
オールボーイと後から名付けられた犬は、シンガポールのとある路上で生まれた。
暖かい家庭がどんなところなのか知る由もない。エアコンから流れる水と通行人から与えられるほんのすこしの食べ物で生き延びていた。
オールボーイは怪我をして3日間まったく動けずうんうんうなっていた。何の希望もないままに路上に横たわっていたところ、動物ボランティア団体が保護した。
まるでネズミの死骸のような臭いを放っていたオールボーイ。
その体は無数のノミで埋め尽くされていた。もう自力では立つこともできないオールボーイ。
健康診断の結果、複数の病気にかかっていることがわかり、手を尽くしても助からないことが判明した。
もはや残された時間はあとわずかである。このままここで死を迎えさせていいのだろうか?オールボーイはひどい病状でありながらも決して眠ろうとはしなかった。もし叶うなら、一般的な飼い犬のように、温かい家庭で最後の時を迎えさせてあげることはできないだろうか?
せめて最後くらいは、愛情に満ち溢れた家族のいる家の中で看取ってあげたい。
そこでオールボーイをボランティアメンバーの家に連れていくことにした。
もはやオールボーイは起き上がって水を飲むこともできない状態にあった。メンバーは彼に寄り添い寝ずの番をした。一般的な犬と飼い主の関係がそうであるように。
ある日、夜中の2時、オールドボーイは自らの意思で起き上がり最後の水を飲んだ。そしてその2時間後、オールボーイは静かに息を引き取った。飼い犬と同じように、家族に見守られながら・・・
オールボーイは火葬されその遺灰は、生前まだ一度も見たことがなかったであろう、そして一度は走り回りたかったであろうきれいな浜辺芝生の上に撒かれた。オールボーイは今頃天国で、この浜辺をうれしそうに走り回っているだろう。
人間にも尊厳死があるように、犬にも尊厳のある死を。この映像は、犬が犬として幸せに最後を迎えることを叶えてあげたい人間たちの、ひとつの物語である。
http://karapaia.livedoor.biz/archives/52098053.html
オールボーイ...たった一人でよくがんばったね
最後の最後で人の温もりを少しは感じてくれただろうか?
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