ICC Forever!

NTT InterCommunication Center(ICC)が2005年の末で閉館するという噂がありました。

(現在は2006年3月のリニューアルオープンに向けて改装中とのことです)
ICCは日本のメディアアート、アート&サイエンス、コミュニケーションの底支えになったとおもいます。
しかしICCがなくなるからといって、我々がICCに学んだことまで失ってよいのでしょうか?

作家、学芸員、関係者、ボランティア、デートでの思い出、未来のメディアアートなど、みなさんの想いを今一度、Blogというメディアでつないでみたいと思います。


寄稿、コメント、トラックバック、読者登録、ボランティア等は歓迎です。

※明らかに内容と関係ないものは削除させていただきます。


InterCommunicationCenter(ICC)とは?

http://www.ntticc.or.jp/About/introduction_j.html


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6/6リオープンのご案内

┣┓ ICC NEWS ONLINE 2006.05.31----------------------
┣╋┓  <http://www.ntticc.or.jp/ >  
┣╋╋┓               Art×Communication = Open!
┗┻┻┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 NTTインターコミュニケーション・センター[ICC]は、新コンセプト「Art×
 Communication = Open!」のもと、2006年6月6日(火)にリニューアル・
 オープンします。オープン・スペースでは、ギャラリーの一部や図書室、ラ
 ウンジ、ミニシアターなどにおいて、年度を通して、十数点の作品を無料で
 鑑賞いただけます。また、4週にわたり、毎週土曜日には、アーティストや
 デザイナー、批評家などをお招きし、オープニング・シンポジウムを開催し
 ます。皆さま、新生ICCに、是非、ご来館ください。

 ――■ INDEX ■―――――――――――――――――――――――――
 
 ◆オープン・スペースのご案内
  2006年6月6日(火)― 2007年3月11日(日)

 ◆リニューアル・オープニング・シンポジウムのご案内
  2006年6月10日,17日,24日,7月1日(各土曜日)

 ――――――――――――――――――――――――――■ INDEX ■― 
┏┓
┗◆ オープン・スペースのご案内
└─────────────────────────────────
<http://www.ntticc.or.jp/Schedule/2006/Openspace/index_j.html >

 ICC オープン・スペースは、今年度の新たな活動コンセプト「Open!」に基づ
 き、ギャラリーの一部、図書室、ミニシアター、ラウンジなどを活用し、年
 度を通じて開放される入場無料のコミュニティ・スペースです。

 これまでICCの理念として謳われてきた、いくつかの主軸となる活動の集積
 として、アート&テクノロジー、研究開発、ネットワーク、アーカイヴなど
 のゾーン及びコーナーにおいて十数点もの作品等が無料で鑑賞できるととも
 に、ICCの活動の歴史をさまざまな資料、映像記録などにより参照すること
 が可能です。

 また、カフェ、ショップ、休憩スペースなどのアメニティ機能も充実させ、
 くつろぎ楽しみながら、科学技術と芸術文化の対話による先進的な表現活動
 に出会い,交流し,新しいコミュニケーション文化の流れを感じ取れる「場」
 となることを期待しています。
 展示は年度ごとに変更される予定です。

 開館期間:2006年6月6日(火)― 2007年3月11日(日)
 開館時間:午前10時 ─ 午後6時(入館は閉館の30分前まで)
 休館日 :月曜日(祝日の場合翌日)、年末年始、保守点検日
 入場料 :無料
 主催  :NTTインターコミュニケーション・センター[ICC]

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 ■アート&テクノロジーゾーン
  スコット=ソーナ・スニッブ《境界線》1998
  藤幡正樹《無分別な鏡》2005
  クワクボリョウタ《loopScape》2003
  岩井俊雄《アナザータイム、アナザースペース》1993
  岩井俊雄《マシュマロスコープ》2002  
  エキソニモ《FragMental Storm 02》2002
  perfektron 《onebuttongame_Blanco》2004
  perfektron 《onebuttongame_Trampoline》2004
  クリスタ・ソムラー&ロラン・ミニョノー《A-Volve》1994
  グレゴリー・バーサミアン《ジャグラー》1997
  無響室
   □新進アーティスト紹介コーナー 
    「エマージェンシーズ!(emergencies!)」
    山川 K. 尚子《KODAMA》2004

 <http://www.ntticc.or.jp/Schedule/2006/Openspace/art_technology_j.html >
   □研究開発コーナー
    NTTサイバーソリューション研究所 鈴木由里子+小林稔 
    《風インタフェース》

    情報処理推進機構(IPA)2005年度未踏ソフトウェア創造事業
    永野哲久+ 城一裕 
    《Monalisa: 音の影》

    IAMAS プログラマブル・デバイス・プロジェクト(PDP)
    《GAINER》

 <http://www.ntticc.or.jp/Schedule/2006/Openspace/research_develop_j.html >

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 ■ネットワークゾーン
  遠藤拓己+徳井直生《Project Phonethica Installation "Rondo"》
  石黒猛《サウンドポール》
  Now Online: リアルタイム映像配信 

 <http://www.ntticc.or.jp/Schedule/2006/Openspace/network_j.html >

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 ■アーカイヴゾーン
  HIVE(ハイヴ)コーナー、ミニシアター、図書室

 <http://www.ntticc.or.jp/Schedule/2006/Openspace/archive_j.html >


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┏┓
┗◇ リニューアル・オープニング・シンポジウム
└─────────────────────────────────
 <http://www.ntticc.or.jp/Schedule/2006/OpeningSymposium/index_j.html >

 インターネットが日常の生活に浸透し、モバイルやブロードバンドを基盤に
 したネットワーク社会へと急速に移行しつつある現在、コミュニケーション
 を異なる分野を超えて広く開放していくことが、創造的な文化を生み出すた
 めの原動力となるのではないでしょうか。

 ネットワークは、人類が時間と空間を超えてつながりながら、知識や知恵を
 共有する意味と方法を共に考え実践していく場を提供しています。それは人
 々が価値観の多様性を認め、互いに視点を提供しあう共存の場とも言えるで
 しょう。

 新生ICCのオープニング・シンポジウム「ネットワーク社会の文化と創造」
 では、ICCの新しい活動コンセプトにある「Open!」をキーワードに、「クリ
 エイション」「ネットワーク」「ソサエティ」の三つの側面からテーマを掲
 げます。アーティスト、デザイナー、プログラマー、IT起業家、科学者、批
 評家など、様々な分野で活躍する方々をお招きし、芸術文化、科学技術、社
 会生活が生み出す新たな可能性を検討していきます。

 また、新活動コンセプト「Art×Communication=Open!」に沿ったICCを紹介
 し、今後、ICCが何をめざすべきなのかを模索していきます。


 日時:2006年6月10日,17日,24日,7月1日(各土曜日)
 会場:ICCギャラリーA (LIVE EVENTはICC4F特設会場)
 定員:400名(当日先着順)
 入場:無料
  *英語スピーカー出演の回は同時通訳つき

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 ■第一回
 「ネットワーク社会の文化と創造―開かれたコミュニケーションのために」
  日時:6月10日(土)午後3時 ― 5時30分
  浅田彰、斉藤環、藤幡正樹、宮台真司

 <http://www.ntticc.or.jp/Schedule/2006/OpeningSymposium/symposium01_j.html >

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 ■第二回「オープン・クリエイション」
  第一部「ネットワーク時代の発想と実践―見知らぬ社会を発見するために」
  日時:6月17日(土)午後3時 ― 5時
  インゴ・ギュンター、鳥海希世子、水越伸 

  第二部「創造の未来―メディア・アートを超えて」
  日時:6月17日(土)午後6時 ― 8時
  ウスマン・ハック、エキソニモ、久保田晃弘、ラファエル・ロサノ=ヘメル*、
  四方幸子
  *ネット中継による参加
 <http://www.ntticc.or.jp/Schedule/2006/OpeningSymposium/symposium02_j.html >

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 ■第三回「オープン・ネットワーク」
  第一部「創造する組織/組織の創造―コミュニケーションの新形態」
  日時:6月24日(土)午後3時 ― 5時
  遠藤雅伸、桂英史、森祐治、山本謙治
  第二部「ネットワーク技術が変える知―情報化にともなう課題と展望」
  日時:6月24日(土)午後6時 ― 8時
  大向一輝、桂英史、北野宏明、松田行正 

 <http://www.ntticc.or.jp/Schedule/2006/OpeningSymposium/symposium03_j.html >

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 ■第四回「オープン・ソサエティ」
 「生態系としての社会」
  日時:7月1日(土)午後3時 ― 5時
  池上高志、佐藤哲、芹沢高志、安冨歩
 
  OPEN DJ&LIVE EVENT
  日時:7月1日(土)午後6時より
  場所:ICC4F特設会場
  ※OPEN DJ&LIVE EVENTの出演者は追ってホームページに掲載いたします.

 <http://www.ntticc.or.jp/Schedule/2006/OpeningSymposium/symposium04_j.html >

ICC復活

2006年6月6日にNTT ICCが復活オープンするようです
http://www.ntticc.or.jp/

プレスリリース
http://www.ntticc.or.jp/About/Press/2006/5/0524_01_j.html

オープンスペースの概要
http://www.ntticc.or.jp/Schedule/2006/Openspace/outline_j.html

研究発表エリアが無料で公開されるっていうのは良いですね.SIGGRAPH 2004 E-TechやLaval Virtual2005で発表した鈴木さんの風インタフェースやIAMAS PDPの発表なども行われるそうですね.

http://www.iamas.ac.jp/project/pdp/

期待です.

ICC復活公式発表

NTTは2月2日付けで

今後のNTTインターコミュニケーション・センター(ICC)の活動について
~「Art×Communication=Open!」を新しい活動コンセプトに展開~
というプレスリリースを発行し、ICCの活動見直しと継続を公開した。

http://www.ntt-east.co.jp/release/0602/060202.html

今後のNTTインターコミュニケーション・センター(ICC)の活動について

~「Art×Communication=Open!」を新しい活動コンセプトに展開~


■ NTT東日本が運営している文化施設NTTインターコミュニケーション・センター(以下、ICC)について、その活動に深く関わりをもつ情報通信技術等が大きく変化してきたことを踏まえ、今後の活動見直しについて検討を進めてきました。
■ このたび、新コンセプト「Art×Communication=Open!」を掲げ、多くの皆様に楽しんでいただけるようNTTグループ全体のリソースも活用し、ブロードバンド&ユビキタス時代における真に豊かな社会の実現に貢献します。


1.ICCの概要
 ICCは、日本の電話事業100周年記念事業として、またNTTの文化・社会貢献活動の一環として、平成2年からプレ活動を開始し、平成9年・東京(新宿区西新宿)にメディア・アートの展示を中心とした文化施設としてオープンしました。
 「コミュニケーション」というテーマを軸に、科学技術と芸術文化の対話を促進させるとともに、アーティストやサイエンティストを世界的に結びつけるネットワーク、情報交流のセンター(拠点)となることを目指し、メディア・アート作品の展示を中心に、ワークショップ、シンポジウム、出版活動など、様々な活動を続けてきました※。

※ 今まで開催した主な企画展につきましては、別紙をご参照ください。


2.活動見直しの背景
 日本の電話事業100周年を迎えた平成2年当時、商用利用されたばかりのインターネットは、ブラウザやOSの高機能化とともに平成7年頃爆発的に普及しました。また、ブロードバンドは、平成11年に日本初のADSLサービスが開始されたことを端緒に、平成13年から本格化したFTTHも追い風となり、平成17年6月末にその契約者数は2,000万人を突破し、その勢いは現在も続いています。また、モバイル分野においても、音声以外の利用が進んでおり、これら有線、無線を合わせたブロードバンド・インターネット利用環境の変化が社会や生活へ及ぼす影響は多大なものとなってきています。
 このように、ICC活動に深く関わりをもつ情報通信技術やその利用環境がICC設立当初より大きく変化していることから、ブロードバンド&ユビキタス時代に対応した活動内容への見直しの検討を進めてきました。


3.新コンセプト

Art × Communication = Open!

 ICCは、「コミュニケーション」というテーマを軸に、NTTグループの資源も活用した科学技術と芸術文化の対話を促進し、すべての人々(生活者)に開かれた施設として、人と情報が活発に交流する拠点となることを目指します。
 さらに、ICCの活動成果を広く社会に還元することにより、豊かな未来社会が構築されるための拠点となることも目指します。


4.今後の予定
 現在、上記コンセプトをもとにした新たな企画を策定中です。詳細につきましては、下記のホームページでご案内していく予定です。
 http://www.ntticc.or.jp/


【参考】

名称 : NTTインターコミュニケーション・センター〔ICC〕
設立 : 平成9年4月19日
所在地 : 東京オペラシティタワー4階
(〒163-1404 東京都新宿区西新宿3-20-2)
来場者数 : 年間約5.7万人(平成16年度)


・(別紙)主な企画展


(別紙)主な企画展


(1) 「海市─もうひとつのユートピア」(平成9年4月19日―7月13日)
 ICCオープニング企画。
 日本を代表する世界的建築家・磯崎新氏を中心に、国内外の複数の建築家と評論家が、新しい都市社会のモデルを隔週毎に交替して示すという斬新な展示形式が試みられました。
 ディレクターの磯崎氏が基本モデルを提示し、展示会場とインターネット双方においてプロジェクトが相互作用しながら進行する、という新たな可能性を示した記念碑的な企画です。


(2) 「ICC子供週間 Media Park at ICC」(平成12年3月22日―4月2日)
 子供たちの春休み期間に合わせ、子供のしなやかな感性とコンピュータとの出会いをテーマに、やさしくて楽しいコンピュータとのつきあい方を、展示やワークショップなどを通じて紹介する場が設けられました。
 藤幡正樹氏、岩井俊雄氏らが作品を出品し、NTTサイバースペース研究所の協力による作品などが展示されました。


(3) 「E.A.T.──芸術と技術の実験」(平成15年4月11日―6月29日)
 昭和40年代前半に、当時のAT&Tのベル電話研究所技術者ビリー・クルーヴァーを中心として結成されたグループ、E.A.T.(Experiments in Art and Technology)のアートとテクノロジーを結ぶ実験を、当時の資料や作品などを網羅して紹介した展覧会です。
 美術、ダンス、電子音楽、映像など幅広い表現ジャンルにおける活動は、ICCの活動理念に直結する歴史的意義のあるものでした。


(4) 「明和電機 ナンセンス=マシーンズ」(平成16年11月3日─12月26日)
 自らを「社長」と名乗り、作品を「製品」と呼び、テレビやマスメディアへの登場、商品としてのプロダクト制作を行なうなど、これまでのアートの枠組みを越えた活動を行なう明和電機の11年間にわたる活動を集大成した展覧会です。
 これまでに製作された「製品」と、新作による大規模な展示によって構成され、ユニークかつナンセンスな機械の数々が一堂に会した展示は、親しみやすく幅広い観客層にアピールしました。


(5) 「アート・ミーツ・メディア:知覚の冒険」(平成17年1月21日─3月21日)
 テクノロジーは芸術に革新をもたらすのか?
 メディア・アートの現状と歴史を振り返り、その特徴や可能性について考えながら、メディア・アートの体験がもたらす多様な可能性を紹介した展覧会です。
 メディア・アートへの入門編として企画され、さまざまな「メディア」を利用し、鑑賞者の参加を促すインタラクティヴ・アートから社会性の強い作品まで多様な表現スタイルをもつ作品を展示しました。


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とりあえずは「継続」の公式見解が得られて、本当によかったと思います。

当Blogはこれからも継続してICC関連の話題を扱っていこうと思います。


ICCその後

ナムジュン・パイクの死去もあって、ここのところ入手したICC関連の情報をまとめておこうと思う。

■ICCは継続される
 やはり年末でいったん休館となったが、継続になったらしい。坂本龍一なども直談判しに行ったという話しも聞きますが、やはり皆さんの想いが通じた、ということみたいです。
 休館についても、上層部の意思決定についても、全くWeb上には出てこないので、実際に初台に行くか、内部に近しい人に聞くしかない状況ではあります。

■3月再オープン
 規模は小さくなるという話(未確認)。
 土地代から考えると、それは致し方ないかもしれません。
 すでに年末の閉館時にも下のホールエリアはふさがれていましたし。

■おそらく再オープンは3月3-4日か
 こういうイベントがあります
「モバイル社会シンポジウム」http://www.ntticc.or.jp/Schedule/2005/mobilesymposium/index_j.html

■「モバイル社会研究所」
https://www.moba-ken.jp/symposium/
なんだかよくわかりませんが、NTTではなくドコモがらみの研究所「モバイル社会研究所」がタイアップイベントを開催するようです。
http://www.moba-ken.jp/
 運営資金を出すのか、単なるシンポジウムの会場利用なのかわかりませんが、NTTとしてはアートよりもより社会学にシフトしていくということでしょうか?はっきりした意思を問いたい気もします。ちなみにモバ研の場所は東京都千代田区永田町山王パークタワーにあるそうです。

所長は石井威望東大名誉教授。
ヒルズ大学の所長ですな
http://www.academyhills.com/profile/hl/ishii_t.html
柳沢治通氏はNTTドコモR&Dの総務の人ですね。
また理事に香山リカとかいる辺りでどうかと。
http://www.moba-ken.jp/guide/guide02.html

どうやらアートがわかる組織かどうかは微妙です。
少なくとも通信技術というテクノロジーからは近くなったけど、表現するためのテクノロジーからは若干遠くなったような気もしないでもないですね。

まあ、落胆視しないで敬意を見守りたいです。

ナムジュン・パイク追悼

新しいビデオゲームを開発する人々が、世界で始めてのビデオゲームを発明した人を超える発明をするのは難しいように、メディアアートをはじめて世に打ち出した人を超えるアートを世の中に打ち出し、認知を得ていくというのは非常に難しい。

ビデオアート、正確にはメディアアートの創始者ともいえる人物「ナムジュン・パイク(白南準,Namjune Paik)」が亡くなった。
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20060130i515.htm?from=main5

彼の人生というのは、本当に1932年生まれの朝鮮人であるのかと思えるほど、国際的で、自由で、先進的な視野に満たされている。
戦火を逃れ、日本に住み、東京大学を卒業し、ドイツに渡り、その後ニューヨークや韓国で活躍している。

テレビというメディアをアートの素材として扱い、表現と作品と閲覧者のあり方、アートとテクノロジーの関係を大きく変えた作品がたくさん生まれた。

私も「Robotがゲームをする」というアートともいえるような科学デモ作品を作っているわけだが、Paikの歴史にはまだまだ到底かなわない。なんといっても「ロボット史上初の交通事故被害者」を生み出しているのだから(1982年)。

個人的には、近年のメディアート流行とその洛陽には考えされられるものがある。流行廃り、目立とう精神は別に悪いことではないのだが、はたして、Paikとともにあった40年の歴史の中で、彼の作品を越える、言い換えればメディアートの歴史に一石を投じるような作品や出来事がどれぐらい生まれたのだろうか。


私自身もこの訃報によって、もっとがんばらねば、という気持ちでいっぱいになった。それと同時に、60歳過ぎても現役で、作品を作り、世に評価されるということの意味を感じた。

長く生きて、それでいて大きな仕事をしなければ。
ここにナムジュン・パイクへの敬意と追悼を示したいと思う。


Wikipedia「ナムジュン・パイク」(日本語)


ICC最終日

ICC閉館の噂が本当なら、最終日は12月25日。

http://www.ntticc.or.jp/About/hours_j.html
入場は17:30まででしょうかね。

ちょうどそのときに日本にいるので、もしかしたら最終日に参加できるかもしれない。夕方とか。

盛大にオフ会でもやりますか??


ICCは本当に閉館するのか?

TBありがとうございます。


さて11月も終わりが近づいてきました。

あいかわらずICCのホームページには公式の発表はされていません。

http://www.ntticc.or.jp/

2006年度のスケジュールは白紙のままですが…。


おそらく今年最後となるイベント告知がありますので紹介いたします。

"ic uc wc"

raster-noton + ruichi sakamoto live

http://www.ntticc.or.jp/Schedule/2005/Live_icucwc/index_j.html

12月6日 18:30~ 入場料1,000円

事前申し込み+抽選のようです。

締め切りは29日ですのでお急ぎを。

当日券は100名分のみ発売される予定だそうです。



Seiko Mikami "gravicells"

三上晴子です。
今日23日から12月25日まで初台ICC/InterCommunication Center
にて`gravicells"を展示します。
<ICC 「アート&テクノロジーの過去と未来」展>
www.ntticc.or.jp/Schedule/2005/PossibleFutures/index_j.html

"gravicells"は市川創太さんとのコラボレーションで、YCAM/山口
情報芸術センターでのプレミア後、ロッテルダムDEAF,ベルリン
トランスメディアーレ、トリノ シェアーフェスティバル、フランス
Maubeuge Creteil、9月のリンツ アルスエレクトロニカ05と
1年間ヨーロッパを巡回した作品が日本に戻り、今回ICCでの
展示となりました。1ヶ月と短い期間ではありますが、
是非見て頂ければと思います。
来られる日がありましたら、連絡下さい。

Seiko Mikami
My new work "desire of codes" at Kulturhuset, Stockholm, Sweden.
exhibition:" CONTENT " will be presented in Kulturhuset through 26 February 2006

IAMAS公式HPに掲示されている声明文

NTTインターコミュニケーションセンターの存在意義についての声明 ( 2005.09.02 )

1997年に正式開館した東京初台のインターコミュニケーションセンター(以下ICCと略称)は、1991年のプレイヴェント開始より、そのメディアアートの展覧やワークショップ、書籍や雑誌の出版など、日本におけるメディアアートの活動の中核として、国内はもとより、国際的にも重要な拠点として認知される活動を展開されてきました。1996年に創立した私たちのIAMAS(情報科学芸術大学院大学・国際情報科学芸術アカデミー)も、メディアアートにかかわる教育研究機関として、その発足の当初からICCと密接な関わりを持ち、教員や学生、卒業生の作品の展覧、ワークショップの企画と運営、さまざまな展覧会への協力、さらには卒業生がICC自体に就職など、いろいろな局面でその活動に協力し、またいっぽうでその恩恵を蒙ってきました。世界的にもメディアアート専門の研究展示施設はまだ数少なく、とりわけ日本においては、ICCは小規模のギャラリーを除けば、国内では数少ない、しかも中核的な意味を持つ重要な施設です。私たちは、もしICCが存在しなかったら、世界のメディアアート界における日本人アーティスト、キュレータの今日のようなめざましい活躍は無かった、と言っても過言ではないほどの貢献があったと考えています。ICCの企画するさまざまな国際的なレベルの展覧会は、学生たちにとってまたとない教育の場であり、またいっぽう、重要な発表の場でもありました。メディアアートが一般のひとにとってもごく身近な存在になりつつあるいま、そうした専門課程を持たない一般の教育機関の学生たちにとっても、いつでもメディアアートの最先端に触れ得るICCの存在は、ますます重要の度合を強めていると言えると思います。また中国や韓国をはじめとするアジア諸国が、メディアアートの雄として台頭せんと競い合っているいま、ICCはアジアにおける情報センターとして、それらの国々の活動を繋ぐ絆としての役割を果す存在になる可能性があると思います。そのICCを支えているのがNTTグループ(当初はNTT,分割後はNTT東日本)であることは、ICCを知るすべての者がよく承知しているところであり、ICCの活動はNTTの企業イメージにおいても大いに貢献していると思います。NTTグループは日本の先端メディアの展開に大きな責任を持っている企業であり、そこがこうした文化活動を支援するのは、たんに国内にとどまらない世界の文化に対する大きな寄与であると思います。企業の経営の面からICCの存続が検討にのぼっているという話を聞きますが、ICCは、その活動実績によって、企業の枠を超えたもはや公的な存在になっていると言うことも出来るかと思います。ICCがその活動の中で蓄えてきたさまざまな形態での資料も、かけがえのない貴重なものであり、これまた公的な意味を持つものです。私たちIAMASの教員一同は、ぜひNTTの経営陣の方々が、さらに大きな見地からこの問題をお考えくださり、ICCをこれまで通り存続されることを望みたく存じます。

IAMAS(情報科学芸術大学院大学・国際情報科学芸術アカデミー)教員一同
( http://www.iamas.ac.jp/TP/J/icc.html  より引用)



ICC閉館よせがき

ICC閉館に関するBlog、メッセージを募集します。

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トラックバックいただいたものは紹介していこうと思います。

ローリー・アンダーソン『時間の記録』展

 そうですねえ、京王沿線なのにあまり行った事がない、という人はよく聞きます。


ICC NTTインターコミュニケーションセンター閉館

 なるほど、ビデオポッドキャストという手段も生まれていますね。しかしWebメディアだけでは編纂や事業化、歴史化が難しいかもしれませんね。