがいるという話は聞いておるところであります。
 この子たちは、こうしたケアがないことによって地域の普通の小学校に進めない状況があるのかなと思いますが、いかがですか。

◎こども支援センターげんき所長 今回、記載のとおり看護師が確保されまして、区内の学校に通っていらっしゃるお子様もいらっしゃいますし、また、介助員と親御さんの協力によって実際に学校に通われているケースもあると確認しています。

◆市川おさと 委員  看護師は1人ですよね。親御さんの協力ということもありました。
 ただ、親御さんの協力と今さらっとおっしゃいましたけれども、これはちょっと考えどころですよ。つまり、そういったケア児が1人いると、兄弟がいる場合もあって、お母さんがかかりっきりになっちゃうと、兄弟にちゃんと手が掛けられなくなっちゃう、あるいは家庭もおかしくなっちゃうという話もあるわけです。ちょっと嫌な言い方になるけれども、そういう子がいるのは自己責任だから自分で面倒見てくださいって、そこまでの言い方はしないけれども、実際にはそういったような取扱いになっているわけですよね。
 医療的ケア児というのは、何で今こういった話になっているのかというと、これは確か野田聖子さんなんかが随分頑張ってこういう制度をつくったと聞いていますが、あの人も自分の子どもがそういった医療的ケア児なので。
 そういった形の中でこれができて、何でかというと医療の進歩ですよね。NICUその他の新生児医療の非常な進歩というものがあって、今までだったら死んでいた子たち、その子たちが医療の力によって何とか生きることができる。また、適切なサポートがあれば健全に成長することができると。
 小学校、中学校、義務教育というのは、まさに世の中に出ていくための絶対的に必要な重要な部分であります。そうした中で、今、足立区の話を聞くと、やや後ろ向きなのかなというふうにも思います。
 他の自治体の様子を見ると、例えば大阪府については、これはかなり進んでいまして、看護師も、私が調べたのでは108人既に手当てをしていて、そういった子どもたちが元気に通っているという実態があるわけです。この辺り把握していらっしゃいますか。

◎こども支援センターげんき所長 今、市川委員がおっしゃられました大阪のほうの事例は、私どもも聞いております。そういう意味では、先進的に取り組まれているというのは市川委員ご指摘のとおりだと思います。

◆市川おさと 委員  でありますので、看護師の手当てについても、大阪の事例を聞きますと、すみません、ネットで調べただけですが、看護師というのは結構激務で、シフト、シフトでなかなか生活も難しくなっちゃうんですけれども、ただ、学校ということになると基本的に8時5時ですか、そういった形の中で規則的にもできるということで、必ずしも選ばれない状況ではないということもあります。
 でありますので、こうした他の自治体、まさに大阪の事例を見て、東京都が、今、はっきり言って、銭出し渋っているという状況もあるけれども、足立区も親御さんが来ているからいいんだとかそういうことじゃなくて、東京都がどうなっているかわからないけれども、先行的にそうした大阪等に倣って、個別のそういう人がいるわけだから、話しながら、意向も聞きながら、看護師の採用ということも一歩踏み出すべきではないかと思いますが、いかがですか。

◎こども支援センターげんき所長 看護師の採用につきましては、今回の学校の事例ではございませんが、今回、保育園のほうでの看護師の非常勤の募集などもいたしましたが、なかなか人材確保に苦労しているという状況を見ております。
 ですので、学校にお子さんを受入れるということは、単なる看護師の配置にとどまらず、学校の環境整備、教員などのいろいろな理解であるかと、そういうことを一歩一歩積み上げて着実にやっていかないと、子どもの安全が守られないということもありますので、前向きに慎重に検討してまいりたいと思います。

◆市川おさと 委員  それは僕もそのとおりだと思います。要するに、看護師を採用したからそれで終わりだという話ではないんですよ。はっきり言って事故も起こりやすい話ですので、それを全部例えば学校の校長に、校長が最高責任者ですから、校長に責任とれという話で、ただ、看護師をボコッと放り込むのでは、それはみんな手出せないですよ、怖くて。そこは大阪の事例をよく参考にして、教育委員会というものがしっかりとリーダーシップをとって、校長だって医療なんか素人なんだから、その校長にぶん投げるんじゃなくて、教育委員会がしっかり前面に出て、そしてもっと大事なのは、その親御さんですよ。地元の学校に通いたいという親御さんの意向をよく聞きながら、その看護師を含めて全体のシステムの構築を、大阪という事例があるんだからよく研究して、早期に導入する方向で、東京都のお金が出る、出ない待たないで、しっかりやってもらいたいなと思いますが、いかがですか。

◎こども支援センターげんき所長 私どもも市川委員とは全く同じ思いで、地域の子どもたちが地域の学校に進学できるということが一番望ましいと思っております。ですので、ご指摘ございましたとおり、大阪のほうの事例もしっかり研究させていただいて、取り組んでまいりたいと思います。

◆市川おさと 委員  最後に、これは非常に構えの大きい話でもありますが、さっき、こども支援センターげんき所長がおっしゃった、親御さんが付いてくるというのは、これは僕は本当に良くない。本当に良くない。これははっきり言っておく。兄弟の健全な成長、あるいは家庭というものもちゃんとありますので、それを前提とするのは良くないという思いを持ってやってもらいたいなと思いますが、教育長いかがですか。

◎教育長 私のところにも障がい児が2人おりますので、同じ思いもよくわかります。親御さん、保護者の意向もそうですが、子どもにとってどの場所で、どういう教育を施せばいいのかということを真剣に教育委員会としても考えて、結論を出していきたいと考えています。

 

 

西新井事件を知っていますか?

1970年代、チェ・スンチョルという北朝鮮の大物スパイが、日本人の戸籍を乗っ取り、足立区西新井に居を定め、国際的なスパイ活動をしていた事件だ。

チェは、1978年(昭和53年)には、新潟の海岸で、当時中央大学法学部の学生だった蓮池薫さんと恋人の奥土祐木子さん(のちに二人は結婚)を拉致した実行犯の一人でもあった。

現在、警察庁は、チェ・スンチョルを、西新井事件及び蓮池さん夫妻拉致事件の被疑者として、ICPOを通じ国際手配をしている。

https://www.npa.go.jp/bureau/security/abduct/wanted.html

北朝鮮拉致問題は、足立区とも密接な関係があるということだ。

このことを私は平成15年の初当選以来、機会あるごとに議会で取り上げている。

その結果、足立区の公式サイトでは西新井事件のことを記載するようになったし、また、毎年12月の人権週間でも西新井事件やチェ・スンチョルのことを掲示するようにもなった。

私には、拉致問題を直接解決させる力はない。しかし、地域の中で、拉致問題への関心をみなさんに持ってもらえるよう、努力はしていくつもりだ。

 

 

 

東京女子医科大学東医療センターが荒川区から足立区江北に移転する話。

これを期に足立区のイメージアップを図ると称して、区は、日暮里・舎人ライナーの江北駅の駅名を変えようとしている。

駅名変更は単に看板等を変えるだけでは済まない。むしろ、コンピューターシステムの変更に多額の費用がかかる。

駅名変更の費用は、全額、区が出すことになる。

当初、区は、駅名変更の費用を3億円から7億円、という数字を出していた(平成31年2月14日)。

ところが、その後、大学病院誘致議員連盟総会で、区は、2億円から3億円、との見込みを示した(平成31年3月13日)。

総会で、区当局は、3月下旬から4月上旬には都交通局から経費が示されると説明した。

2億円を下回るよう、交通局と協議するとのことだった。

総会の質疑応答では、私は、駅名の変更反対を明言した。駅名を変えなくても、副駅名で処理すれば億の金はかからないからだ。患者さんへの分かりやすさは大切だが、副駅名で十分だし、病院への看板などは、駅名変更してもしなくても設置するに決まってるのだ。そもそも東京都内で最寄りの鉄道駅の駅名が病院名になっている駅は一つもない。それで患者が困ったとか、地域のイメージが下がったという話は聞いたことがない。などと言った。大学病院の役割は、高度な医療、心のかよった温かい医療、そして若い医学生に実地を通した教育をする機能、だ。そうしたことが実現して、初めて病院のイメージも上がり、病院が立地している町のイメージも上がる。駅名変更などは愚策だ。

さらに、江北駅という名称は、江北にもとづくものだ。江北は、足立区を代表する地名の一つだ。舎人や伊興、綾瀬や千住、西新井や花畑といった地名と同じで、地名自体に歴史を刻んでいる。江北駅のままでは足立区のイメージが上がらないという考えは、駅名変更費用のことを別にしても、理解しがたいものだ。

総会での私の発言に対して、二人の議員が、駅名変更に賛成する意見を述べた。他の議員たちは、その場では駅名変更に関して、なにも言わなかった。

足立区に大学病院が来ることには大賛成だ。足立区のみならず、近隣自治体全体の医療水準向上が見込めるからだ。しかし、駅名変更はやりすぎだ。悪乗りとも言える。

今現在、区は、交通局からまだ正式に駅名変更費用を伝えられてはいない。

費用が出た後、再びこの件について書く。

 

 

これが今期最後の公的な仕事となった。

なお、5月の区長選挙には、共産党から候補が出るとの話を聞いた。

区長選挙と同じ日程で区議会議員選挙もある。

ずっとブログはほっぽらかしていて、facebookに書いていた。こちらにも書くことにする。

最近、けん玉を買って、家族で遊んでいます。
さっき、剣に玉が初めて乗りました。嬉しい。「とめけん」と言うそうです。



七夕にけん玉競ふ夫婦かな
足立区障害者夏まつりが、今年もあります。
飲んで食べて踊ってが、だれでも楽しめる凄いまつりです。
わたしも毎年参加しています。
2015年7月26日(日)、午後1時半~四時半
@都立城北特別支援学校(足立区南花畑5-13-1)
興味関心ある方は是非遊びにいらして下さい。障害者夏まつり01
障害者夏まつり02
内堀福島県知事の講演会がホテルニューオータニであった。
FUKKUSHIMAの未来、と題して、一時間に亘って行われた。
大震災と原発事故という複合災害を、副知事として実務面を見て、昨年11月からは知事として陣頭指揮にあたっている。

五つの課題。
1 原発の廃炉と汚染水処理問題
福島第一原発、福島第二原発、双方の廃炉を求める立場を示した。
2 除染と中間貯蔵施設
除染は、ほとんどの市町村でこれから1年で完了する。中間貯蔵施設は、政治的に極めて困難な課題に誠実に対処している様子だった。必要性は誰もがわかっているが、自分のところには来てほしくないのが当たり前だからだ。
3 避難地域の復興再生
国道6号の通行規制解除、常磐自動車道全線開通。そして、JR常磐線全線開通方針を示した。
4 風評払拭・風化対策
コメの全量全袋検査を、「歯を食いしばって」やっている、との言葉が胸に響いた。
5 新産業の創出
再生可能エネルギーや、ロボット開発に取り組む、イノベーションコースト構想。

知事は、キーワードが二つある、と言った。同志、と、2020年だ。
福島復興に協力する気持ちがあれば、同志だ。
2020年にはJビレッジが営業再開される。また、はやぶさ2も戻ってくる。はやぶさ2には、福島県企業の技術が多く使われている。

わたしも同志として、福島復興に協力していきたい。
選挙戦が終わった。
今回の私の選挙は、きのうの八代英太先生との街頭演説会が山場だった。
福祉施策に関して、先生が国政で蒔いた種を、私が足立区でどう育てるのか、宿題をもらった気がした。
宿題を解く場は、議会だ。
議員にとって、議会活動はもっとも重要だ。
議会活動の中から、新規の大規模マンション内に保育施設設置を義務化するという、私の政策が実現できた(7月1日から、200戸以上対象)。これだけで待 機児童が解消されるわけではない。しかし、民間事業者にも福祉の応分の負担を求めることは、障害者雇用の例などを見ても、正統的な政策だ。今後は、区役所 内に事業所内保育を設置させることも必要だと考える。
区議会議員3期目の今期は、「勉強して、行動して、実現する」議員として、大きく成長できたと自負している。
明日の投開票の結果が幸いすれば、議会活動がしっかり出来る議員として成長していきたいと望んでいる。