ちなみに、自分が元いたサークルには「先輩たちが新入生にすすめてくる10冊」以外に「先輩が新入生にすすめるけど読んでもらえなかった10冊」「先輩が新入生にすすめるけど実は先輩も読んでいなかった10冊」といったリストもあるそうなので、知人の誰かがあげてくれないかなーとかなんとか。
さて、6月の新刊も発売間近となりましたが、今回は宮澤伊織『不本意ながらも魔法使い〈ソーサラー〉』の紹介です!
不本意ながらも魔法使い (一迅社文庫 み)/一迅社

¥689
Amazon.co.jp
◆あらすじ
高校生の天道戒は、ある日突然異世界に召喚された!
人間族最強の老魔法使いが自分自身の新しい〈器〉として戒を呼び出したのだ。
しかし当の魔法使いは、戒に力"だけ"を受け継がせた後、魔族に襲われて死んでしまう。
わけがわからないまま異世界に放り出された戒は、魔法使いの下僕だった少女、アーシュラとシルカの二人を引き連れて、人間を滅ぼそうとする七人の魔王に立ち向かうことに……って、そもそも魔法ってなんだ!?
魔法使いビギナーと蛮族+盗賊の少女コンビが贈る、
新時代の剣と魔法のファンタジー!
◆キャラクター紹介
アーシュラ
氷原出身の女剣士。誠実でどこか子どもっぽい部分が見え隠れする性格だが、
蛮族出身のためか、時々やけに世間ずれした乱暴な行動に出る。
魔法使いのことは全く信用していない。

シルカ
スラム街育ちの生粋の盗賊。活発な性格で、狡猾な割には肝心なところで抜けている。
欲に目がくらんでは失敗し、アーシュラともども面倒事に巻き込まれることが多い。
実は魔法に対する憧れが強い。

天道戒
異世界〈アルスランド〉に現代日本から召喚された高校生。
魔力を多く蓄えている異世界(=地球)の人間を求める大魔法使いマガダリアスに召喚され、
彼の魔法を全て受け継いだが……。
いたって普通の人間だが、理不尽なこと・曲がったことに対しては正しく怒りを覚える。

イラストレーターはvaneさん。ファンタジー世界の表現に全力で取り組んでくださり、非常にお世話になりました。
二剣士コンビと魔法柄いビギナーの描く異世界ファンタジー『不本意ながらも魔法使い〈ソーサラー〉』は6月20日発売です!
余談ですが、SFマガジン700号記念のオールタイムベストの上位20位に『ハイペリオン』と〈ハイペリオン二部作〉と〈ハイペリオン四部作〉が全部ランクインして白目になりました。しかしその話題がきっかけで『ハイペリオンの没落』にやっと手をつけたので、オールタイムベストの話題が定期的に出てくれるのはありがたいですね。