きっと 分かっていたんだろう

ずっと 気付かぬふりだったのだろう

いつか来るとわかっていた 二人最後に過ごす日が

永遠の愛は信じなかったが こんなに早いとも思わなかった

まだ昼間の太陽が 明るく部屋を照らしてる

突然言われた別れの言葉に 感情さえも失って

耳に残るは君の鳴き声

目に映るは君の泣き顔

これが最後の夜ならば 偽りだろうと抱きしめた

あいつの別れの言葉さえ 夜の闇へと消し去れた

光輝く太陽が ギラギラ燃えて鬱陶しい

これから二人 夜も迎えず終わりに向かう

「ありがとう」さえ伝えられず 今夜は一人でどう過ごそう


ずっと 待っていたんだろう

そっと 想っていたんだろう

いつか戻ると思っていた 二人一緒に過ごす日に

永遠の愛を信じるようになって どれくらい経ったのだろう

まだ沈まない太陽が 寂しく僕を照らしてる

突然去った彼女の姿に 心さえ無くなって

耳に残るは ドアの音

目に映るは君の後ろ髪

あれが最後の夜ならば 後を追ってキスをした

あいつの別れの言葉さえ 太陽の下に出さなかった

光煌く太陽が むしむし心を掻きむしる

これから一人 夜の闇さえ優しくない

「まだ好きだ」さえ伝えられず 今夜も一人で昼を待つ


2012-04-14執筆